Track 3

ソーセージ作り体験(専用の機械をつかったソーセージづめの音と、コンプレッサーを使った真空パッケージングの音)

;このシーン、マスターと工房長、ふたりの話し相手がいます。かにこ、工房長相手、最初はすごく緊張してます;。 ;SE 水ザブザブ。手洗い ;7/左(マイクと同視線) 【かにこ】「ん……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 ;SE 水栓締める。水stop 【かにこ】「手、洗い終わりました。工房長さん。その……改めて、今日はソーセージ作り体験。よろしくお願いします」 ;SE 環境音 ソーセージつくる工房 【かにこ】「それにしても……」 ;きょろきょろあたりをみまわしてから→;1/前(マイクに背中) ;$=SE 一歩足音(室内) 【かにこ】「(くんくん)(くんくん)――$――ね、マスターここ……工房内って、すごくいい香りする。 煙っぽくて、懐かしい感じの香り――」 【かにこ】「あ。そうか。ソーセージもベーコンも燻製する……煙でいぶすから――ひえっ!?」 ;1/前 (振り返ってマイク向き。 【かにこ】「(呼吸音)(呼吸音)――あ、その――燻製、桜のチップを使うんですね。えと、だから、こんなに素敵な香りが……」 【かにこ】「すみません。無駄話しちゃって。えと――体験、よろしくお願いします」 【かにこ】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――ああ……はい。 豚のもも肉を小さく切って、味付けして、ミンチにして、撹拌したものが、ソーセージの中身になる」 【かにこ】「ます体験するのは、その中身を袋に詰めていく作業――わかりました」 ;SE 足音、一歩 ;7/左 【かにこ】「これがその機械。(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――ここの筒の中にソーセージの元がつまってて、ハンドルを回すとそれがにゅるにゅる、筒の出口から出てくる。だから出口に、この細長い袋……これ、えと……材料は……」 【かにこ】「(呼吸音)(呼吸音)――セルロース。紙とかを使った合成材料の人工ケーシング……。(呼吸音)――あ、燻製の煙が通るんですね、これ。なるほどです」 【かにこ】「あ、はい。その、それじゃあ体験、お願いします。 出口にしっかりケーシングをくっつけて、このハンドルをまわしていく……と――」 ;SE 腸詰め音(みちみちいうヤツ) 【かにこ】「((呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――わ、わ!? ――あ、このくらいでいいんですね。はい」 ;SE stop 【かにこ】「(呼吸音)(呼吸音)――詰めたあとの重さの目安は450から60グラム……燻製したときに10%くらい目方が減って、それがだいたい400グラムくらいのソーセージになる。なるほど」 【かにこ】「いまかにこが詰めたヤツは……(呼吸音)(呼吸音)――あ、ダメ――550グラムもある。失敗、ごめんなさい――え?」 【かにこ】「少しもだめじゃない……それは――(呼吸音)(呼吸音)――あ」 ;SE スプーンで中の肉を新しいケーシングの中にうつす 【かにこ】「……そうやってスプーンで新しいケーシングに余分な肉をうつせば、ちょうどいい重さに…… (呼吸音)(呼吸音)――スプーンはいつ、どのように使ってもいい…… (安堵の行き)……教えてくれてありがとうございます。かにこ、ぐっと気が楽になりました」 【かにこ】「あ、はい。この筒の中の肉を全部つかいきったら、適正な分量のソーセージ詰めが、あと5本分できるんですね。 了解です。では、かにこはマスターと、全部のソーセージ詰めをちゃんとできるようがんばります」 ;SE 足音、遠ざかっていく ;7/左(マイク向き) 【かにこ】「(安堵の息)……ふぅ、緊張した」 【かにこ】「じゃ、マスター。一緒に、慎重に、丁寧に。ミスの無いように――(大きく息を吸う)」 ;SE ソーセージ詰め 【かにこ】「ん……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っと、このくらいかな」 ;SE 詰め 【かにこ】「同じくらいに……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――あ、これはもうちょっとか――(呼吸音)――ん……うん」 ;SE 詰め 【かにこ】「ふふふ、かにこ、レイルロオドだから――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――ん。こういう作業は、得意な分野」 ;SE 詰め 【かにこ】「説明、わかりやすかったから――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――うふふっ、反復。かなりコツをつかめてきたし」 ;SE 詰め 【かにこ】「ラスト一本も完璧に――(呼吸音)(呼吸音)――っ!? あれ? あれ? なんで!? こんな中途半端なところで詰める中身がなくなっちゃった」 ;SE 足音 戻ってくる ;7/左(マイクと反対向き) 【かにこ】「あ、あの、すみません。肉が途中で――(呼吸音)(呼吸音)――え? 解決方法はもう教わって、る……? (呼吸音)――けど、実際にもうソーセージの中身が……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――あ! ああ、そうか!!」 