Track 11

(通常.ver) 10.口でして欲しいと言われ、フェラチオ。[11.story 10(音有)]

【京子】 「んふ……ちゅ、ちゅぷ……ちゅ、ん……ちゅる、る…  …ちゅっ、む……ちゅっぷぁ…………はふ……ふはぁ」 【男】 「苦しかった?」 【京子】 「んぁ。いや、苦しくはないぞ。ちょっと、息を吸うの  を忘れていただけだ……」  トクトクと早まっている鼓動。  心地いい昂揚感。  こんなの止められるわけがない。  アイツに求められる幸福感と、舌を伝って広がる麻薬  的な悦楽。  キスを通じて、体内を知られてしまっているという事  実にくらくらする。 【京子】 「ん……む、ちゅ……ちゅる、ちゅっ……ん、はぁむ…  …ん、フ……ちゅる、んぇる……ちゅ、ぷ……」 【京子】 「んん……どうだ……? 気持ちいい……か?」 【男】 「うん……。なんか、うねうね動いてて、すごい」 【京子】 「ふふ、そうか。うねうね動いててすごい、か。んふふ、  それが私の舌の特性なのですぞよー?」 【京子】 「……もっと深くまで味わってもいいか? 顔の角度を  変えて……んぁ……奥まれ……ぅ、む……チュプ……、  ちゅっ……ちゅるるる……っ」  口唇の隙間を埋めるように密着する。  荒い鼻息。  気が段々と高まっていくのを感じた。 【京子】 「ちゅぅ……っ、ちゅ……ちゅる、ん……ふ、ちゅぅ…  …ん……すき……ちゅ、ちゅる、ちゅぴ……ん、フ…  …すき……ん、ちゅ……ちゅ」 【京子】 「ちゅ、ちゅ……ちゅっ……んん……すきら……すき、  ん、ちゅぴ、ちゅ……ちゅっ、ん、んっ……っ……ん  ……ちゅ、……チュっ……ちゅ、ちゅるるる……」  差し込んだ舌を深く絡ませていく。  小刻みに動かして刺激を与え、刺激をもらおうとする。  口の中に流れてくる唾液を飲み込むのも忘れ、息が詰  まっていく。  息が苦しい。 【京子】 「ん、ちゅ……ぷっ、んはぁっ……! はぁ、はぁ……  はぁ……っ、んぐ……っはぁ…………はぁぁ……」  お互いの口から垂れる唾液が事の激しさを物語ってい  た。  流石にやり過ぎだ。 【京子】 「す、すまん。つい、夢中になって……。……苦しくな  かったか?」 【男】 「っ、ん……大丈夫、大丈夫」  小早い息継ぎをしながら平然を装ってる。 【男】 「ははっ、今度はこっちが心配されちゃったな」 【京子】 「んぁ……。ふふっ、そうだな。さっきもお前のほうか  ら『苦しくないか』って訊かれたな。……お互い、相  手を気にかけてばかりだ」 【京子】 「こういうの……なんか、ムズ痒いぞ。んへへ」 【京子】 「ん……今度は、ゆっくりするか。苦しくないように…  …んん……ちゅ、ん……はぁむ……ちゅぴ……ん……  ん、……ん……ちゅ、ぁむ……はむ……ちゅる」 【京子】 「ちゅ、ぴ……ふぁ……、はぁ……こんな、甘いキス…  …不味いぞ、すっごくお前のことが愛おしくなる……。  手放したくなくなってしまう……」  理性が暴走しそうな想いを引き留める。  独占欲でアイツを求めてはいけない。  折角、また昔のように仲が戻りつつあるんだ。  それをわざわざ、独善的な行動で関係に亀裂を生じさ  せるなど馬鹿な話だ。  駄目だ……。アイツを求めすぎてはいけない。  だめ……、だめ…… 【京子】 「……、……好きだ。……好き、すき……すき、はむ…  …ん……ちゅ、ちゅぴ……んフ、ん……ちゅっ、ふぅ  ……はぁ……」 【京子】 「ふふっ、サクランボの味……やっとしなくなったな。  全部舐め取ってしまったみたいだ。……ん、ちゅっ」  目の前にアイツの顔がある。  腰に腕を回し、こんなにも至近距離で唇を合わせてい  る。  鼓動がうるさい。  こんなにもドキドキして、幸せを感じて……  いいんだろうか。  求めても、いいんだろうか。  求めても、私たちの仲に歪みは生じないだろうか。  幼馴染という力は、今までの不和を顧みずに、強固な  力で私たちを結び付けてくれているだろうか。  もしそうであるなら、私は…… 【京子】 「はぁ……はぁ……、……どうしてだろうな。お前のこ  とがとんでもなく愛おしく思えるんだ」 【京子】 「私はお前のどこを好いてるんだろうな。……どうして、  好きになったんだろうな」 【京子】 「この感情を説明してくれる『愛おしい』という言葉は  有り難いけど、どうしてその感情が芽生えるのかまで  は辞書には書いてないぞ」 【京子】 「……人は、時に哀しくもないのに泣いたり、どう考え  ても嬉しくないはずなのに口元が緩んだりすることが  あるだろう?」 