Track 1

第一夜

<左 普通> 昔、アラビア半島からペルシャ湾に突き出した所、今で言うカタールに、一人の漁師がおりました。 白髪も少し目立ち始めたかという年の頃で、妻と三人の子供とつつましく暮らしておりました。 ほとんどが砂漠なこの辺り、産業と言えば漁業くらいのものです。 しかし、暖かなペルシャ湾は豊かな漁場で、多種多様な魚に恵まれておりました。 特に、ハムールという魚は絶品でございます。 フライに良し煮物に良しと、何にでも向きますが、わたくしとしては焼いて召し上がるのをオススメ致します。 大きな魚なので、ヒラキにして串を打ち、窯に入れて遠火でじっくりと火を通すのがアラビア流です。 臭みの無い白身魚ですから、味付けはシンプルに塩とレモンをひと絞り。 パリッとした焼き目に、ホロホロと崩れる柔らかい身がとても美味しゅうございます。 アラビアにお越しの際は、ぜひご賞味くださいませ、ふふっ。 さて話を戻しますと、この漁師、漁には少々特殊な流儀を持っておりました。 毎日四回だけ投網を打ち、それ以上は決して打たなかったのです。 なぜそんな決まり事をするのかと言えば、この漁師なりの信仰に従った結果でありました。 アッラーのお決めになられた天命に従おう、自分の暮らしぶりはアッラーがお決めになられる、と。 その信仰の表われが、四回という数だったのでございます。 インシャーアッラー、誠にアッラーのお望みとあらば、裕福な暮らしをする事もあるでしょう。 マスターは、そんな決まり事など、と思われるでしょうか? しかし、事実、この決まりのおかげかこれまで上手くやって来られたのです。 かつてなど大粒の真珠が入った貝を、一度に三枚も引き上げアッラーに感謝の言葉を唱えたものです。 漁師仲間からは大層うらやましがられ、妻からは、 「子供は二人と話しておりましたが、これもアッラーの思し召し。もう一人居ても、いいかもしれませんね。 <左 近い 囁き 色っぽく> ねえ、今夜は張り切ってしまいましょうか、あ・な・た。ふふっ」 <左 普通> (素に戻って)などと囁かれたものです。 そんな漁師ではありましたが、ここの所はと言えば、海へ行っても何の収穫もない日が目立ち、すっかり貧しい暮らしぶりになっておりました。 元来欲の少ない男ではありましたので、派手な生活をしたいなどとは考えません。 しかしながら、可愛い子供達にひもじい思いはさせたくないのが親心というもの。 今日こそは、このカゴを魚でいっぱいにして帰ってやりたいと、勢い込んで海にやって来た次第です。 さあ、肌着を脱いで岩に掛けると、ほつれて結び目の目立つ網を背負い海に飛び込みます。 ドボンと水音を立てて飛び込んだアラビアの海の中は、砂一色の陸とは異なり、色彩豊かな光景を広げておりました。 小さなテーブルが積み重なったかのようなサンゴ礁。 ペルシャ織りのように密なアネモネのカーペットの上で優雅に歩を運ぶのは、透明な体に白と紫の斑紋が入ったイソギンチャクエビ。 その上に、すっと控えるのはアラビアン・ダムセル。 その佇まいと、黒く平たい体にコバルトブルーのドレープ模様をあしらった姿は、アラビアのメイドの異名にふさわしい淑やかさです。 サンゴの間をつがいでひらひらと泳ぎ回るのは、鮮やかな黄色に黒の縁取りをあしらったアラビアン・バタフライフィッシュ。 目もあやなアラビアの海、この海に潜るだけで漁師の心はわき立ちました。 波間にはバンドウイルカが背びれを立て、空ではコアジサシが首をかしげて水面(みなも)を狙っています。 彼らが集まって来るのは、魚の群れがある証。 絶好の漁日和に心も浮き立ちます。 立ち泳ぎで網を放ると、熟練の技で、網は水面にふうわりと広がり、紐の入った輪を先に沈んでいきます。 手元に残した紐をたぐり寄せると、輪が縮まって網に魚が閉じ込められるという仕組みです。 砂浜に上がって、網が底に沈み切るのを待つと、ビスミッラー、アッラーのみ名において、と唱えて紐を引きます。 ……あら、事あるごとにアッラーの名を唱えるのは違和感がありますか? ですが、イスラームではこれが普通でして。 ……いえ、そうですね、マスターは「科学的」なお方ですものね。 他人の信仰というのは、面白くないものというのが相場でしょう。 お話を楽しめなくしては問題ですから、これからは省略する事に致しましょう。 さて、漁師に話を戻しましょうか。 力いっぱい紐をたぐるのですが、紐のばかに重いこと。 どうも岩に引っかかったような感触ではありません、何かとてつもなく大きな物が網にかかっているのです。 