Track 3

03 秘密交換と囁き手コキ

3.雑談から 「あれ? まだ残ってたんだ。電気もついてないから、みんな帰ってるのかと思ってた」 「え? わたし……?  うーん……これ言うとまた咎められそうだなぁ……」  もしかして、また誰かの代わりにやってあげたの? 「んはは……そういうことだね。だって、まきちゃん、前々から約束してた予定があるって言ってたし。  わたしは予定なかったからさ。あぁ、嘘。ホントはあったんだけど……まあ、些細なことだし。  ちょっと持ち越せば、どうにかなったから……」  そうやってまた抱え込む。嫌なことは嫌って言おうって。 「……そうだね。そう言えればいいんだけど。女子って、難しいんだよ。  結局、ちょっと我慢するほうがよかったりするから。  くす、男子にはわかんないかも。おばかさんだもん」  お? 「あははっ、じょーだんだよw」 「そっちはなんで残ってたの?」  ん? いやぁ、まあ……。 「ん? ……プリント……。あ、一昨日の小テスト。  ふふ、なーに? 再テストもらうほど悪かったの?  何点? 何点?」  いうか、ばか。 「なに恥ずかしがってるんだよぅ。再テストの時点で悪かったのバレバレなんだから」 「ほら、耳貸してあげる。なんてん……?」  (うわ……うなじ……)  ……えっと……。 「うん。…………あはっ。くすくす、そーなんだーぁ。お疲れさまですっ」  ……安田さんは? 「……え?」  テストの点数は? 「わたしは…………ね? 再テストの必要ない点数だから。あはは」  言ってよ 「む……」 「笑わない?」  笑わない。 「そうだよねー、再テストしてるくせに、人の点数で笑ったりしないよね」  しないしない。 「…………。耳貸して……」 「……51点」  っ……(ぞくぞく)  「…………。  ぁっ、もう、にやにやしてるじゃんかっ。嘘つき……」  い、いや、今のは違うって。笑ったわけじゃなくてさ…。 「……? ……笑ったわけじゃないなら……、なに…?」  ええっと……。 「……? なぁに、教えてよー」  いやー、その……。 「……言いにくいこと? ……じゃあ、そっちも小声で言ってみてよ」 「ほぉら……言って? イッテ? 私に教えて……?」  っ……、そ、それが駄目なんだってっ。ぞわっとするからっ……。 「……? …………。…………はぁ」 「……これ……? これが、ぞわぞわって……するの?」  そうっ 「……ふうん」 「………………ふぅ~っ」  うわっ 「あっ……」 「ふふっ、ホントだ。囁かれるの、苦手なんだ。  耳が弱点なんて……かわいいね」  か、からかうなよ……。 「からかってないよ? ホントのこと。かわいい、かわいいー」 「くすくす。…………こしょこしょ。ふふっ、こしょこしょ」 「こしょこしょっ。ふふっ、こしょこしょこしょっ。あははっ、なぁに? 逃げなくてもいいじゃん。  こしょこしょっ、こしょこしょこしょこしょーっ、あははっ──んンぅわっ」 「…………。ぇぇ……? なんで、抱き締められてるのかな……」 「…………ねえ。……これ。なんか……、前にもあった気がするんだけど」  ごめん…… 「ぅ、もしかして、またぁ……? こーぉらっ、三回目はないって言ったでしょーっ……。  どうしてこうなるかな……」  安田さんが……興奮させるようなことするから…… 「えぇ~……? そんな……、囁くだけで興奮するなんて思わないよぉ……」 「……ねえ? 友達じゃ、ダメなの? 最近、結構良い感じだったじゃん。  ともだち……ただのクラスメイトじゃない、仲の良い友達って感じで……やってこれたじゃん。  それじゃ……駄目なの?」  ……ダメ、かも。 「…………」 「……友達を失うのは、やだよ……。でも、やっぱり、付き合うのは……ダメ」  ……じゃあ 「……『じゃあ、一発抜いて』って言うんでしょ? さいてーだよ、もう」  うぐ 「わけわかんない。ばか、ばかたれ。友達にそんなことさせて……。  しかも、よりによって好きな子にさせるとか……さいてー」 「さいてーだよ……?」 「…………。  ……また、してあげたら……友達に戻れる?」 