Track 4

【イヤシの二:双子の海イヤシ】

「「心と体、ひと心地ついた所で、外へ。 外の海へ、参りましょう。 海の中へ、参りましょう。 イヤシマの海にこそ、イヤシはあります。 それには、服は邪魔。 生まれたままの姿になります。 (衣擦れ音) (微笑しつつ)とはいえ、水着は着ていますので、ご心配なく。(肩紐パチン) もちろん、貴方の分の水着もありますので、どうぞ、ご安心を。 (扉音) (海の音:BGM) (パシャ) 海に入っても、泳ぐ必要はありません。 全身で、海に浸かる。 それだけで構いません。 イヤシマを囲む、大海原に浸るだけで構いません。 (波音) 海というものには、 海の果ての楽園、という伝承がつきものです。 人々は広大な海の向こうに幻想を抱いてきました。 そこに“楽園や極楽がある”、と。 人々はイヤシを知らずとも、それが海からもたらすものだと本能的に悟っていたのかもしれません。 貴方の目を奪う、碧い海。 貴方を包む、波の音。 貴方をさらう、潮の風。 それらが、高ぶった体を平常にします。 体の疲れを、やわらげます。 海に浸かるだけで、体が、洗われていきます。 貴方の目を奪う、碧い海。 貴方を包む、波の音。 貴方をさらう、潮の風。 それらが、荒ぶった心を平常にします。 心の疲れを、しずめます。 海に浸かるだけで、心が、洗われていきます。 波に揺れる。 波が、体の重みをさらいます。 波に揺れる。 海が、体の重みを無くします。 ぷかり。 体が横になる。 ぷかり、ぷかり。 自然に横になる。 ぷかり、ぷかり。 体が浮かぶ。 ぷかり、ぷかり。 体が海に浮かぶ。 ぷかり、ぷかり。 海に浮かぶ。 ぷかり、ぷかり。 木の葉のように浮かびます。 ぷかり、ぷかり。 体が浮かぶ。 ぷかり、ぷかり。 体が海に浮かぶ。 ぷかり、ぷかり。 海に浮かぶ。 ぷかり、ぷかり。 木の葉のように浮かびます。 気持ちがいい。 波に身を任せるのは、気持ちがいい。 ゆらり、ゆらり。 海に漂う。 ゆらり、ゆらり。 波に任せて、漂います。 ゆらり、ゆらり。 海に漂う。 ゆらり、ゆらり。 波に任せて、漂います。 ゆらり、ゆらり。 海に漂う。 ゆらり、ゆらり。 波に任せて、漂います。 ゆらり、ゆらり。 海に漂う。 ゆらり、ゆらり。 波に任せて、漂います。ゆらり、ゆらり。 海に漂う。 ゆらり、ゆらり。 波に任せて、漂います。 ゆらり、ゆらり。 海に漂う。 ゆらり、ゆらり。 波に任せて、漂います。 心地がいい。 波に身を任せるのは、心地ちがいい。 イヤシが、 ゆっくり、貴方の元へとやってきます。 目を閉じる。 そうすると、さらに、イヤシが貴方に近づきます。 ゆっくり、目を閉じる。 そうする事で、さらに、イヤシが近づいてきます。 波に合わせるように、大きく息を吸い込んで、 波に合わせるように、ゆっくりと、息を吐き出す。 波に合わせるように、大きく息を吸い込んで、 波に合わせるように、ゆっくりと、息を吐き出す。 波に揺れて、深呼吸をするのは気持ちがいい。 繰り返す度に、イヤシが貴方のすぐ側へと近づきます。 波に合わせるように、大きく息を吸い込んで、 波に合わせるように、ゆっくりと、息を吐き出す。 波に合わせるように、大きく息を吸い込んで、 波に合わせるように、ゆっくりと、息を吐き出す。 波に揺れて、深呼吸をするのは心地がいい。 繰り返す度に、イヤシが貴方の直ぐ側まで近づきます。 何回も、何回も、繰り返す。 何回も、何回も、繰り返す。 すると、 イヤシが、貴方の横に…。 だから、さらに、繰り返します。 すると…、 全身の力が抜けていきます。 息を吐く度、波にさらわれる度、力が抜けていきます。 右腕の力が、抜けていきます。 凝り固まった筋肉が、一本一本ほぐれるように、 力が抜けていきます。 どんどん抜ける。 抜けていきます。 力は抜けきって、空っぽ。 空っぽになる。 右腕が空っぽ。 空っぽになる。 