そこで漁師は、紐の端を握ったまま地面に杭を叩き込みました。 杭がぐらつかないのを確認し、紐を杭にゆわえつけます。 そして、再び海に潜ると、網には大きな黒い物がかかっているではありませんか。 漁師は固く手を握り、興奮に鼻から泡を吹き出しました。 引いても引いても、網は少しずつしか動きません、引き上げるのは並ならぬ事でしょう。 しかし、これだけの大物の為と思えば何という事もありません。 散々苦労して、やっとの事で網を引き揚げました。 手にはハッキリと紐の跡が残っています。 さあ、獲物とご対面と中身を検めます。 「な~んだ」、漁師はガッカリして砂浜に尻をついてしまいました。 中に入っていたのはメスのロバの死体だったのです。 もう傷みかかっていますし、イスラームの戒律では死肉を食べるのは禁じられております。 つまり全くの徒労だったのです。 何の為の苦労だったのでしょうか、見れば網も少し破れているではありませんか。 高揚感もすっかり失せて、疲れ切ってしまいました。 しかし、座ってばかりもいられません。 「今日こそは妻と子供に腹いっぱい食べさせてやると決めただろう」 そう思い直し、ピシャリと頬を打って腰を起こします。 網からロバの死体を外すと、破れた箇所を結び、再びザブザブと海に入って行きました。 パッと網を打って、引き揚げようとすると、先にも増す重さではありませんか。 また先程の杭に紐をゆわえて、海に飛び込みます。 網の中には、丸みを帯びた物がたくさん入っておりました。 「おや、これは巻貝か?」 それにしても、なんと沢山でしょう、これだけ獲れればいったい幾らになる事か。 そう考えると疲れも吹き飛んで、紐を引く手にも力が入ります。 「いやー、大変だった」 浜に引き揚げ、ハーッと息を吐きました。 こんなに重ければどれだけ獲れているのやら。 もしかして、また真珠でも入っているのではないかと。 そんな期待もむなしく、漁師は網に掛かった物を見て、また肩を落としてしまいました。 中に入っていたのは壺ばかり、それも泥や砂がたっぷり詰まっていてひどく重くなっているではありませんか。 さて、三度目の正直とは申すようですが、三度目は浜からたぐり寄せられたものの、入っていたのは陶器やガラスの欠片ばかり。 踏んだり蹴ったりです。 いよいよ次は四度目、チャンスはもう一度しかございません。 「これが最後です。どうか、どうか」、と祈りを込めて網を打ちました。 紐を引っ張ると、何やら重い感触が伝わって来ます。 が、突如ピクリとも動かなくなってしまいました。 海底の岩にでも引っかかったのかもしれません。 しかし、勘と言いますか、尋常では無い感じがするのです。 悪寒が漁師の腕を伝って、背筋を走りました。 何かが抵抗、あるいは警告しているかのような。 このまま引き揚げてしまって良いものでしょうか? しかし、嫌な予感がするからと、あきらめてもいられません。 ここであきらめては、今日も収穫はゼロ、くたびれもうけです。 漁師は意を決して海に飛び込むと、やはり網が岩に引っかかっておりました。 網を岩から外してふと周りを見ると、どうしたことでしょう。 さっきまであんなに賑やかだった海に、魚の影一つありません。 不思議に思いつつも、漁師は網を引き揚げました。 中をあらためて見ると、キュウリのように曲がった、鈍く輝く真鍮の壺が一つ入っておりました。 壺の口は鉛の蓋で塞がっており、何やら印璽(いんじ)が捺してあります。 印璽には、「ジャービル・イブン・ハイヤーン」とありました。 漁師は、その名前に心当たりはありませんでしたが、喜びました。 「わざわざそんな物が捺してあるなら、こいつは値打ち物に違いない」と。 長く海の底にあったせいか、くすんでしまってはいますが、磨けば元通りピカピカになるでしょう。 市場に持って行けば、きっと良い値段を付けてもらえるはずです。 壺を手に取ると、ずっしりと重い感触がします。 振ってみると、どうも何かがいっぱいに詰まっているようです。 「一体、中には何が入っているのだろう?」 漁師は、中身が気になって仕方なくなりました。 もし高価な物が詰まっていれば、それに気づかないまま売っては損です。 漁師は小刀を取り出すと、鉛の蓋をこじりにかかりました。 鉛の蓋を取ってしまい、持ってきた籠に中身をあけようと、壺を逆さにして振ります。 しかし、壺からは何も落ちてきません。 ただ、壺の口から煙が一筋、天に向かって立ち上がるばかり。 漁師は、どうした事かといぶかしんで壺をのぞき込んだところ、煙の量はどっと増し、驚いて壺を取り落としてしまいました。 