Track 2

【2 体の芯から温めて】

○お風呂で湯船をかき混ぜてみせる音子 音子 ほらほらー! とーっても良い湯加減だよー! 桔音 ふふっ、この子ったら久しぶりのお客さんに張り切っちゃって。 それくらいあなたが来てくれたのが嬉しいのよ、許してあげてね。 音子 裸だからそのまま入れるね! ほら入って? ほらほらほらー! 桔音 もう、慌てないのよ音子? まだ準備で足りてないものがあるでしょ? よく考えてみて。 音子 足りないもの? えーっと……う~ん…………あ、分かった! 着替えの準備ができてない! 桔音 そうよ、よくできました。 それじゃあ音子、お客さんの着替えを取ってきてくれる?音子 うん、分かった! いってきまーす! ○あなたの着替えを取りに駆けて行く音子 桔音 ……うふふ。あの子が着替えを取りに行っている間に、温まりましょうか。 ほら、その椅子に座って。 ○椅子に座ったあなたの背中にお湯をかける桔音 んふふ……どう、温かいでしょ? このまま背中を流しましょうか。 ○着替えを持って戻ってくる音子 音子 桔音ー! 着替え持ってきたよー! もう、しばらくお客さんなんて来なかったから、着替えを探すのに手間取ったよー! 桔音 あら、戻ってきたのね音子。 ちょうど今から、背中を流してあげるところだったのよ。 音子 背中を? 洗うの? ふふふふっ、ついにこのときが来た……! いつも桔音の背中を流して腕を鍛えているこの私の、真の実力を見せる時が……!桔音 あらあら、この子ったら意気込んじゃってるわ。 ……でも、良い機会かもね。 たまには私の背中じゃなくって、お客さんの背中も流してあげて。 私はその間、夕餉の支度をしておくから。 音子 はーいっ。 ○台所へ向かう桔音。服を脱いでお風呂場に入る音子 ってわけでお客さん、お背中お流ししますよー! かゆいところがあったら言ってくださいね? ○手拭いに石鹸をつけ、背中を洗い始める音子 ……どうかな? 力加減大丈夫? ○頷く よーし、このまま続けていくね? ○あなたの身体を洗いながら語りかける音子 ……ねえねえ。 君ってやっぱり他の世界から来たんだよね? たまーにね、迷い込んでくるんだよ。 ……かく言う私も、実は子猫の時に迷い込んできたんだよねー。気づいたらね、この何もない世界に迷い込んでたの。 その時も桔音は私を保護してくれようとしたんだけど、子猫だったから私、警戒心が強くっ てね。 お風呂に入れてもらったのに暴れたり、威嚇したり、逃げ出したり……今思えば最悪なこと しちゃってたんだ。 だけどね、それでも桔音ってばお世話してくれるの。 まるでお母さんみたいに……って言っても、私生まれてすぐにお母さんとはぐれちゃったか ら、お母さんってのがわかんないんだけど。 でも、そんな風に優しくお世話してもらったら、嬉しくって、ありがとうって気持ちになっ たんだ。 それにね、その時思ったの。 桔音って、この世界に一人ぼっちでさみしくないのかなーって。 だからね、私その時決めたんだ。 桔音と一緒にずーっと暮らせるようになろうって。 だけど普通の猫じゃ、この世界でずーっとは過ごせなかった。 どうしてもサヨナラしなくちゃいけなくなった。 だから桔音に聞いたんだよ。 どうしたら一緒に過ごせるのって。 そしたらね、教えてくれたんだ。 猫又になったら一緒に暮らせるって。 猫又になれたら、またこの世界に戻ってこれるって。 だから猫又になろうって決めたんだ! だけどね大変なんだよー、猫又になるのって。 猫岳って場所知ってる? そこで修行しないといけない上に、百歳まで長生きしないと猫又になれないんだ。 だけど桔音と一緒にいたいって気持ちだけで頑張ったんだ。 毎日毎日通って、修行して……ようやく猫又になれた。 猫又の力を使って……人間は妖力って言ってたけど、その力を使ってまたここに戻ってこら れた。 もう普通の猫じゃない。だから桔音と一緒にこの世界で暮らしていける。百年近くもかかったけど、成し遂げられたんだよ。 それからね、ずーっと一緒なんだ。 だからね、きっと桔音もさみしくなくなったって思うんだ。 