Track 2

Track2 夏葉と図書館

;図書館内小声/囁きでお願いします ;効果音(足音等)も抑えたものでお願いします。 ;7/左 【夏葉】「ん……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 ;SE 抑えた足音(書棚に沿ってあるく。スニーカー。ゆっくり;7/左→;15/左遠) ;15/左遠 【夏葉】「さ……た……な……は──。 ま……まあ──まか──まく──『マクミリアン姉妹の保育学園運営』あ、あった」 ;(小声だけどよびかけ) ;【夏葉】「おにいちゃん、あった!」 ;SE 抑えた足音 ;15/左遠→;7/左→;1/前 ;1/前 【夏葉】「もし大丈夫なら、内容のチェックここでしていって、 どの本借りれば一番いいか、決めちゃいたいんだけど……(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「えへへ、ありがとおにいちゃん。じゃ、自習コーナーの席、おとなり同士で2つとっといて。 夏葉、本持ってあとから自習コーナーにいくから……あ」 【夏葉】「(はにかむ呼吸)……本何冊か持つくらい、赤ちゃんにも夏葉にも全然影響ないってきっと思うけど──だけどそれでも、気持ちうれしい。ものすごーく」 【夏葉】「じゃ、お言葉に甘えちゃって……(呼吸音)── えへへっ! 軽ーい、楽ちーん!! じゃ、逆に夏葉が先いってるね!」 ;SE 早足の抑えた足音、遠ざかっていく(→F.O.) ;抑えた呼びかけ 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)──! おにいちゃん、ここ! ここだよー」 ;9/前遠→;1/前→;3/右 (リスナーがだんだん近づいてきて、隣席に座る) 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 ;SE 机に本数冊を丁寧に置く 【夏葉】「ありがと、おにいちゃん。 えっと、どれから読もうかな~……(呼吸音)(呼吸音)──って、あれ? この本夏葉選んでない……って、あ、そーか、おにいちゃんのか」 【夏葉】「よかった。おにいちゃんもご本読んでてくれるなら、夏葉、焦らないでじーっくり借りてく本選べるや。あ、けど」 ;3/右 (耳打ち、囁き) 【夏葉】「おにいちゃんの読書の邪魔にならないようにタイミング見計らうから…… 読んでてわかんないとこでてきたら、教えてもらっちゃっても……(呼吸音)(呼吸音)── やったぁ、えへへ。やっぱりやさしい。大好き」 ;3/右 【夏葉】「そしたら、お勉強タイムだねー。集中集中」 ;SE バッグから辞書をひっぱりだす ;小声でひとりごと 【夏葉】「えと──(呼吸音)──あ、あった、保育学用語辞典」 ;SE 以降、継続で 読書のペラ音を適宜にお願いします。 【夏葉】「ん……(集中した呼吸音、一分ほど)──」 ;$=SE ノートにメモ(以降、指示あるまで同様) 【夏葉】「……あ、ここ──$──この本いいな、テスト出やすいとこがわかりやすい……あ、間違えた。 シキソウのソウって、こっちじゃなくて人相のソウか──(呼吸音)」 【夏葉】「(集中した呼吸音、一分ほど) あー……ここも──$──で…… んー……ん??」 ;3/右 (接近、内緒話) 【夏葉】「ね、おにいちゃん──これ──辞書ひこうにも読み方がちょっとわからなくって── (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──あ、うん、それっぽいかも。ひいてみる」 ;SE %=辞書を引く(以降、指示あるまで同様) ;3/右 (小声・ひとりごと) 【夏葉】「ええと──%──な──なわ──なん──なんご……あ、あった! よみかたあってた! 『喃語……乳児が発する定かではない言葉』──あ。ああー、なるほど。 オッケー、それで意味通じる」 ;3/右 (接近、内緒話) 【夏葉】「ありがと、おにいちゃん。邪魔しちゃってごめんね」 ;3/右 (独り言) 【夏葉】「で、と……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──ん……。 っと──$──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──あれ?」 【夏葉】「喃語とクーイングの違いって──%──(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──っと。 ん……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──そっか、なるほど」 【夏葉】「喉だけから出る、言葉にしようとしてない『あー』とか『うー』とか『く-』とクーイングで。 で、赤ちゃんはきっと『まんま』とかいいたいんだけど、それが言葉になりきってなくって、『あんあ』とかっになっちゃうの、喃語」 【夏葉】「……似て聞こえても、ただ音を出して遊んでるのと、言葉を出そうとしてるの、赤ちゃんからしたら大違いだもんね、うん」 【夏葉】「試験のため意外にも役に立ちそう。この本は借りるので決定! で、次は……」 【夏葉】「(集中して読書の呼吸音。1分ほど)──なるほど……けど……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 【夏葉】「これはいいや。で──(呼吸音。30秒ほど)──ん……(呼吸音)──ん、こっちは借りる──っと。(一区切りついた呼吸)」 ;3/右 【夏葉】「(読書をしてる兄を嬉しげに見守る呼吸*6)──あ。うふふっ、おにいちゃんも読み終わった?」 【夏葉】「うん。借りてくの二冊で平気。 いっぺんにたくさん借りすぎても期限内に読みきれなくなっちゃうし、 他の本の内容も多分、それでカバーできてると思うから。それに」 【夏葉】「ここだとやっぱり、おにいちゃんに質問もしづらいし。 本読んでたら、けっこうやっぱり聞きたいところでてきちゃったから」 ;SE 夏葉、机に出してたものをまとめる→立ち上がる。 【夏葉】「(呼吸音)(呼吸音)──よし、っと。 だからおにいちゃん。おうちにかえろ。 おうちにかえって、もうちょっとだけ──」 ;3/右 (接近囁き) 【夏葉】「夏葉にお勉強教えて、ね?」