【京子】 「そういった説明しようがない喜怒哀楽も、立派な感情  だぞ。理由はともかくだ、否定しようがない確かな感  情だ」 【京子】 「……この愛おしいという感情も、そんな感じで……う  まく理由付けはできないんだけど、はっきりと心の中  に存在してるんだ」 【京子】 「私は……お前のことが好きだ。ずっと、……ずっと、  傍で見続けていたい、そんな存在だ」 【男】 「は、はは。そうやって具体的に言われると、さすがに  照れるな……」 【京子】 「ふふ、なに照れてるんだ。初心なやつめ。……そうい  う可愛いとこも、愛おしいぞ」 【男】 「ぅ……」 【京子】 「……」  気恥ずかしそうな顔をしている。  ……これ以上は、言っては駄目な気がする。  後に引けない予感がする。  でも、もう遅い。  理性ではわかっていても、気持ちの流れにはもう逆ら  えない。 【京子】 「……駄目だな。ずっと心の中に秘めておこうと思って  たのに、一度口に出してしまうと、もう……」 【京子】 「お前の気持ちが知りたくなってしまう。私への気持ち  ……聞きたくなる」 【京子】 「……なあ、お前は、私のこと……どう、思ってるん…  …っ、ん、むっ、ちゅぅ」  口を塞がれた。  舌を軽く吸われると、口を離す。 【男】 「好きだ」 【男】 「実は、結構前から」 【京子】 「ん、む……んぁ……、……え? なに、上手く聞き取  れなかった」 【男】 「嘘つけよ。こんなに近いのに」 【京子】 「ほ、ホントだっ。……よく、聞こえなかった。もう一  度言ってくれっ」 【男】 「は、恥ずかしいから、連チャンはなしで」 【京子】 「は、恥ずかしいってなんだ! 私は……何度も言って  るのに、それはないだろう!」 【男】 「その言い方、俺がなに言ったのかわかってる言い方じ  ゃない?」 【男】 「『自分と同じこと言ってる』って思ってる感じするけ  ど」 【京子】 「んぁ、いや。そ、そうじゃない。お前に何回も言わせ  ようなんて、そんな魂胆は……」 【男】 「ホントに?」 【京子】 「っ、む……、むぅぅっ……! ……っ、はむ、ん、ち  ゅ……ちゅるっ、ちゅぴ……ん、ぁむ……ちゅ」  無理やり口づけを交わしながら、肩を押してベッドに  寝かせる。  ドサッ 【京子】 「っ、むっ……はぁ……はぁ……。……お前がこんなに  意地悪だとは思わなかったぞ」 【男】 「……こっちだって、京子が人を辱めることが好きだと  は思わなかったよ」 【京子】 「ち、違うのだ。私は、お前を辱めるためじゃなくて…  …『好きだ』って言ってもらえる幸せを、もう一度噛  み締めようと思っただけで……」 【京子】 「む……もういいから、黙って特訓の成果を味わえ……  ちゅ、ぴ……ん、はぁむ……ちゅ、あむ、ぁむ……ち  ゅ、ちゅる……っ、ちゅぅぅ……っ」  身体の上に伸し掛かりながら、唇を咥える。  薄く目を開けて位置を確かめながらのため、表情は窺  い知れない。  頬に添えた手が熱いことだけは確かだ。  求めるがままに身体をすり寄せながら、舌を絡めた。 【京子】 「ちゅ、ん……なんか前にもこうして、お前をベッドに  組み敷いた気がするぞ。……れる、ちゅ……はむ、ち  ゅっ……ちゅっ、ちゅぅ……っ」 【京子】 「っ、はぁぁ……はぁ……。あの時は、確かお前を温め  る名目で……それで、お前のが太腿に……、っ……あ」  真似るようにすり寄せた脚が異物感を覚える。  股座に鎮座する異様に硬い、体の一部。 【京子】 「ふふっ。……ここ、もう硬くなってるぞー……。くす  っ、変態めぇ」 【京子】 「まったく……今日は一体なにに興奮したんだー?」 【男】 「ぅ……その、……」 【男】 「京子にキスされながら……『好き』って言われたから」 【京子】 「っ、んぇ。キスされながら、『好き』って言ってもら  って……興奮したのか? そんなので……?」 【男】 「み、見るな。人の顔じっと見るな」  顔を真っ赤に染めて両手を突き出す。  ……幸福感。  なんだ、お前も私と同じなのか。  『好き』って言葉に敏感に反応して、気を昂らせてる。  同類、なんだな。 【京子】 「あ、相変わらず、単純で、かつ妙なとこを興奮剤にし  てるんだな、お前は……。ん……んん……ふ……」  あぁ、駄目だ……にやけてしまう。 【京子】 「……もー。絶対に、今日でお前を……私の虜にしてや  るからな。絶対、やるんだからな」 【男】 「え、いや、もう虜……」 【京子】 「う、うるさい。