□トラック二:神代霞との出会い
シーン:神社の本殿。木の縁台に囲まれて床は畳。正方形に近い形。外から朝の日差しが差し込んでいる。
神代霞は蛍の姉と言うこともあってお姉ちゃんっぽく振る舞います。声や口調はロリっぽいですがゆっくりとした口調でお願いいたします。
位置
蛍:正面右。先行して歩いています。
SE:木の板の上を歩く音。
神代蛍「足下気をつけてくださいね~」
神代蛍「あ、そこ男の方は危ないかもです。床がギシギシいっていますので」
神代蛍「縁台をぐるっと回りますね~」
神代蛍「霞お姉様? お姉様はいらっしゃいますか?」
神代蛍「お姉様?」
霞は後ろを向いて座っています
位置
霞:正面。後ろを向いています。
神代霞「もー蛍ちゃん。神社ではお淑《しと》やかにしなさーい」
霞は前を向きます
位置
霞:正面前
神代霞「今、お祈りを捧げているところでーす……あら? お客様?」
神代蛍「はい。霞お姉様」
位置
霞:こちらを向く。正面
神代霞「ようこそいらっしゃいました」
神代霞「ここは神代縁《かみしろゆかり》神社。古くからこの地に縁がある神社です」
神代霞「小さな神社ですが、土地神様は健康や恋愛、縁結び……そして出産に纏《まつわ》わる神様として崇《あが》められているんですよ~」
位置
霞:正面右
蛍:正面左
霞と蛍は横に並びながら座っていて、主人公と対面しています。
途中で会話を遮るように。
神代蛍「お姉様はこの神社で一番偉いんですよ? えへへ」
神代霞「蛍ちゃ~ん 横から会話の邪魔をしちゃ駄目~」
神代蛍「あ、ごめんなさい。霞お姉様」
神代霞「まったく蛍ちゃんは。いつまでたっても子供なんだから~」
神代霞「そんなことだから彼氏も出来ないんですよ?」
神代蛍「わ! わ! い、今は関係ないじゃないですか! 霞お姉様!」
霞。こちらを見ながら
神代霞「……ふぅ。そうですねぇ」
神代霞「お客様? よろしければ。この子の禊《みそぎ》行のお手伝いをお願いしてもよろしいでしょうか?」
神代蛍「え? お姉様?」
神代霞「そろそろ、蛍ちゃんも一人で出来るようにならなければいけません。それとも……嫌?」
蛍。恥ずかしがりながら消え去りそうな声で
神代蛍「え……その……あの……でも……」
神代蛍「神代縁神社の……禊《みそぎ》って……その」
神代霞「お客様。どうかよろしくお願いいたします」
神代霞「神代縁《かみしろゆかり》神社の巫女は年頃になると男女和合《だんじょわごう》の儀を収めなければいけません」
神代霞「それのお手伝いをしてほしいのです~」
霞
位置
霞:接近しながら。左耳元
いたずらっぽく
神代霞「うふふ。男女和合とは……そうですね……今ですと」
位置
霞:左耳元
神代霞「殿方と巫女の契り……ようするに……えっちの事です」
位置
蛍:正面
神代蛍「お、お、お姉様!?」
位置
霞:正面に戻りながら
霞。妹をからかうように
神代霞「ぶっちゃけた言い方ですと、お互いにえっちをして気持ちよくなって、ついでに元気になってしまおうという古来からの健康方法ですわ」
神代霞「ふふ。蛍も業《ぎょう》を納められて、お客様も気持ちよくなられて。命の洗濯まで出来ちゃってぇ、うふふ。一石二鳥だと思いますの」
位置
蛍:正面
この章の締めのセリフです。思い切ってお願いいたします。
神代蛍「ぶ、ぶ! ぶっちゃけ過ぎですぅううよぅ!! お姉様ぁああああ!!」
SE:カラスの声
トラック二終り。