Track 3

開店前の唐穫市場/開く前の市場の環境音+デッキブラシ掃除ASMR

;1/前(マイクに背中向き 【しろがね】「あ」 ;環境音 唐戸市場 F.I. ;1/前 (ふりむいてマイク向き) 【しろがね】「時間、早すぎしましたね。 唐穫市場(からといちば)まだお店が全然開いてない…… 準備中ってヤツですね、これ」 【しろがね】「(困った息)――んん……しろがね、下關を代表する音っていったら、唐獲市場のにぎわいかなぁって思ったんですけど―― これだと全然、にぎわいって感じじゃないですね」 【しろがね】「(呼吸音)(呼吸音)――あ……ですね。 目覚める前の市場の音って、逆に聞いたことなかったです。 この時間だと他もまだ、どこも開いてないですし――(呼吸音)(呼吸音)」 ;SE しろがね足音一歩(床はリノリウム) ;3/右 【しろがね】「はい。えへへ。じゃあちょっと、オープン前の市場を探検しちゃいましょうか」 ;SE 足音のんびり(継続) 【しろがね】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――ふく、ふく、ふく、まぐろ、ふく、まぐろ…… やっぱり下關はふぐの一大名産地なんですね――『ふく』っていう看板のお店が、たくさんです」 【しろがね】「しろがねは、製造が名児耶(なごや)で一番最初に配備されたのが帝央(ていおう)だったから、ふぐは『ふぐ』って思っちゃうんですけど――下關とか門司だと『ふく』ですよね。濁らない」 【しろがね】「濁らないほうが――うふふっ、ふくふくしてて、幸せいっぱいよ呼んでくれそうでかわいいですよね。 しろがねはレイルロオドだからよくわからないですけど――ふぐ、ううん、ふく! 味もとっても美味しくってしあわせって聞きますし――」 【しろがね】「市場のお店のあちこちを見てるだけでも――お刺身、唐揚げ、ふくちり鍋用セット、一夜干し、皮、たたき、焼きヒレ……あ、みりん干しとか、ふくめしの素、ふくしゅうまいなんていうのもありますね。 バリエーション、すごい。やっぱりおいしいからですよね、きっと」 【しろがね】「ね、マスターはどんな食べ方がすきなんですか、ふく――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――あ、そうなんですね。ふーん」 【しろがね】「……しろがね、味があんまりわからないから、おともするだけになっちゃいますけど、それでも――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――あ、はい! うふふっ! うれしいなぁ。 じゃあ、そのときにはしろがねのこと、一緒につれていってくださいね、約束ですよ?」 ;SE 足音ストップ 【しろがね】「ね! マスター、ゆびきりしましょ、ゆびきり」 ;SE 台車通貨 ;13:20あたりからの台車通過音つかえればつかってください 【しろがね】「え? きゃっ!!? ――あっ!?」 ;SE 足元にあったバケツひっくりかえしちゃって、ざばー ;3/右 (台車通過時マスターにかばわれ抱き寄せてもらったので、ゼロ距離) 【しろがね】「あぅ……ごめんなさい。しろがね、バケツひっくりかえしちゃいました」 ;3/右 (通常・マイクと同じ視線) 【しろがね】「あ! お店の方! すみません、あの、床濡らしちゃったから、 モップかなにか貸していただけませんか」 【しろがね】「いえ、台車の通り道にいたの、しろがねですし―― お店が開く前の市場をふらふらしてたのも、お邪魔だっただろうなって思いますし。 開店準備してらっしゃるところにお手数増やすのも申し訳ないですから、もしご迷惑じゃなかったら」 【しろがね】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――あ、はい。ありがとうございます。 じゃあ、デッキブラシ、お借りします」 ;SE デッキブラシ、ごしゅっ ;3/右(マイク向き) 【しろがね】「あ! (呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――はい、ありがとうございます。マスター。 デッキブラシで水を排水溝まで押し出しちゃえばいいんですね。 それじゃ――(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)――うん、そうしましょう!」 ;SE デッキブラシでごしゅごしゅ(継続) 【しろがね】「よいしょっ――うんしょ――(呼吸音)(呼吸音)―― デッキブラシ――ふふっ――(呼吸音)(呼吸音)―― ふだんから、使い慣れてて――(呼吸音)(呼吸音)―― しろがね、よかった――(呼吸音)――です――(呼吸音)」 【しろがね】「だけど――(呼吸音)――ふだん、は――(呼吸音)―― ん、マスターと――(呼吸音)――並んでだとか――(呼吸音)―― あんまり、ない――(呼吸音)――から――(呼吸音)―― バケツ、ひっくりかえしたの――(呼吸音)(呼吸音)――」 【しろがね】「失敗だったし――(呼吸音)――お店に、も――(呼吸音)―― ちょっと間違っちゃってたら――(呼吸音)――ん――(呼吸音)―― もっと、迷惑――(呼吸音)――かけてた、かもだし――(呼吸音)―― そこはやっぱり――(呼吸音)――大反省、で――(呼吸音)――」 【しろがね】「それでも――(呼吸音)――一緒に――(呼吸音)―― こういうふうに――(呼吸音)――できるのは、えへへ――(呼吸音)―― ちょっと、楽しくて――(呼吸音)(呼吸音)―― うれしい、かも――(呼吸音)――です――(呼吸音)――んっ!」 ;SE stop 【しろがね】「あ……よかった。うん。 バケツの水こぼしちゃう前より、もっと綺麗にできたかも。 これでおかたづけ、完了ですね」 ;3/右(マイクと同じ視線) 【しろがね】「お店の方、あの、デッキブラシありがとうございました。 それと、お騒がせしちゃってお邪魔しちゃってごめんなさいでした――え?! (呼吸音)(呼吸音)――いえ、そんな、だってしろがねがバケツ蹴飛ばしちゃったのが原因―― (呼吸音)(呼吸音)――あう、でも――」 ;3/右(視線マイク向き) 「(呼吸音)(呼吸音)――あ、はい。 えへへ、マスターがそうおっしゃるなら」 ;3/右(マイクと同じ視線) 【しろがね】「それじゃあ、ありがとうございます。しろがね、お言葉にあまえます。 あ――わ! 揚げたて、あったかい――うふふっ、 この温度だけでも、“ふく”がしあわせのお魚だって、わかります」 ;3/右(視線マイク向き) 【しろがね】「あの、しろがねレイルロオドだから、味とかよくわからなくって。 だから、これ、マスターに食べてもらっても……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)―― あ、はい! ありがとうございます」 ;SE しろがね足音一歩 ;1/前 【しろがね】「マスター、唐揚げはたしか、あつあつが一番おいしいんですよね。 なら、すぐ――(呼吸音)――え? でも、しろがね レイルロオドだから、味ってよく――(呼吸音)(呼吸音)――」 【しろがね】「食感とかジューシーさとか熱さもおいしさ……しろがね、それならわかるかもしれません。 それじゃあいっこずつ食べましょう」 【しろがね】「ええと――はい。マスター、あーーーん……」 【しろがね】「それで、しろがねも――(呼吸音)(呼吸音)――ん~~~~(はむっ)」 【しろがね】「はふっ! あちゅっ! ん――ん……ん~ん~~~~(こくんっ)」 【しろがね】「……(大満足の吐息)――あっつくって、おいしくって――うれしい。 マスター、これが――これが、ふくの味」 【しろがね】「ふくの、しあわせの味なんですね!!」 ;環境音 F.O.