もう喋るな。私を幸せで殺す気か」 【男】 「い、意味がわからない……」  顔が近くにあるとふやけたような顔をしているのがバ  レてしまう。  いそいそと顔をずり下げていく。 【京子】 「……それじゃ、もう……脱がすぞ?」 【男】 「え、あれ、するの?」  言葉を聞きながら、ズボンに掛けた手を下げていく。 【京子】 「ん、しょ……当然だぞ。こんなにおっきくなったら、  射精したくて堪らなくなるんだろう? 私も……お前  の喜ぶことをしたいんだ」 【京子】 「お前を虜にさせなきゃならんからな、っ……それっ」  お尻のほうに回した手を思いっきり引き、大きく育っ  たものを露出させる。  顔の横を勢いよく飛び跳ねていくペニス。 【京子】 「っ、んぁ……ぁ……」  顔の近くで見ているためか、今日は一段と大きく見え  るような……。 【京子】 「……元気よく、飛び出してきたな。相変わらずピクピ  クしてて……びんびんだぞ」 【京子】 「こうなったらもう、射精するしか収まりがつかないん  だろう?」 【男】 「う、ん……。特に今日は、そうしないと無理っぽい」 【京子】 「……ん。じゃあ、今日はお前のしてほしいことをして  やるぞ。……どうしたらいい? どうしたら、気持ち  よく射精できる? ……なんでも言ってくれ」 【男】 「……じ、じゃあ」  手が伸びてくる。  頬に触れると、指で唇を摘まんだ。 【男】 「口で……してくれる?」 【京子】 「ん、っ、む……? 口で……? 口がいいのか?」 【男】 「うん」 【京子】 「そんなやり方が……でも、口は刺激が弱いと思うぞ?  キスしたり、噛んだりしかできない……」 【男】 「強ければいいってもんじゃないんだよ? 視覚とか、  シチュエーションとか……」 【男】 「物を食べるところを使ってっていうのが……愛情を感  じて、敏感にさせるんだと思う」 【京子】 「ふ、ふーん。……要は、あれか。物を食べるとこでお  ちんちんを気持ちよくしてもらうのが……興奮するん  だな」 【男】 「……そうだね」  ……人間は何かを扱う際は手を使うのが常だ。  口を主に使う犬や猫などの動物とは違う。  それなのに、わざわざ口を使って愛撫するというのは、  いかにも動物的で野性的な行動だ。  つくづく、こういう行為は人間らしさを逸脱する。  だけど、人はそういう恥ずべき俗っぽさが興奮するん  だろう。  なんとなくわかる。  私だって、アイツに口を使って至るところを愛しても  らったら……  ……か、考えるのはよそう。 【京子】 「っ……はぁ……、わかったぞ。じゃあ、口で……、…  …はぁむ……ちゅ、ちゅ……」  唇を押し当てる。  反応を確かめながら、キスを浴びせる。 【京子】 「ちゅ、ん……ちゅ、ちゅ……ンん……はむ、ぁむ……  がじがじ……はみ、はむ……」  キスだけではと思い、歯を立ててみる。 【男】 「っ……」  食べられると思ったのか腰をびくりと震わせた。  安心させるように、優しく甘噛みを繰り返す。 【京子】 「ん……ちゅ、チュっ……ん、はむ……あむあむ……が  じ、がじ……ん、っ……ちゅ、ちゅっ……ぴちゅっ…  …」  唾液が跳ねる音がした。 【京子】 「っ、あ……すまん。つばがついてしまった」 【男】 「え……あぁ、いいんだよ」 【京子】 「……いいのか? 別に、つばがついても」 【男】 「というか、むしろ舌を使ってほしい」 【男】 「主に舌を使うもんなんだよ、こういうのって」 【京子】 「……ほぉお。口ですると言えば、舌を使って舐めるこ  とを言うのか。わかった、……える、れるれろぉ……  プチュッ、ちゅっ……んぇるぅ……ちゅ、ちゅれろ」 【男】 「っ、ぁ……」  あ、鳴いた……。  そうか、舐めしゃぶったほうがいいのか。 【京子】 「ん、む……ちゅ、んぇる……ちゅ、はぁむ……ちゅ、  ぴちゅ……ちゅっ、チュっ……ん、はぁ……」 【京子】 「ほぉ……裏のほうはこうなってるのか。手でしたとき  になんとなく形状はわかってたけど、見るのは初めて  だ」 【京子】 「筋が張ってるんだな。ぴんって一つだけ……える、ち  ゅぴ……ちゅっ、ちゅるるぅ」  ひくひくと動くペニスに手を添え、裏の筋に舌を這わ  せる。  溝をほじるように舌先でなぞる。  裏の大きく開いた笠のとこに舌の腹をぺっとりと付け  て、ねぶる。  とにかく舐められると気持ちいいらしいし、執拗に舐  めしゃぶってやろう。 