「……なら、いいよ。もっかいだけ。  知らずに興奮させちゃった、わたしも悪い……かなーってだし。  お情けの一回。これで本当に最後だよ? いい?」  うんうん 「んもぅ……。くす、嬉しそうにしちゃって……。  ほら、脱いで……」 ぬぎぬぎ… 「ぁ……。ほんとだ、ビンビン……囁くだけでこうなっちゃうの……?  単純ちんちんだね……。……くす」 「ん……、……ぐちゅっ、ぐちゅ……」  や、安田さん……? 「……? らって、つばたらすんれしょ? ほら、うごかないれ……れぇぇ……」  うぁ……安田さんが俺色に染まって……。 「ぇぇぁ……れぇ……ぅ、ん……。  ン……(ちゅくちゅく)……」  ぁっ、勝手に……っ 「……? こうして欲しかったんじゃないの……? 間違ってる……?」  う、ううんっ、全然っ 「……ぅん、よかった」 「ええと……先っぽだよね……? こんな手の形して……小指と薬指立ててたっけ。  あはは、この前自分でしてたじゃん。  気持ちよさそうにしてたから、覚えてるよ。   …………こう?  ぁ……よさそう。くす、すぐ反応してくれるから、やりやすい……。  …………、……ここ? あは、ここだった。  だんだん思い出してきた……。おちんちんの弱いとこ……」    安田さんっ 「ん? なんですか」  すきっ…… 「くす、あーもう。はいはい、好きですね。すきすきー。  これで本当に満足してよー……?  ……聞いてる?  ……きいてますかあー」  ぅっあ……! 「ぁっ、硬くなった。……囁くの、好きなんだっけ。  ふふ……。とてとてとてとてとてとてとて……くす、ちっちっちっちっちっちっちっちっち……。  くすくす、なんか色っぽい息出てるよ……?  おちんちんも、ビンっ! ビンってw  ……ぁ……。…………言葉に反応した……?  …………………おちんちん。ちんちん。あははっ……。  こしょこしょ話して、おちんちんきもち……?  ちゅこちゅこ……くちゅくちゅくちゅ……。  あはっンもぉ……手の中ですっごい喜んでるよ……?  おちんちんカチカチにして、嬉しそーにビーーンってしてる……  手でしてもらうの好き……? くす、きもち……?」 「あははっ……もう、さっきから説明してあげたら、おちんちんすっごい嬉しそうにするね。  そいや、わたしの声も好きって、前に言ってたよね……。  喋ってくれるだけでぇ、うれしーぃ……?  ……そっか、ありがと……。  …………もっと嬉しいことしてあげよっか。  くす、もうちょっと速くするね? んン、ぅ……。  すぅ…………、ンはぁ………。  …………? さお……? 棒のほうも擦ってほしい……?  くす、おちんちん全体で気持ちよくしてほしいんだ……もう、わがままだな……。  …………こぉ? 根元から先っちょまで、……はぁ……きもち?  ……ぅン♪ ……は、ぁぁ……、……ふ、ぅ……。  ん……ぐちゅ、くちゅ…………。  ……んれぇぁ、ぁ、ぇれ……。  んんフぅ……。  …………あったかい? くす、こっちのほうが熱いよ……」 「……? どうした? 囁かれるのがぁ……苦手……?  お耳に、声が当たるの……おちんちんに悪いの……?  ふ……それは災難だね……。  …………んンぅ、ちゅっ……。  …………あは、は……。キス好きだから、耳にしてあげたら、喜ぶかなって……。  嬉しかった? ……ンぅ……、は…ぁ……よかった……。  くす、もうだいぶ分かってきたよ? 何が好きで……、何が苦手か……。  …………ん……、ハぁ……。  はぁ……むンっ……。  もごもご……ンぱぁ……。  はぁ…ぅ……む……。ンン…………ン……ンぱぁ……。  はむ、はむ……ンむ……ン……。  は、ぁ…………どぉ……? んン、ちゅ……ちゅ……。  ぁ……、は…ぁ……。  あは……もぉさっきからずーっとびくびくしてるよ……?  ホントに弱んだね……ちっちっちっちっちっちっちっ……。  とてとてとてとてとてとて……くすくす。  ンれぇぇぁ……ぐりっ、ぐりぐりっ……ぬぽっ、ぬぽっ……、  ぐりぐりぐりっ……ぐぬ、ぬぷっ……グリっ……、ぁ……  は、ぁ……ふぅ……。