桔音 そんなことしてくれなくても、元々さみしくなかったんだけどね。 音子 ふふふふっ、地獄耳だよね、桔音って。 今更恥ずかしがらなくっても良いのになぁ。 ○ふと、水滴が落ちる音が響く ……私、元の世界じゃお風呂って嫌いだった。 だけど桔音と一緒にこうやって、迷い込んできた生き物の世話をする内に、いつの間にかお 風呂が好きになってたんだ。 ……ねえ、気持ち良い? 温かいお風呂でゴシゴシされて、気持ち良い? ……それとも、男の人はこっちの方が嬉しいのかな? こうやって……。 ○胸を背中に押し当てる音子 胸で背中を洗ってあげるの。胸に泡をつけて……。 ○胸に泡をつける音子 こうして背中にこすりつけて……。 ○胸を使って背中をこする音子……小さいから、あんまり感じない? 嬉しくない? ○あなたの股間を覗き込む音子 ……あ、そうでもないみたい。 おちんちん、ビクビクって動いてる。 やっぱりこう言うの好き? ……じゃあ、こうして……。 ○お互いの全身に泡を広げていく音子 全身に泡をたっぷりつけて……。 こすりつけたら……。 ○全身を擦りつけ合う音子 あぁっ、……んぅっ、……んふ、ん……はぁっ、……ん、どうかな? ○気持ち良さそうなあなたを見る音子 ……うふふふっ、これも良いみたいだね。 だったらもっと良いことしてあげたいから、湯船につかろうか。 お湯で洗い流すね? うんしょ……。 ○あなたにお湯をかける音子 うふふっ。私も……。○自分にもお湯をかけて洗い流す音子 ……流し忘れはないかな? それじゃあお先に湯船にどうぞ~? ○湯船に入る わっ、わー! たくさんお湯が溢れだしてきた! きみって体が大きいんだね! これじゃあ私が入る場所ないかも……あ、そうだ! ね、膝の上に乗っても良い? 普通の猫だった頃は、よくそうやって人間に抱っこしてもらってたんだ。 良いよね? ○湯船に足を浸ける音子 膝の上、向かい合わせに座るよ? んっしょっと……。 ○膝の上に座るように湯船に浸かる音子 ふふふふっ、おちんちんすごく熱い。 温かい湯船の中で熱いって感じるくらいだから、相当だよね。 でももっと温かくなって欲しいなぁ。 君のこの大きくなったおちんちんに、私のおまんこを擦りつけたらもっと温まってもらえる かな? こうやって……んっ……んんっ……ほら、気持ち良いでしょ? 私も気持ち良いよ……んっ……んあぁっ……んっ、んんぅうっ……あぁっ。 君の気持ちよさそうなお顔見てたら、キスしたくなってきちゃった……! 顔、前に出して?○顔を近付けるあなたにキスする音子 んっ、んんぅっ……ん、んぅ……んっ。 んんん、んぅ、ん……んぁ、んぅ……はぁ……。 すごい……おちんちん、どんどん堅くなってる……! あむんっ、んっ、んっ……んれぇ……っ。 君の舌の動き、とっても気持ち良い……。 んむぅ、んっ、んはぁっ……あぁむっ、んっ……ん……んは……。 浴室だから、音が反響して、すごくエッチ……! はぁんむっんっ、んぅっ、んふぇっ……ん……んぁっ、あぁうっ。 腰、勝手に動いちゃう……。 んん、ん、むっ……。 どんどん速くなっちゃう……! はむっ……んぅ、んん、んっ、……んんはぁっ。 んぁむんんっ、んっ……んんっ、んっ、んんっ、んんぅうっ……! もっと舌、私の口の中に来て……? 私の口の中、たくさん舐めて……。 んんっ、んっ……んむぁっ! はぁっ、んっ、んっ、ぅんっ……んぁっ……ん、ふぇっ……! はっ……はぁんっ……。 こんなにエッチなの、すごい……。 んうぅっ、んっ……んんはぁっ。 こんな気分になったりゃ……んっ、んんっ……シたくなっちゃうぅ……! 君の大きいのを、私の中に入れて欲しくなっちゃう……。 んっ、んぅっ……! んはぁ……はぁ……。 ……良いよね……? 良いに決まってるよね……? このまま、一緒に……。桔音 二人ともー? ご飯できわたよー? 音子 ……うう~、残念。 これからだったのにねー、あははっ。 だけど、腹が減っては戦ができぬ、だよね。 お腹がいっぱいにならないと、こういうエッチなことも満足にできないよ。 それにね、桔音の料理って絶品なんだよー? まずはしっかり食べてその後に……ね? うん、それじゃあ上がろうか。