【海宮の癒し:時忘れの耳かき(左)】
時を忘れるほどの心地よさ。
緩やかな幸せの時間。
それをさらに高めるため…こちら…左の耳もお借りしますね。
ふぅ(息を吹きかける)。
ふっ。
♪
耳への吐息は直接触るよりも、妙に……感じますよね。
ゆっくり、耳を撫でるように。
ふ~~~~~。
ふ~~~~っ。
ふ~~~~ぅ。
やさし~く、撫でるように。
ふ~~~~。
ふぅ~~~。
ふ~~~~。
吐息の愛撫で、
耳も…嬉しそうに震えます。
震えてしまいます。
ふ~~~っ。
ふっ!
ふふ。
緩急でございます。
緩やかとみせかけて、
ふっ。
ふっ。
ふっ!
激しく続くと見せかけて、
ふ~~~っ。
ふっ!
惑わすように吐息を続けます。
ふ~~~~~っ。
ふッ!
ふ~~~~~っ。
ふッ!
ふっ!
ふっ!
ふっ!
ふっ!
ンふふ。
吐息の愛撫で十二分に…ほぐしましたら、
いよいよ、
耳かきでございます…。
中の具合がどうなっているのかは…すでに確認済み。
こちらも、なかなかの溜まり具合で、楽しくなってしまいます。
(SE)
ひとかきで、ひとやま。
ひとかきで、ひとやま。
あっという間に、黄金(こがね)の珊瑚の築山(つきやま)の出来上がり。
これは、
興奮を隠せません…っ。
さくさく、さくさく。
耳かきの剣先が…小気味よく跳ねてしまいます。
(SE)
さくさく、跳ねて。
さくさく、踊って。
あれだけの耳垢が…みるみるうちに。
そうして、
心地よさも…ぐんぐん、上昇。
耳かきは…それほど奥まで潜りませんが、
心地よさは、体の奥まで…届きます。
心地よさは、心の奥まで…届きます。
奥の奥、奥の奥まで…、届きます。
そうして、
そして、
…、
耳の中に…綺麗がやって参ります。
(SE)
ふふ。
やはり、耳の中は綺麗な方が何倍も素敵でございますね…。
見違えた様子に、
私も…目を奪われてしまいます……。
あとは…、
細かいものを…、
一掃すれば…、
そう、
そう、
これで…、
完璧で…、
ございます…っ。
(SE)
ふぅ…///
お疲れ様でした…。
これにて、
お耳のおもてなしは……終わりでございます。
両のお耳、お貸しいただきましてありがとうございました♪
耳のおもてなしは終わりでございますが、心地よさは終わりません。
私がおそばにいる限りは続きますので、ご安心下さい。
ふ~~~っ。
ふっ!
ンふ♪