んンぅ、ちょっとサービスしすぎちゃったかな……」  ぅあ、っ……なんでそんなことまで……安田さん俺のこと好き過ぎるでしょ…… 「あぁ、もう……そんなこと言う……。  ……友達としては好きだけど、それだけだよ……。友達が喜ぶことするの、別に普通でしょ……?  …………ん、あれ……普通じゃない、のかな……」  (ま、まずいっ、アホな安田さんが真っ当な意見を持ってしまう──!)  安田さん、左耳もお願いっ……! 「んっぅ、えぁ? ひひ左も? ぅ……、……はいはい、やりますよー……」 「この人は欲張りだった……」 「…………ぱたぱたぱたぱた……。ちっちっちっちっちっちっちっ……とてとてとてとて……。  は、ぁ……フ…………んンちゅ……。  はぁ…ぅむ……、……はむ、はむ…………ぁぁぅ…むン……。  ぁむ、あむ……ちゅっ……ちゅっちゅっ……。  ぁ……ごくっ……、はぁ……。  ……もっと……? んんぅ、はいはい……。  ぇぇ……ぇる、ろ……ぬぽっ、ぬぷ……はぇ…ぇぇ……ぐりっ……、  ぐっ……グりっ……ぬぷ、ぷ……ぐりぐりっ……ンぁ……。  はぁ……、ン……。  ……まだする? 両方するの難しいから……こっちにする?  んぁっ。また好きって……。  んもぅ……バカばっか言って……やめてよぉ……、ヘンな気分になるじゃん……。  ちゅっ、ちゅっ……は、ぁ……諦めるからってやってるんだよ……?  そんなこと言われたら、な、なんか……恋人の、気分になる……から……。  んンっ、もっ……好きとか、大好きとかっ、愛してるとか、っっ、  そういう余計なこと考えないで、さっさっとびゅーってしちゃえっ……もうっ」  あっぁっ、安田さっ……そんなっ速くしたら…… 「ンっ……はっ……、フ……ふ……。  ……? ……、うん……我慢しないでいーよ? 手止めないであげるからね……。  …………、……ぅん? ゆっくりがいいの?  なんで? おちんちん気持ちいいんだから、遠慮しないでいーよ。  ほら、どんどんきもちよーくなろ?  ……、……? なにがヤなの……?  …………っ、えぇ……。もぉ……長く楽しもうとして……。  …………ゆ、っくりが……いいの?  …………。  …………ぁ。  ……くすくす、もう。嘘ついたでしょ。  だって、おちんちんがやめてほしくなさそーうにびくびくぅっ♪てしてるよ?  ……いっつもそうだもんね、口ではあーだこーだ言っても、おちんちんはいっつも正直。  ……とめてほしくないんだよね?  くす、ウソばっか。なんで嘘つくの? こっちはこぉんなに喜んでるのに……。  かっちかちにして、『言うこと聞いてくれてありがとー』って……♪  くすくすっ、わたしね、どっちかというと、この子のほうが好きかもしんない。  だって嘘つかないもん。その口とは違って、素直に喜んで、先っぽ膨らませてぴゅぴゅってしてくれるし……。  ホントのこと言うのは、口をだらしなく開けて……『すきぃ……つきあってぇ……』って言うときだけでしょ……。  現金な子とは、ぜっっ……たい付き合ってあげないんだから……」 「ぁっ、ぁ、すご……。カチカチっ……♪ 素直だねー……?  いいよー……。イッちゃお?  はーい、どーぞー……? ンちゅっ…ちゅっちゅ、ちゅっちゅっ……。  ちゅンっ、ぁっ。ぁ……でた……♪  んン、ちゅっちゅっ……。良い子だねー……おちんちん素直な良い子……ちゅっ、んっ…ちゅ、ちゅっ……。  は、ぁ……、は……んン……ちゅっ……、フぅ……ふ……ちゅ、ちゅぅ……ちゅ、ぁ……  んン……ちゅ……は、あ……。  ……どぉ? すっきりした?  ……くす、うん。こんなに出したもんねー。  満足してなきゃ、また嘘つき呼ばわりするよ」 「……ねとねと……。  ……これで、ホントに最後だよ? わかってる? 四回目はないからね」  ええー 「ええーじゃないよぉ、もうっ。ずぅーっと嘘ついてるんだから、今回は守ってよ?  ……いつまでも、引きずっちゃ駄目だって。前向いて行こ?  新しい恋を、………………探さなきゃ、だね」  ……?  (安田さん、なんか表情が曇ったな……)