【京子】 「ん、れろぇろ……ちゅ、ちゅるっ……ん、フー……ち  ゅ、プチュッ……んフ、っ……んれろ、ぺろぺろ……  ちゅぴっ……」 【男】 「う、ぁ……ふっ、んん……」 【京子】 「ちるちる……ん、ちゅ……ぁ……気持ちよさそう。ホ  ントに敏感なんだな……。ちゅ、チュルルッ……ん、  フー……ん、ぺろぺろ……チュプ……」 【京子】 「ちゅ、ぷ……あんなに……んちゅ、ぴちゃ……強く握  って扱いてもらうのが好きなのに……舌で撫でられる  だけでヨがるなんて……」 【京子】 「ん、フ……ぴちゅっ……ふふっ、単純なんだか欲張り  なんだか……よくわからんやつだ。んフ、ぴちゃ……  ちゅぴ……」  目線を段々下げていく。  唾液が付いていない根元のほうから精液を促すように  舐め上げる。 【京子】 「ちゅ、ん……根元から舐め上げていくな……? ん、  れる……ぴちゅっ……ん、ぇぇええるぅ……ぢゅるる  っ、ん……れぇぇえるぅ……じゅるるっ」  舌の腹に持ち上げられた唾液や、先端から洩れる汁が  先端の裏のほうに溜まっていく。  何も考えずに、自然と口がそれらを吸い取ってしまう。 【京子】 「ん、ぇる……ちゅ、ぷ……先っぽの裏を吸われるの、  気持ちよさそうだぞ……んふ、ちゅっ……ちゅ、ちゅ  っ……ちゅッ…」 【京子】 「ぺろ、ぴちゅ……ちゅ、ぺちゅ……ん、れろぇぇろ…  …ちるちる……ふ、フー……チュルルッ……ちゅぴっ  んフ……ふ……」 【男】 「っ、は……あ……」  舐め上げた直後に行う裏筋への吸引に声を漏らしてる。  先端に近づくほどにペニスの震えが大きくなるのが、  ちょっと楽しい。 【京子】 「んぇぇるぅ……ちるちる……プチュッ、チュっ……ん、  んふぁ……ふぅ……ん、れるれる……ぺちゅ、ちゅっ  ……んん、ふぁ……」 【京子】 「……こんな感じで、どうだ? 舌でねろねろ……、私  の舌……気持ちいいか?」 【男】 「う、ん。最高です」 【京子】 「んぁ……。んふ、そうか、最高か。ふふっ、どうなる  ことかと思ってたけど、案外、どうにかなるもんだな」  反応を確かめながらと言っても、ここはいつでもヒク  ついてる。  結局は、本人へ直接確認するのが一番だ。  その本人の言葉を疑うわけじゃないけど、あれこれし  てほしいと口にしないのが疑問点だ。 【京子】 「……しかし、もっとしてほしいことを言ってくれても  いいんだぞ? 私はお前じゃない。なにもかも解るわ  けじゃないんだ」 【男】 「え、……ぁー」  困った顔をしている。  ホントに困った顔をしている。 【男】 「その……実際、口でしてもらえているという事実で、  心臓が破裂しそうなくらいなんですが……」 【男】 「どこをどうやろうが、純粋に……嬉しいです」 【京子】 「……ぇ、あ、う……? そ、そうかっ。口でしてもら  ってるという事実が、一番の興奮剤か。……ぅ、なに  が……『心臓が破裂しそうなくらいー』だ」 【京子】 「また、お前はそうやって……私を幸せで殺そうとする  ……。溺れ死にそうなのだー……」  顔が熱い。  このままのぼせそうだ。 【京子】 「っ……私が好きなようにしても、簡単に気持ちよくな  るような変態チンポな、どスケベは……そのまま私の  舌で悶えてろぉ……ん、えろ……ん、んちゅっ」  やけくそに歯を立てる。  今回はちょっとだけ強くやってろう。 【京子】 「はぁむ……がじがじ、ちゅぷ……ん、ぺろ、れろ……  ん、ちゅぷ……んん、ぇる……ちゅぴ……ちゅぅぅ…  …」 【男】 「く、ぅ……っ」 【京子】 「ん……歯、立てられるの……チュプ、ん……痛いか?  甘噛みだけど……ちゅ、……こんな刺激でも気持ちよ  くなれてるか?」 【男】 「は、はは……。情けないことに、たぶん何されても気  持ちいいです」 【京子】 「ちゅ、ぴ……ちゅ、ん……ホントに節操なしだな。…  …ん……それとも、してるのが私だから……か?」 【男】 「え……」 【京子】 「んぁ、いや、なし。今のなし……。どう答えられても、  死んでしまう……」  脆い。脆すぎるぞ、私。  虜になっているのは私のほうじゃないか。  ……今さらか。 【京子】 「れる……ちゅぴ……ちゅ、ちゅ……ん、はぁ……ちゅ  ぷ……チュゥ……っ、んん、はぁ……」  熱に浮かされたように口づけを行う。  先ほどまでみたいに根元から先端のほうまで……なん  て大胆な動きはできない。  恥ずかしすぎる。  表情を隠すために根元へ顔を埋めて、ちろちろと舐め  るばかりだ。 