何だこの煙は、と見上げてみれば、なんと煙が恐ろしい魔神の姿を形作っているではありませんか。 「ようやく外に出られたわい」 魔神は、嬉しそうに肩をぐるぐると回しながら言いました。 そして、燃えるように爛々と光る眼をぎょろりと漁師に向けました。 「わしを外に出してくれたのは、お主か?」 漁師は腰を抜かして震えながらも、必死で頷きました。 「そうかそうか、お主が出してくれたのか」 魔神は喜んで漁師に近づいて来ます。 鷹のように鋭い爪の生えた大きな手が、漁師の頭をがしりと掴みます。 <正面 近い> 魔神は、大きな口を漁師の耳元に近づけました。 <右 近い 囁き> (耳吹き)ふー。ふふっ。 ふいごのような息遣いに、漁師はすくみ上りました。 「では、お主には死んでもらおう。どんな死に方がお望みか?」 <左 普通> 魔神は、ニタリと笑います。 大きな口からは牙がのぞき、人間を頭からバリバリと食べてしまえそうです。 その言葉は、漁師の心胆を寒からしめました。 情けなく悲鳴を上げる様を見て、魔神は、さも満足そうに頷きます。 「お助けを、どうかお助けを! なぜ私が殺されなければならないのですか? 私は、あなた様をこの小さな壺から出して差し上げたというのに! 理由くらい教えて頂いたって良いではないですか!」 そうです、漁師からすれば魔神を助けてやった、良い事をしてやったとしか思えません。 助けたが故に殺されるというのは、まるで理解できないのです。 「ふむ、では教えてやろうか」 魔神は、あごに手を当てて言いました。 「かつて、わしは、ジャービルという男に魔術で使役されていてな。 人間に使われるのは、癪なもんだ。 だから、何とか一泡吹かせてやろうと企んでいたのだ。 しかしな、ジャービルは知恵が回る奴だった。 ある日、ジャービルはこの壺を覗き込んで、『これは滑稽だ』と大笑いしておったのだ。 あんまり大笑いするから、いったい何がそんなに面白いのかと、わしも気になったもんだ。 すると、ジャービルの奴、『お前も見てみるか?』とわしに壺を渡してきた。 何が入っているやらと覗き込んだら、壺の中に吸い込まれてしまったのだ。 ジャービルは、壺の口に鉛で蓋をすると、封印の印璽を捺しおった。 わしも、こんな壺壊してやろうと暴れたもんだが、悔しい事にびくともせん。 それを見てジャービルめ、『どうだ滑稽だろう』なんて言いおる。 そして、あろうことか海のまっただ中に放り込みおった。 『そこで反省するがいい。お前が心を改めれば、その壺から出してくれる者も現れよう』と言ってな。 こんな壺に閉じ込められたまま、ずっと海の底なんてのはまっぴらだ。 だから、わしも考えを改めたもんさ。 『ここから出してくれる奴が現れたら、そいつを大金持ちにしてやろう』という誓いを建ててな。 しかし、百年経っても誰もわしを助けてくれなんだ。 そこでわしは考えた、大金持ちにしてやろうというだけでは足りんのだと。 だから、『出してくれたら、大地に隠された古代の宝物庫をくれてやろう』と誓い直したもんさ。 しかし、また百年経っても助ける者は現れない。 そこで、わしは思ったのだ、まだ足りぬかと。 だから誓ったもんさ、 『分かった! わしを救い出してくれる奴があれば、願いを三つ、どんなものでもかなえてやろう』とな。 これが、わしにできる精一杯じゃった。 それでも、助けが現れぬまま、また百年が経った。 わしは、腹が立って、腹が立って仕方なかった。 だから、こう決めたのだ。 『これから先、わしをこの壺から出してくれる奴がいたら、そいつを殺してやろう。ただし死に方は選ばせてやる』とな。 するとこの誓いが良かったのか、お主が現れたというわけじゃ。 さあ、どんな死に方がいい? 望み通りの殺し方をしてやろう」 魔神は溜飲も少しは下がったという様子で、長いあごひげをいじりながらニタニタと笑います。 しかし、漁師もむざむざ殺されるわけにはいきません。 彼が殺されては、妻や子供は一体どうなってしまう事か。 何とか助かろうと難癖をつけます。 「いや、あなた様はこの壺に封じ込められていたとおっしゃいますが、そんな話とても信じれません。 こんな小さな壺に、大きなあなた様が入れるわけが無いでしょう。 恐らく私をからかって楽しんでいらっしゃるのでしょうね。 ですが、私がこの壺から出したから殺すとおっしゃるのであれば、この壺に入れるところを見せてください」 これを聞いて魔神は激怒しました。 「何だと! わしが、その忌々しい壺に閉じ込められていたのが信じれないだと。 いいだろう、よく見ておれ!」 