02 人助けと見抜き
2.人助け
「よい、せ」
「ごめんね。いきなり頼まれちゃったから、どうしようかと思ってたの。
声かけてくれて助かった」
ううん。でも、嫌なことは断ったほうがいいよ。
「んー……。嫌なこと、ってほどでもなかったからね。
頼ってもらえるのは嬉しいし、私がやってあげると、みんな喜ぶし。
平気だよ……?」
そうか……。
「それに、委員長してると結構資料室にくること多いから。
どこに置いとけばいいとかもわかるし。
あは、私が運んでるとこ先生に見られたら、まみちゃん怒られちゃうかな?
お前が当番だろーって。くすくす」
あえて見つかってあげたほうが良いような気もするけどな。
「あー、そんなこと言って。
駄目だよ、見つからないようにしてって言われてるんだから。
あ、それはねー……あぁ、わたしが運ぶよ」
いいよ。どこに置けばいい?
「あ……そう? 優しいね。
じゃあ、ここ置いて?」
ん。
「……ごめんね。わざわざ」
ごめんじゃなくて、ありがとうだよ。
「ぁ……。ふふっ、うん。……ありがとう、だね。ありがと」
「んんっ、と……。早くしないと、先生が様子見に来ちゃうかもね。
それじゃあ、わたし職員室に鍵返してくるか、ら──」化させる感じに読みます。
…………。
「…………。えぇと……どうしたの? はは、抱きしめられちゃ、鍵返せない、よ」
……好きだ。
「…………」
「……も、もう、なに言ってんのさ。この前の約束、忘れた……?
諦めるんでしょ……。す……好きとか、言っちゃ駄目だよ……」
好きなんだ。安田さんのこと……本当に好きなんだ。
「……ん、……んもう。か、簡単に、好き好き言わないのー……。
わたしに言ったって、言い損だよ?
その言葉を、ちゃんと受け止めてくれる、素敵な人に言ってあげよ……?」
どうして、俺じゃ駄目なの?
「…………。それは、……前にも説明したじゃん……。
わたし、冴えないし……ドジだし、頼りないし。
わたしなんかじゃ、さ……釣り合わないっていうか。
だって、こうやって手伝ってくれたり、声かけてくれたり、すごい素敵な人だなぁって思うから。
だからきっと、わたしよりも相応しい、もっといい人いるから、だから……」
そんなことないっ。
ぎゅぅっ
「んンむ」
「っ、む、苦しっ……ンっ、っ、っ」ぽふぽふ
あっ、ごめ……。
「んはぁっ……はふ……、ふー……。
……ん……。何度言われてもさ、困る、よ……。
……ごめんね?」
…………。
「…………ええと。じゃあ、いいかな? そこ、のいて……」
……じゃあ、安田さんのこと諦めるから……。
「……?」
“見抜き”させて!!
「…………?? ……??? “みぬき”……って」
安田さんを見ながら、オナニーさせて!!
「──っ!! なっ、なーななに言ってるのっ……!
“みぬき”……って、もしかして、見ながら抜くっていう……」
安田さんを!!! 見ながら!!! オナニーさせ……
「わっ、わわっ、わっ。もう、声おっきいって……! 誰か来ちゃうっ……!
っ……~~~~っ! わっ、わかったっ! わかったからっ……!
していいっ、していいからっ! 先生来ちゃうからっ……!! っっ、もうっ……」
「……前に、してあげたら諦めてくれるって言ったじゃん……うそつき」
だって、あれからも変わらず優しくしてくれるから……もっと好きになっちゃうよ……。
「ええぇっ……。別に優しくしてる、とかじゃないよぉ……。
ショック受けてそうだったし、ちょっと、なんか……避けようとしてたから、それは……悲しいじゃん……」
あぁ、もう好き。優しい好き、安田さん……。
「もう、なぁにそれぇ……。んもぉっ、好きって言うのやめてよぉ……。
っ、ほ、ほら……お、オナニー、するんでしょ? 早くしよっ。先生来ちゃうからっ……」
「……もう、こういうの、最後だよ……? ホントのホントに、諦めてね……?
約束だよ……? ちゃんと守れる?」
うんうんうん。
「うぅぅ……信用ないなぁ……。ほ、仏の顔も、三度までっ、なんだから……。
…………じゃあ、どーぞ……?」
急いで脱ぐ彼。
「ぅぅ…………すぐ、脱ぐもんなぁ……。ヘンタイさんなのかな……」
ぼろん
「わ。……最初っからびんびんだね……」
「…………。……見てる……、だけでいいの?」
えっ……?
