Track 3

A03/B03

■03 それでねっ、その時兄さんったらなんて言ったと思いますか? 教師っていう立場は分かるけど、告白した女生徒の気持ちもちゃんと……そうですけどっ……でも、せめて最後くらいは。 えぇ、私にしてくれるみたいにご褒美のキ……っ……あ、うぅん、なんでもない! そ、そうそう、ご褒美に頭を撫でてあげるとか……いいのっ、私にはそれで十分なご褒美なんですっ。 んもうっ、父さんはいつまでも私のこと子供扱いし過ぎよっ。 私だってもう立派な女性なんですからね? うぅ……兄さんのことはいいでしょ? やっと戻ってきてくれたのに、お家は別だなんて。 ねぇ兄さん、わざわざアパートなんて借りなくても、家から通ってもいいのではないですか? わ、私は別にっ……遅刻しそうになった時だけ、たまに乗せてもらえれば……えへへ♪ うぅ、そっか。 教師の方が早いですよね……社会人って大変。 はいはい、どうせ私はまだ子供ですよ……フンだ、父さんなんて嫌いっ。 兄さん、もう部屋行きましょ……いいから行くの。 ふ~……危なかったぁ。 ごめんなさい。 つい、ご褒美の話してしまうところだったわ。 えぇ、分かってます。 父さんや母さんにも内緒なのよね。 ずっとそう言ってたこと、覚えてるわ。 それに……兄妹なのに恋人同士みたいな関係だなんて、他の誰にも言ってはいけないのよね。 えぇ、それくらい私にも分かってる……兄妹で、あんなに素敵なキスしてはいけないって……。 え、いいの? みたい、じゃなくて本当の恋人って思ってもいいの? やった! ありがとう兄さん、大好きよ♪ ちゅっちゅ、ちゅぷ、ん~っちゅむ。 ちゅぷちゅぷ、んむん、ちゅぷ。 じゃあこれは、恋人同士のキスね? ちゅっちゅ、ちゅぷ、ん~ちゅ、ちゅむん。 ご褒美のキスでも、兄妹のキスでもなくて、ちゅむちゅむ、ぺろん、愛し合う男と女のキスぅ、ちゅぷ。 んっふ、ちゅむちゅむ、んん~っちゅむ、ちゅぷん……んはぁ、はぁはぁ。 嬉しい……けど、だったらやっぱり一緒に暮らしたいわ。 う、うん、そうだけど……そう、だけど……うぅ……。 だって兄さん、昔からキスして、体に触れてくれていたでしょう? 私あの時からちゃんと、誰にも言ってないわ。 だから今でも言わない……見つかるかもしれないけど……そうだけどぉ。 む~、兄さんの意地悪ぅ。 だって学校じゃ先生って呼ばないといけないでしょ? それじゃ他人行儀だし……む! 私は兄さんが好きなの。 教師であろうとなかろうと関係ないでしょ? そ、それはまぁ、おかげで学校でも会えるけど……でも、私は卒業しちゃうし。 うん……そうね、卒業したら私も一人暮らし……うぅん、兄さんと一緒に? 無理かな、やっぱり、うぅ。 えぇ、分かってるわ……兄妹で恋人同士になるのはいけないコトなのよね。 でもいいの、私たちにとってはそれがいいコトなの♪ そうでしょう? 私は、兄さんのお嫁さんになるって。 幼い頃から、ずっとそう言ってたでしょう。 だから、いいの。 兄妹で恋人で、夫婦になっていいのよね♪ 愛してるわ、兄さん……ちゅっ、ちゅっちゅ、ちゅむん、んちゅる、ちゅむん。 ちゅぷちゅぷ、んはぁ、はぁはぁ、はふぅ~……ねぇ、今夜は一緒に寝ましょう? 子供っぽいって怒られるかしら……うぅん、2人が寝静まってから、2人が朝起きるまでなら、ね? それまではお話していましょう。 その間に、少しだけキスするだけなら大丈夫。 バレたりしないから……ちゅっ♪ ちゅむちゅむ、ん~っちゅ、んふん……あ。 でもさわるのはナシね? だ、だってくすぐったいから声出ちゃうもの……幼い頃はぺったんこだったし、さわられても何も感じなかったけど……今はくすぐったいのっ。 それに、その……うぅ、なんでもない! わ、私、お風呂入ってくるっ……えぇ!? ば、馬鹿馬鹿っ、兄さんのエッチ! 一緒になんて入れるワケ……と、父さんに見つかったら怒られるでしょ!? また子供扱いされちゃうし! とにかく、今日は一緒に。 先に寝ちゃ駄目よ? ……す、少しだけならさわるのも許してあげますから。 少しだけですよ? もしたくさんさわりたいなら、2人きりになれる場所でお願いします♪