そう言うと魔神の体は煙になって、現れた時とは逆に壺の中に入って行きます。 そうしてしまいには、小さな壺にすっかり収まってしまいました。 「しめた!」 漁師は、大急ぎで鉛の蓋をつかむと、壺の口に栓をしました。 「しまった!」 魔神は、失敗に気づいたものの、時すでに遅し、封印の印璽が捺された蓋はビクともしません。 漁師は勝ち誇って言います。 「お前の願いを聞いてやろう、どんな死に方がしたいかね? そうだ、こんなのはどうだ? 壺をこの海の沖に沈めてやるんだ。 そして、俺はここに石碑を立てる。 何百年経っても壊れない丈夫なやつを。 その石碑には、こう書いてある。 『ここで漁をしてはいけない。 この海には、魔神が封じられた壺が沈んでいる。 助けてやった恩人を殺してしまう、ろくでもない魔神が』とな」 壺の中から、魔神が急にへりくだって言いました。 「へへ、旦那。ご冗談でしょう? さっきのはちょっと、ほんのちょっと旦那をからかっただけでございますよ。 大々々恩人の旦那を殺すなんて、そんな馬鹿なこと」 漁師の恐怖はすっかり消え失せてしまい、代わってムクムクとわき上がって来たのは、魔神に仕返ししてやろう、という思いでした。 「では、この蓋を取ったらどうする?」 「絶対に、ぶっ殺す」 魔神は、ついつい本音が出てしまいました。 「よし、うんと沖に捨ててやろう」 慌てて魔神は、猫なで声で返します。 「いやですよ旦那、今のは言葉のあや、言葉のあやでございますよ。 ここから出して頂ければ、必ず旦那を幸せにしてさし上げます」 そう言われても、漁師には信じられるはずもありません。 しかし、この壺を捨ててしまえば、今日の稼ぎはゼロ、網を破って、ただ疲れただけに終わってしまいます。 漁師としても、この壺を捨てるというのは良い選択とは思えませんでした。 「誓うか?」 漁師はそう問い、魔神の言葉を聞き漏らすまいと耳に壺を近づけます。 魔神は、少し考えてから答えました。 <正面 近い> 先程、省略するとは申しましたが、ここは重要な所。 ですから、こう言わせてくださいませ。 <右 近い 囁き ゆっくり不吉な感じで> 「誓いますとも。ワッラ、アッラーに誓って」 <左 普通> 神に誓ったのを聞いて、漁師は壺の蓋を取ってやりました。 壺の口から、再びモクモクと煙が出て来ます。 「ふー、酷い目にあったわい」 心なしか縮んだ魔神は、外に出て胸を撫で下ろしました。 「それで、お前は一体何をしてくれるんだ?」 「旦那、お耳を」 漁師の問いに、魔神は口を近づけます。 <正面 近い> ところで、印璽に刻まれていた「ジャービル・イブン・ハイヤーン」という名、これはアラビア最高の錬金術師の名でございます。 錬金術というのは、科学の先駆けとも言われているようですが、科学とは決定的に異なる点がございます。 それは、科学が発展を積み重ねて未来を志向する学問であるのに対し、錬金術は過去を志向する点です。 錬金術というのは、既に完成した技術。 地球を創造された神の御業の模倣であり、それに成功した過去の錬金術師の技の再現なのでございます。 故に、魔神が囁いたのは錬金術の奥義でございました。 それは、堕天使ルシファーの額より零れ落ちたエメラルドの板に刻まれた原初の錬金術師の言葉。 錬金術は過去へ、過去へとさかのぼるもの。 ですから、あらゆる錬金術の書は源流たるこの言葉の解説にすぎません。 <右 近い 囁き ゆっくりと不吉な感じで> 真実にして真正。疑う余地は無い。 上方のものは下方のものに、下方のものは上方のものに由来する。 唯一のものによる奇跡の業。 万物が唯一のものから生まれたように。 その父親は太陽、母親は月である。 大地はそれを胎内にやどし、大地が火となると、風はそれを胎内で養う。 精妙なものから大地を養え、大いなる力をもって。 それは大地から天上にのぼり、上方と下方の支配者となる。 <左 普通> 常人が聞いても理解できない言葉でしょう。 しかし、魔神の口から魔術をもって紡がれたそれは、砂漠に注ぐ雨の如く、漁師の頭にスーッと染み込んで行きました。 漁師は錬金術の全てを、神の創世の御業を悟り、世界と繋がった驚き、感動に瞠目しました。 カッと見開かれた眼(まなこ)から涙が滂沱(ぼうだ)と零れるのを見て、魔神はほくそ笑みました。 この魔神、生意気な漁師に一泡吹かせてやろうというのを、まだあきらめていなかったのでございます。 (あくび)ふわぁ、眠くなってしまいましたわ。 今夜のお話は、ここまでに致しましょうか。 <左 近い 囁き> 明日のお話は、もっと、面白いですわよ。ふふっ。