「あ……いや、その……。この前は、いろいろ要望があったでしょ?
だから、何もしないでいいのかなーって……。
ほら、早くしないと先生来ちゃうかもだし。
なんでもはできないけど……何かある?」
えっと、じゃあ……。
また、つば垂らしてくれる?
「え、また? ……唾液、好きなんだね……」
そりゃ、好きな人のものだったらなんでも……。
「んンああもう、そういう言い方しなくていいからっ。
……す好きな人のものでも、唾液まで好きな人は少ないよ……」
「…………。
じゃあ……垂らすよ……? うごかさないでね……れぇぇ……ぁぁ、ぇれぁ……。
…………ほら、べとべとになったよ……っ、ンぁ。
あは……そんな、慌てなくても……。
うあ……すごいおと……。もう、わざとエッチな音立ててる……?」
だって、そのほうが興奮するから、っ
「ン……男の子って、興奮することしか興味ないのかな……。
……ぁ……そうやってやるんだ……。
くぼみのとこを狙って……ぁっぁっ、びくびく……あはは、見られて緊張してる……?
目でもついてるのかな? …………。……わ、ぁ……」
…………。
安田さん、ちんこ好き?
「? え、えっ……? す、すす好きなわけっ……! んんっ、もう……からかって……。
……前は、びっくりしてまじまじ見れなかったから……。
あっ、み、見たかったとかじゃなくてっ……どんなものか、気になった、だけ……。
…………見ちゃダメ?」
そ、そんな……見てて……隅々まで見て……。
「ぁ……ありがと。…………。
慣れてるね? あはは、ほら、なんか職人みたいな動き……リズミカルだから。
いつもしてるの? 毎日? ……じゃ、ないの?
ふうん…………そんなにしょっちゅう、エッチな気分になっちゃうんだ……。
男の子って大変だねぇ……」
「…………。……もっと近くで見てもいい……?」
え、……う、うん
「……ふふ、どうも」
彼へ寄り添うような距離に寄ります。
「わぁ……。
あはは、さっきからずっと先っぽいじってない……? そこ好きなの?」
ここが一番敏感で、っ……
「そっか……。前も、ここをにちゅにちゅってしてあげたら喜んでたっけ。
イッちゃうときも、このくぼみのとこ、ぐにぐにって押し上げてあげたら、
おちんちんびゅるびゅるぅーって……せぇし出しちゃったもんね……。
射精しちゃう……気持ちいい場所なの……?」
ぁっ、ぅっ……うんっ……
「へぇー……。おちんちんも、好みがあるん……だね。
速くしたり……気持ちいいとこ、ずっといじめたり……。ちょっと不規則にしてあげたり……?
ふふ、マッサージとか……くすぐるときと、同じ感じだね?
体の一部だもんね……そっかぁ……」
「……ぁ……。…………、…………んぁ……、ちょっと速くなった。
どうしたの……? ふふ、気持ちよくなってきた……?
遠慮しないでいいよ。先生が来ちゃう前に、早く済ましちゃおうね……」
「……ね……。『見抜き』、って……ただのオナニーとは、違うよね……?
見ながら、抜く……ってことだから……。
わたしを見て……オナニーしてるってこと……?
わたしを、オカズにして……おちんちん興奮して……それで、気持ちよく、なっちゃってる……ってこと?」
「具体的に、どこ見てるのさ……。クラスメイトの女の子の、どこを見ておちんちんシゴいてるの……?」
「……顔……と? おっぱい……手と足……? こ、声も……?
も、もう……それって全部じゃん……。
あぁもう、わかったから。
そ、そそそうだったね。好きな人のものだったら、唾液でもいい人だもんね。
んんぅ……ヘンタイさんだなぁ……。
そんなに……私のこと…………」
「…………」
え、な……なに。
「え、ぁ、ごめ……。どんな顔してるのかなって……。
だって、人にしてもらって気持ちよさそうにしてるのは自然だけど、さ……。
自分でしてて、そんなとろんってした顔してるの……なんか、不思議で……。
間抜け…………あはは、なんか、そう思っちゃった……ごめんねっ?
悪気があって言ったんじゃなくて……なんだろ……。
ずっと……見ていたくなるような、感じで……。
ヘンな…………ヘンな気持ちになるね……? えへはは」
っ……
や、安田さん……キスしよっ
「……??