【男】 「ぅ、んん……」 【京子】 「ちゅ……れる、ふぅ……ん、ちゅぱ……プチュッ……  ちゅ、ぅぅ……ん、はぁ……」  気持ちよさそうな声は聞こえる。  けど、さっきまでみたいな気の昂りは感じられない。  充分に快楽は覚えてるんだろうけど、たぶん心の中で  は物足りないと感じてる。 【京子】 「……なあ。根元だけちろちろって舐めるんじゃ、やっ  ぱり物足りないか……?」 【男】 「っ、え……? そんなことは……」  謙虚なのはいいことだけど、謙虚過ぎるのが玉に瑕だ。 【京子】 「ん……。先っぽのほう、手で扱いてやるな……ん、ち  ゅ……れる、ちゅ……んはぁ……」 【男】 「ぅ、あっ……あっ!」  上擦った声が漏れ始めた。  やっぱり、先端はペニスの中でも特に敏感なところみ  たいだ。  腰が大きく何度も突き上がる。 【京子】 「ふふっ、腰で顔を押して……。そんなに先っぽがいい  のか? クスッ、ほら、竿のほうは舐ってやるから…  …ちゅ……れろれろ……ちゅぴっ」 【京子】 「んふぁ……先っぽは、手に甘えてくれ……。れる……  んぇえるぅ……ちゅ、ん……ん、はぁむ……ん、ん…  …チュプ……ん、んフ……ん、はむぁむ……んちゅ」 【男】 「はぁっ、はぁっ……っ、ま、……て」  幹のほうを丁寧に舐めしゃぶりながら、先端を執拗に  こねあげる。  くるくるとさせて、手をしゃくらせながら、先端の赤  く腫れたところをいじめる。  さまざまな刺激を与えると、嬌声も倍増する。  うん、気持ちよくなってくれてる。  きっと、嬉しいはず。 【京子】 「ちゅ、ちゅっ……ん、ちゅっ……ん……はぁ……はぁ」 【京子】 「気持ちいいか……? ん、ふふ……いいぞ、もっと気  持ちよくなってくれ……れる、えろ……ちゅぷる……  ん……ちゅっ……ふ……フー……ん、れるれろぉ……」 【京子】 「ちゅ、んはぁ……先っぽがぱんぱんに膨らんで……ん、  はぁ……しっかり笠も張って……こんなに指が引っ掛  かるぞ……はぁ」 【京子】 「んぇる……、ちゅ……ん、はぁむ……ん、ちゅっ……  ちゅ、……プチュッ……ん、んフ……ちゅ、ぷっ……」 【京子】 「ん……おちんちんが震えてきた……れる、ちゅ……ン、  ふ……ちゅる……いつでも……出していいぞ……?   このまま……れるぅ、ちゅぅ……手のなかに……」 【男】 「っ、く……!」  手首を掴まれた。 【京子】 「ちゅ、っ、んっ? ……手を掴んで、どうしたんだ?  まだイキたく……ないのか」 【男】 「はぁ……はぁ……、……折角、口でしてもらってるの  に……手に出すのはいやだ」 【男】 「先端をしゃぶりながら、イかせて……」 【京子】 「……」  射精を必死に我慢した顔で、懇願される。 【京子】 「……んぁ、あぁ。わかったぞ……」  あぁ、やばいなー。  おねだりされるの、やばいぞー。  胸がはち切れそう……。 【京子】 「そう、だな……。折角、口でしてあげてるんだし……  わざわざ手でイかされるのは……嫌だよな」 【京子】 「くす……。んぁ、じゃあ……お前のおねだり通り、先  っぽ……咥えるな?」 【男】 「っ、うん」  期待にペニスをピクピクとさせている。  今か今かと待っている健気な姿に、自然と口が寄る。 【京子】 「いくぞー……? ……っ、ぁ……ぁぁぁ……ぁむ、ん  ……ちゅる、チュルルッ……チュプ……」 【男】 「っ、は……ぁぁ……」  恍惚とした溜息を聞きながら、先端を舐めしゃぶって  いく。 【京子】 「ん、んん……はむっ……はむ、ン……んん……ちるち  る……ちゅっ、じゅるるっ……ちゅるる……っ、ん」  口のサイズに不釣合いなのは解っていた。  それでも、咥えてもらいたいと言われれば応えてやら  ないと……。 【京子】 「ちゅちゅー……ちゅーっ、ん……はむっ……はむぅ、  ん、んフ……ちゅるちゅる……ちゅぴっ……んれるれ  ろえろぉ……」 【男】 「っ、あ……それっ」  唇を押し当てて口の中に入り込んだところを満遍なく  舐め回す。  吸い付くのも忘れない。  唇との隙間から舌が覗くたびに唾液が零れていく。  もう顎までべとべとだ。 【京子】 「ちゅる、ちゅ……ん、こぇが、きもひぃーか? さき  っぽくわえへ、ちゅるっ、ん……なめ、まわふ……ん、  ぁぐはむ……ちゅ、んぇる……んれるえろれろぉ……」 【男】 「ぅ、あ、ぁっ」 【京子】 「ん、フ……ん……はむっ……ぁむ、……ちるちるちゅ  ぷちゅぴっ……んぇぇえろぉ……」  キャンディーを舐めるみたいに唇を窄めて舌を舐め回  す。 【京子】 「ん、ふ……窪みのとこが弱いんだよな? 