トラック1
ほら、座って座って。
うん、お利口さん。偉い偉い。
それじゃあ、あたしもその隣に座って……と。
ふー。
ふふっ。
サキュバスの中には、嫌がる獲物を無理矢理食べるのが好き、って子もいるんだけどね。
あたしはそういうの、面倒くさいと思うタイプだからさ。
そう考えると、あたしとお兄さんって、結構相性いいよね。
じゃ、ズボンとパンツ脱いで。
……え? 脱がせてほしい?
もう……わがままだなあ。
いや、いいけど、別に。それくらいなら。んしょ。
はい、勃起おちんちん丸出しー。
お兄さん、素直でいい人だから、ある程度のお願いは聞いたげる。
もちろん、やっぱり死にたくない! とか、そーゆーのはダメだけど♪
ふふっ、どしたの?
もしかして、死ぬの怖くなってきた?
違うよねー。
死ぬ、ってことを意識させられると、ゾクゾクしちゃうんでしょ?
ほら、やっぱりおちんちん、ビクビク反応してる。
まだ触ってもいないのに。
お兄さん、さっきはカッコつけて、どうせいつかは死ぬんだから、なんて言ってたけど、本当は、ただのマゾなんじゃないの?
いいんだよ、強がらなくても。
別にあたし、そんなんでお兄さんのこと嫌いになったりしないし。
どうせもうすぐ死んじゃうんだからさ、素直になろ?
ほら、言って?
僕はこれから綺麗なお姉さんに殺されると思うと、興奮しちゃうマゾです、って。
……はい、よく言えました。
ご褒美に、チューしてあげる。
ほら、口開けて、舌出して。
んっ……。
ぷはっ。
どう、気持ちよかった?
聞くまでもなかったみたいだね。
お顔、幸せそうにとろけちゃってるよ。
サキュバスの唾液ってね、男を狂わせて壊す、媚薬であり猛毒なの。
体の中にじんわりと熱いのが広がって、タマタマに集まってくのを感じるでしょ?
それはね、お兄さんの生命力が、精液に変えられてる証拠なんだよ♪
ほら、次はあたしのスベスベの手で、おちんちんしこしこしてあげる。
しこしこ、しこしこ。
おちんちん、しこしこ。
ん? どうしたの?
……死ぬ時は、おまんこに中出しして死にたい?
ああ、それなら大丈夫だよ。
別に、一回射精したくらいじゃ、死んだりしないから。
むしろ、生命力が精液に変えられてるぶん、普段よりいっぱい射精できるはずだよ。
だからお兄さんは、余計な心配しないで、あたしにされるがままでいればいいの。
わかった?
……うん、よろしい。
それにしても、お兄さんのおちんちん、もうカウパーでびしょびしょだね。
もしかして、女の子に手コキされるの、始めて?
……あ、やっぱり? 図星だった?
ふふっ、贅沢だね。
最初で最後の相手が、サキュバスだなんて。
サキュバスの肉体って、全身性器みたいなものだから。
手コキだって、人間の女の子とは比べ物にならないくらい気持ちいいんだよ?
ほら、もう出ちゃいそうでしょ?
いいんだよ、我慢しなくて。
あたしの手の中に、いっぱい出して。
……あ、マゾのお兄さんには、こう言ってあげたほうがいいかな?
あたしのために、精液を……命を捧げなさい!
あっ!
出たっ……♪
おちんちんビクビク痙攣させて、精液ビュービュー吐き出したっ……♪
そんなにあたしのために、精液捧げたかったんだ?
お兄さん、もうすっかりメロメロ。あたしの虜だね。
それじゃあ、飲んであげる。お兄さんの生命力が凝縮された、濃厚な精液……。
んっ……んん……ごくっ……ごくん。
うん、おいしいよ。
お兄さん、なかなかいい味してるじゃん。
……もう、嬉しそうな顔しちゃって。
言っとくけど、今のでお兄さんの寿命、五年は減ったんだよ。
わかってる? 今、お兄さんは、あたしに食べられたってこと。
……そんなことはどうでもいい、あたしに喜んでもらえてよかった?
はぁ……何言ってんの? キモいよ。
別にあたし、お兄さんの恋人とかじゃないんだけど。
……ま、いいけど。別に。
少なくとも、女の子の嫌がる顔を見て喜ぶ男よりは……マシだと思うし。