…………え。きs……も、もう……またそんなこと言って……。
……キスは駄目だよ……。ただのクラスメイトなんだから……」
でも、休み時間に女子同士でキスしたりしてるじゃん。
「あぁぅン、女の子同士はまた別でしょ? あれもふざけてるだけだし……。
男子とはしてないでしょ……? 全然違うじゃんか……」
じゃあ、リップ塗って? 唇が潤ってたら、してもいいんでしょ……? 前言ってたじゃん
「えっ。あぁもう、唇がカサカサだからダメってのは、
あれはぇぇと……本気で言ったんじゃなくて……」
ね、いいじゃん。ちょっとだけでいいから。
リップ塗っていいから、してよ……お願いだよ、安田さん
「ん……、ンんぅ……、んんン~ぅ……っ。
……はぁぁ……もぉ、わかったよぅ……。リップ塗るから、ちょっと待ってて」
そっぽを向いて、リップをポッケから取り出しながら、
「もう、嬉しそうな顔しちゃって……。はーぁ、なんであんな言い訳したんだろ……くすん」
リップを塗りぬり……。
唇をんっぱ、んっぱっとして、するからにはなんだかんだちゃんとする安田さん。律儀だ……
リップを締まって、また彼に向き直る。
「準備できました」
待ってました
「んじゃあ……じっとして……」
一歩二歩と体を寄せ、彼の体に手を添えてちょこんと背伸びをする安田さん。
「ん……ちゅ、ぁ……」
「……はい、したよ」
ほっぺじゃん。
「うん。ほっぺだよ……」
口にしてよ、口。
「……ンっ。んん……もう、欲張りだな……。
…………手、止めちゃ駄目だよ……。
先生来ちゃうかもだから、ずっとおちんちん気持ちよくしてて……。
…………。目、つむって……?」
「ん…………ちゅ……ぁ……
ん……ちゅっ、ンちゅっ……
……ン……ちゅ、ぁ……ちぅ……、……ンぁ……」
「……これで、いい?」
もっと……
「もっと……? んンぅ欲しがりだな……。
んンぅ…………ちゅ、ちゅ……は、ぁ……
んン……、フぅ……ちゅ、ぁ……」
「…………これで、満足してくれる……?」
っ、ぅあっ……
「ぅ、ぁ……激しくなったっ……。あはは、喜んでる……。
してあげた甲斐はあったかな……興奮した……?」
んっ、うんっ
「ふふ……。ま、まあ……じゃあ、いいですよぅ……」
「……、……くちゅくちゅ……んぁ、気持ちよさそ……。
おちんちんビンビンってして……あは、目はとろんってなってる……。
逆だね? くすくす……」
先生が来て
「?」
「──っ……!?」
「せ、せんせっ……。……鍵、いつのまに……」
「もっ、せんせ来ちゃうよ……。はやくイッて? もう終わろ……? ね?」
もうちょっと、我慢っ……
「っ、~~っ! 我慢じゃないってぇ……! せんせ来ちゃう……ほら、手もっと速くしてよぅ……」
じゃあ……安田さんシゴいて……
「え、え……っ。なんでわたしが代わりに……。
んンぅ……そうしなきゃ、イッてくれないの……? もぉっ……!
…………手のけて?」
「すぐイッてよ……? はぁ、ン……ンんぁ……ここ?
こぉ……? んぁ、硬くなった……。意地悪して黙っちゃっても、おちんちん素直だからわかりやすいね……?
ここ? くす、ここでしょ? 顔ふにゃってなった……。
なんだ、ホントは分かりやすいじゃん……。『ぅあっ……』ってエッチな声も出て……。
ここ? ここだよね? 好きなとこ……。
もっと上手にやるから、っ……おちんちん気持ちよくなって……。
っあ……、ふっ……ン……きもちっ? ンん、気持ち?
我慢できなくなってきたぁ……? くす、いいよ、せぇし出そ? いこ? いこ?
おちんちん、せーえきぴゅっぴゅって、どーぞっ……
ンちゅっ…ちゅっちゅっちゅ…ちゅっぅ、ちゅっちゅ……
──っ、ぁ、でたっ……。ぴゅっぴゅ。
ンはぁきもち……? もっと出していいよ……満足するだけ、ぴゅーぴゅー……
んぁ……、あったか……。あははっ、すぐ出すじゃん……。
わたしにしてもらったら、簡単におちんちんイッちゃうね……?」
そりゃ……
「あ、こら。もうっ、イかせてあげたんだから、『好きな人の、手だから~』とかなんとか、言っちゃ駄目だからね。
は、ぁ…………んぁ、ぬとぬと……。ティッシュある……? 先生が来る前に、早くここ出なきゃ……。
んんぁ~もう出し過ぎぃーw どんだけ溜まってるの、もぉ……」