横から唇で  咥えて、舌を巻きつけて……っ、ぁぁ……ぇぇる、れ  るれろぉ……チュルルッ……ん、んんっ」  笠の下は皮膚が寄って皺になっていた。  その笠と皮膚の隙間に入り込ませるように、笠の裏側  に舌をまとわりつかせていく。 【男】 「あ、あ、ぁっ……いく……っ」 【京子】 「ちゅ、る……ん、んぁ……ん。いいぞ……チュルルッ、  んフ……先っぽ、なめへへやるから……このまま、ち  ゅるぷっ、ん……だひへ……」 【京子】 「ん、はむっ……んむ、ちゅ……ちゅる、んぇるれろ…  …」  横から先っぽの肉を咥えて、弱い笠の裏側も巻き込み  ながら吸い付いていく。  裏筋と溝のところまで舌で舐め回す。 【京子】 「ちゅ、ちゅる……ちるちゅぴるちゅ……んぅ……ん、  ちゅぅーっ……ちゅ、ちゅっ……ん、フ……んはぁむ  ぅ……ちゅっ、ちゅっ……ちゅぅぅ……っ」 【男】 「は、ぁ……い、くっ……うっ!」  ぴゅっ! びゅくっ、びゅう、びゅるるっ! 【京子】 「――っ、っぷ! わぷ、顔に……っ、っ! ん、っ…  …ふ、はぁ……はぁ……、ん……でたぁ、っはぁ……  はぁ……」  勢いよく出てきた精液が頬を濡らし、首から肩口に掛  けてを汚す。  口の中に少しだけ入ってきたけど、気が付くと口の端  から垂れていってしまっていた。 【男】 「っ、くぁ……、はぁ……はぁ……」  快感に染まった声を漏らして腰を震わせる。  普段は決して見ることができない緩み切った顔。  あぁ、私はきっとこの顔が見たかったんだ。  真似をするでもなく、頬が緩んでくる。 【京子】 「くす……ふふっ、ふ……お前のその気持ちよさに蕩け  た顔……。んふふ、かわいーぞぉ?」 【男】 「み、見るな」 【京子】 「クスッ、どうしてだ? 隠さなくてもいいだろう。い  つもとは違うお前の顔、もっと見せてくれ……ん、え  る、ちゅチューっ……ん」 【男】 「ぅ、ぁっ」 【京子】 「ん……? 嬉しそうな顔……まだ気持ちいいのか?  ん、ちゅぅ……ぷ、はぁ……ひくひくして……びんび  んに反り返ってるぞ……」  ペニスの窪みから漂う強烈な臭気。  精液のにおいに当てられ、思考が鈍くなってくる。 【京子】 「……はぁ……」  ぼんやりとした意識の中、思ったままを口にする。 【京子】 「このまま、もう一回……してほしいか?」 【男】 「え……」 【京子】 「さっきは、一度手を使ってしまったわけだし……。今  度は最初から最後まで……口だけを使って……射精し  たくない、か?」 【男】 「え、ぇ……と」 【京子】 「……」  顔をじっと見上げる。 【男】 「う……。はい……」 【京子】 「ん。……どうせそう答えると思ってたぞ。ふふっ……  お前はスケベだからな。欲張りな節操なしだぞ」 【京子】 「なにが『出せば小さくなるー』だ。結局、一度たりと  も一回で済んだことないじゃないか、まったく」  そう言いながらも、口元は綻んでいた。 【京子】 「ん、じゃあ……もう一度。出させてやるな……、ん…  …えるぅ……ちゅ、じゅる……じゅるるっ」  精液がまとわりつくペニスに舌を這わす。  付着した粘り気ある白濁液が卑猥な音を響かせる。 【京子】 「ん、ちゅ、るる……っ、んく……ちゅるぅ……ん、ん  んっ……にが。……ん……精液は弱アルカリ性……な  るほど、苦いわけだぞ……」 【京子】 「んぇる、ちゅ……ん……中に残ってるのも全部吸い出  してやるぞ……ちゅっ、はぷっ……はむちゅぅっ……  ちゅっ……ちゅるっ、ちゅ、ちゅぅぅ……ん」  咥えた先端を舐め回して、ペニスをビクつかせる。  ん……あまり出てこない。  舌の先で穴をほじくってみよう。 【京子】 「ちゅ……れるれる……ちゅ、ぷちゅっ……ぷちゅ、ん  フ……ふ、ちゅ、ぷっ……れるん……ちゅ、……ぷち  ゅっ、プチュッ……ちゅぅっ」  断続的に吸い付きながら、舌を使う。  吸い付くときに腔内に入ってきた空気を口の端から抜  くと、ぷちゅぷちゅという音が漏れる。  吸い付く音と共に響く卑猥な音。  舌を動かすたびにする水音もまた、いやらしい音だ。  聴覚から、自分のしてることの淫猥さを実感する。 【京子】 「ん、ちゅぷ……ん、く……ん、……はぁ、はふ……。  ん、おちんちんについてた精液も、中に残ってたのも、  全部食べたぞ……?」 【男】 「……そっか。うん、ありがと」  頭を撫でてくれる。  何やら申し訳なさそうな顔をしていた。 【京子】 「ん、んんっ♪ ……頭を撫でてくれるのはいいけど、  どうして、そんな申し訳なさそうな顔をしてるんだ。  