【かにこ】「『スプーンはいつ、どうつかってもいい』だから――マスター、肉を押し出す筒の中って、もしかして――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――ああ、やっぱり」 【かにこ】「まだ肉、たくさんこびりついてる。だから、これをスプーンで」 ;SE 筒の中の肉をスプーンでこそげとる 【かにこ】「こうして――(呼吸音)(呼吸音)――丁寧に――(呼吸音)(呼吸音)――こそいで――(呼吸音)(呼吸音)――いって――(呼吸音)(呼吸音)――ん」 ; 【かにこ】「で、中途半端なケーシングの中に――よっ……こそいだ、肉を――(呼吸音)(呼吸音)――つめて、いけ、ば――(呼吸音)(呼吸音)――――あ。多分、これで――」 【かにこ】「455グラム、452グラム、454グラム、458グラム、450グラム――464グラム……っとと、最後のだけ逆に多くなりすぎちゃった」 【かにこ】「ここからスプーン一杯だけ、一番すくなかったやつにわければ――(呼吸音)――うん。455グラムと459グラム。 よかった……(安堵の息)――かにこは、ミッションを達成――っ!? あ、まだ全然おわりじゃない。はい」 【かにこ】「ええと、次は――(呼吸音)(呼吸音)――いま使った金属の筒を水洗い――そうしないと、固まってこびりついてしまう――! わかりました。すぐにやります」 ;1/前 【かにこ】「マスター。筒を――ん――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っと、おろして――」 ;SE 水道水 ;3/右(マイクと同じ向き) 【かにこ】「このブラシを使ってですね。はい――ん……」 ;SE 金属筒洗い 【かにこ】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――んしょ――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っと―― (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――あ、ここ、まだ――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――ん……」 【かにこ】「内側はこれでよさそう。あとは外側も――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っ――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――うん」 ;3/右 (首を捻ってマイクと逆側向いて) 【かにこ】「できました。洗えました。(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――あ、はい。この筒はこのままここで乾かして…… (呼吸音)(呼吸音)――コンプレッサー、空気圧縮機ですか? はい。運びます」 ;コンプレッサー運ぶ ;1/前 【かにこ】「マスター、また。せーので……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――っと――(呼吸音)(呼吸音)――うん」 【かにこ】「あ、ホースのつなぎ方はわかります。お仕事でも使ってますから。こう、ひっぱって――」 ;SE 圧縮空気ブシュっ→ホースつなぎ 【かにこ】「セットできたと思います。(呼吸音)(呼吸音)――あ、はい。今度はこの機械の前に移動ですね。んしょ」 ;SE 足音数歩 ;7/左(マイクと同じ視線) 【かにこ】「準備できました。えと、その――この機械は――(呼吸音)(呼吸音)――はい、パッケージ機」 【かにこ】「あ……(感心の吐息)……ケーシング内の空気を抜いて真空にして、同時にケーシングに金属の蓋を巻きつけてぴったり閉じる。……なんか、凄そう」 【かにこ】「やり方は……(呼吸音)(呼吸音)――はい、ここにケーシングをセットして――で――こっちを抑えて……(呼吸音)(呼吸音)あ、手はこうですか――で――(呼吸音)――このレバーを」 ;SE 真空パッケージ(シュポン!) ;7/左(マイク向き) 【かにこ】「!!! マスター、これ、できてる! パッケージング! 機械、すごい! あと音! しゅぽんって! かにこ、今の音好き」 ;7/左(マイクと同視線) 【かにこ】「あ、はい。――(呼吸音)――残りの5本も今の調子で。わかりました。やれます。やりたいです」 ;パッケージ機の音を聞かせるためにかにこ無言で息とニュアンスになりますが、5回繰り返す間に、どんどん嬉しく興奮していっていただけたら幸いです ;SE パッケージ機セット 【かにこ】「(呼吸音)*4」 ;SE 真空パッケージ ;SE パッケージ機セット 【かにこ】「(呼吸音)*4」 ;SE 真空パッケージ ;SE パッケージ機セット 【かにこ】「(呼吸音)*4」 ;SE 真空パッケージ ;SE パッケージ機セット 【かにこ】「(呼吸音)*4」 ;SE 真空パッケージ ;SE パッケージ機セット 【かにこ】「(呼吸音)*4」 ;SE 真空パッケージ ;左(マイク向き) 【かにこ】「っ!!! できた! おわった! 全部綺麗にパッケージングできた!」 【かにこ】「マスター! かにこ! かにこ、これ、好き!!」 ;環境音 F.O.