もっと嬉しそうな顔をしてほしいぞ……」 【男】 「そんな顔してた?」  頷く。 【男】 「あー……」 【男】 「別に、口を使って綺麗にしなくても……さ。飲むの辛  かったでしょ?」 【京子】 「? 別に……精液を飲むのが辛いということはないぞ?  見た目通りの舌触りと、知識通りの苦味……」 【京子】 「……それに、なんてったって……お前のものだ。嫌な  わけがないぞ」 【男】 「またそういう……」  そっぽを向かれてしまった。 【男】 「口が軽いのかな……」  ぶつくさ言ってるけど、放っておいてもよさそうだ。 【京子】 「さぁ、……続き。どうすればいい?」 【京子】 「さっきみたいに、先っぽ咥えて……ちゅうちゅう吸え  ばいいのか? 敏感なとこを、舌で舐め回してやると  ……気持ちいい? 嬉しい、か?」 【男】 「う、ん……お願い」  期待がこもった声。  吐息交じりの返事に、体が震える。 【京子】 「っ、ん……。わかったぞ。……まったく……、そんな  甘えたような声でお願いされたら、こっちがしたくな  って堪らなくなるぞ……」 【男】 「え……?」 【京子】 「ん……はぁ……、……っ、はぷっ……ちゅっ、チュ…  ………はむ、ちゅぅ……ん、フっ……ぷちゅ、ぷちゅ  っ……ちゅるっ……」 【男】 「っ、ぁ……!」  想いに突き動かされるように咥えこんでいく。  先端のぷっくりとした膨らみ全体を口の中に迎え入れ  るために、何度も口を大きく開いて奥へ進める。  その間も吸い付きと舌の動きを忘れない。 【男】 「その先っぽ……口の中に、もっと……ぅっ!」 【京子】 「ん、ぅ……? もっと、口のなか……ぷちゅ、ン……  うん……」  声に促され、唇の内側まで笠の裏側を引き込ませた。 【京子】 「ん、チュっ……ん、はもっ……ちゅッ……ん、ぷちゅ  っ……ちゅ、プ……ぷちゅチュッ……はぷっ……む、  ん……じゅるるっ……」 【京子】 「ん、ちゅぷぁ……ふぁ……ん、そんなにじっと見るな  ……。おちんちん頬張ってる顔、絶対ヘンな顔になっ  てるぞ……」 【男】 「う、うん……めちゃくちゃエロい」 【京子】 「え、えろ……っ。ん、んン……全然嬉しくないのだっ。  んんっ、ん、んん~っ……。とは言っても、隠しよう  がないのだぁ……、ぅぅ……見るでないー……」  荒い息を吐きながら見つめてきてるのが解る。  こいつー、見るなって言ってるのに……。  顔の角度を変える。  反り返ってるおちんちんの向きに合わせ、顎を引いた。 【京子】 「んん……、はぁむ……ちゅ、ぷちゅっ……ちゅるっ…  …、ん……フー……はもっ……はぷっ……ちゅ、んぁ  む……ちゅ、ぷ……」  前髪が垂れて顔を少しだけ隠す。  髪が腹部まで垂れれば、顔は完全に見えなくなるはず。  そのまま咥え込んで顔を下腹部に近づける。 【京子】 「ン、ふ……んん……はむ、ちゅ、ぷっ……くぷ、ぷぷ  ……んむぉぁ……ンむ、ちゅ……ぷっ、くぷ……くぷ」 【男】 「ぅ、ぁ……あ……あっ」  気の抜けたような声。  予想だにしない気持ちよさを覚えたときに、アイツは  こんな声を漏らす。 【京子】 「ちゅもぉぁ……ぁ、ぉ……む、ちゅッ……プ……ぷち  ゅ、ぷちゅっ……ん、んむぉぁ? ろうひはー……?」   腔内を圧迫するペニスのせいでくぐもった声が出た。 【男】 「そのまま、奥までっ……」 【京子】 「ン、ん……? おく、まれ……? ちゅ、ぷぅ……ん、  ぅん……わかっは……。ん、はぷっ……んむちゅっ…  …むぁぐ、あぐ……ちゅ、くぷぷぷ……クプ……」 【男】 「舌を絡みつかせ、て……うっ!」  喋るには自由が足りない舌をなんとか動かして、言わ  れた通りにする。 【京子】 「プチュチュッ……ん、んむぁ……ぺちゅ、……ひたを  かあめへ……はもっ……ちゅッ、プ……むぇるれる…  …れるん……ちゅっ……ぷちゅっ、ぷちゅ……」 【男】 「そのま、まっ……唇で、シゴく……あ……あっ!」 【京子】 「ンむ、くひで、しごふ……ぅんっ、ちゅ……ちゅるち  ゅっ……くぷ……くぷ。……じゅぷ……クプ……くぽ  っ……」 【男】 「は、ぁぁ……あ、ぁ……」  髪の隙間からアイツのうっとりした顔が見えた。  嬉しい。  もっと悦ばせたい。  もっと気持ちよくさせて、私の虜にさせないと……。 【京子】 「んはぁむぅ……ちゅるっ、ちゅっ……チュッ……ン、  んん……はぁ、もっと……きもひよふなっへ……ん、  れろぅ……はぷっ、ンむ……ちゅっ……ん」 【京子】 「……わたひの、とりこに……なっへ……んっむぅ、ち  ゅッ……ちゅっちゅ……んぇるん……プチュッ……ん、  はむ、ちゅ……ちゅるっ……ちゅっ」 【京子】 「クプ……くぷ、くぷ……ん、んフ……ちゅるっ、じゅ  るるっ……んン、もっほ……おまへのきもひよはほー  なこへ……ききはいぞ……ン、ぢゅるるるっ」  どうしても口の中から零れていってしまう唾液。  腔内の潤いを保たないと、動きづらいのだ。  追いかけるように咥え込み、啜って連れ戻す。 【男】 「う、ぁ……ハァァ……っ」  甘い声を漏らして、おちんちんをビクつかせる。  これが気持ちいいんだろうか……。 【京子】 「ん、ちゅぅっ……ぷちゅッ、ぷちゅ……ん、むぇるれ  るん……じゅるっる……ちゅッ……は、ぷっ……くぷ、  くぷぷ……くぽ……ン、くぷっ……ちゅるっ……」 【京子】 「ちゅ、ンん……おくまれ、くわえへ……はぷっ、はむ  ちゅっ……はもっ、むぁぐ、もご……ちゅぅ、……す  いふいへ……ちゅるっ、ちゅ……ぷちゅっ、ぷちゅ」  奥まで咥えて、吸い付いて……。 【京子】 「ちゅっちゅぅぅ……ン、ほれから……っ、ひたれ、な  めまわふ……んれる、れるぇるん……れるん、ちゅっ  ぷ……むぇるれるん……」 【京子】 「ちゅっ……ん、くひびうれっ、プチュッ……ひごく、  ぅン……はぷっ、むぉ……ちゅ、ププ……くぷぷ……  ぐぷ、くぽっ……クプ……チュプル……ちゅぽ……」  それから、舌で舐め回して、唇でシゴく……。  言われたことや学んだことを頭の中で反芻していく。  考えながら上下に動いて、口内を締め付ける。  ぐるぐると考えが廻り、熱に浮かされた意識の中でア  イツの顔が浮かぶ。  上下に動く頭に揺らめく髪に遮られて、アイツの顔は  窺えない。 【京子】 「んっ、ちゅ……ぷちゅっ、ぷちゅ……んちゅるっぷぇ  あっ……ン、はぁ……はぁ……はー……」  ずるりと口から抜くと、間抜けな声が出た。 【京子】 「っ、は……おちんちん、気持ちいいか……? 先っぽ  から、気持ちよそうにお汁がたくさん出て……れる、  ぷちゅ……ん、ちゅッ……はぁふ……はぁ……」 【京子】 「口、小さくてごめんだぞ……。根元まで咥えてやれれ  ばいいんだけど……。窮屈で、痛くはないか?」 【男】 「はぁ、は……っ、言ったでしょ? 何しても気持ちい  いって……」 【男】 「無理して咥えてくれようとしてるところ……健気で、  可愛かったし」 【京子】 「む、っ……! か、かわぃ……っ……誰もそんな話は  してないのだー……」 【京子】 「ん、んん……。でも、気持ちよくなってくれてるなら  ……ふふ、よかったぞ」  安堵感。  私が求めてたのはこれだ。  おちんちんを気持ちよくさせることじゃない。  『アイツ』を、気持ちよくさせることだ。  気持ちよさそうな顔をして、私を求めて、私の与える  快感に浸ってくれればいい。  私の虜になってくれれば嬉しい。  その為なら、何だってできる。  そんな気がした。 【京子】 「……私は、お前が好きだ」 【京子】 「好きだから、こんなことをしてるんだぞ? ちゃんと  理解してるか?」 【男】 「……うん、ありがと」  頬を撫でられる。  ぬるりと滑る感覚……  唾液を拭ってくれてるようだった。 【京子】 「……なら、いい」 【京子】 「……私のほうは、もうとっくにお前の虜だ」 【京子】 「今の、このふわふわした気持ちなら……お前の望むこ  とを、なんでもしてしまいそうだ……」 【京子】 「ちょっとだけ、怖いぞ」 【京子】 「お前を愛おしいと思えば思うほど、壊れてしまいそう  な自分が恐ろしいんだ」 【京子】 「私じゃなくなるみたいだ……」  口を閉ざせば、すぐにでもしゃぶりつくだろう。  アイツがそれを望んでるから、脇目も振らずに淫らな  行為に浸る。  少し前まで、自分を律せねばと考えていた私が可笑し  く思える。  理知的であろうと思いながらも、アイツに求められた  ら、虜にさせられるなら、簡単に動物的本能に染まっ  てしまう。  自分が自分ではなくなる感覚。  自分が人間ではなくなる感覚がした。 【京子】 「だから……な。お前なら、私を滅茶苦茶にしても構わ  ない。けど……私を、壊さないでくれ」 【京子】 「大切に……扱ってくれ」 【京子】 「じゃないと、私は……戻れなくなる」 【男】 「……」 【京子】 「……なあ、これからどうしたらいい?」 【京子】 「お前の好きなようにしてくれ……。お前の好きなよう  に私を…………使ってくれ」