空っぽの右腕に、イヤシが満ちていきます。 空っぽの右腕が、イヤシに満たされていきます。 それは、気持ちがいい。 イヤシに満ちて、右腕がふわふわと軽くなる。 右腕が軽くなる。 ふわふわと軽くなる。 それは、とても気持ちがいい。 左腕の力が抜けていきます。 凝り固まった筋肉が、一本一本ほぐれるように、 力が抜けていきます。 どんどん抜ける。 抜けていきます。 力は抜けきって、空っぽ。 空っぽになる。 左腕が空っぽ。 空っぽになる。 空っぽの左腕に、イヤシが満ちていきます。 空っぽの左腕が、イヤシに満たされていきます。 それは、気持ちがいい。 イヤシに満ちて、左腕がふわふわと軽くなる。 左腕が軽くなる。 ふわふわと軽くなる。 それは、とても気持ちがいい。 そうして、 右足の力も抜けていきます。 太ももから足のつま先まで、力が抜けていきます。 力が抜けていきます。 どんどん抜ける。 抜けていきます。 力は抜けきって、空っぽ。 空っぽになる。 右足が空っぽ。 空っぽになる。 空っぽの右足に、イヤシが満ちていきます。 空っぽの右足が、満たされていきます。 それは、気持ちがいい。 イヤシに満ちて、右足がふわふわと軽くなる。 右足が軽くなる。 ふわふわと軽くなる。 それは、とても気持ちがいい。 左足の力も抜けていきます。 太ももから足のつま先まで、力が抜けていきます。 力が抜けていきます。 どんどん抜ける。 抜けていきます。 力は抜けきって、空っぽ。 空っぽになる。 左足が空っぽ。 空っぽになる。 空っぽの左足が、満たされていきます。 それは、気持ちがいい。 イヤシに満ちて、左足がふわふわと軽くなる。 左足が軽くなる。 ふわふわと軽くなる。 それは、とても気持ちがいい。 両手と両足の力が抜けて、とても気持ちがいい。 両手と両足がイヤシで満ちて、とても気持ちがいい。 意識は、ゆらゆら。 ゆりかごに揺られているかのような、感覚。 とても気持ちがいい、感覚。 気持ちがいい。 とても気持ちがいい。 両手と両足の力が抜けて、とても心地がいい。 両手両足がイヤシで満ちて、とても心地がいい。 全身の力が抜け、イヤシに満たされ、頭はぼぉ~っとしてきます。 力が抜ければ抜けるほど、イヤシが満ちれば満ちるほど、 頭はぼぉ~っとしていきます。 意識が、ゆらゆら。 眠りに着く寸前のような、感覚。 とても心地がいい、感覚。 心地がいい。 とても心地がいい。 波のように、揺れて、揺れて、揺れる。 波のリズムと、呼吸がシンクロする。 波のように、揺れて、揺れて、揺れる。 波のリズムと、呼吸がシンクロする。 波と、シンクロする。 波のように、揺れて、揺れて、揺れる。 波のリズムと、呼吸がシンクロする。 波のように、揺れて、揺れて、揺れる。 波のリズムと、呼吸がシンクロする。 波と、シンクロする。 揺れて、揺れて、波になる。 揺れて、揺れて、波になる。 ただ、ただ、気持ちがいい。 揺れて、揺れて、波になる。 揺れて、揺れて、波になる。 ただ、ただ、気持ちがいい。 ただ、ただ、心地がいい。 揺れて、揺れて、イヤシに包まれる。 揺れて、揺れて、全てが、イヤシに包まれる。 揺れて、揺れて、貴方の全てが、イヤシに包まれる。 ただ、ただ…、気持ちがいい。 揺れて、揺れて、イヤシに包まれる。 揺れて、揺れて、全てが、イヤシに包まれる。 揺れて、揺れて、貴方の全てが、イヤシに包まれる。 ただ、ただ…、心地がいい。 波がきらめく。キラキラきらめく。 波がきらめく。宝石のように、キラキラきらめく。 波がきらめく。貴方の心のように、キラキラきらめく。 貴方の心がきらめく。 かつてないほど、気持ちがいい。 波が輝く。キラキラ輝く。 波が輝く。宝石のように、キラキラ輝く。 波が輝く。貴方の心のように、キラキラ輝く。 貴方の心が輝く。 ありえないほど、心地がいい。 貴方は、呼吸を意識する事で、波になる。 いつでも、どんな時にでも、波になる。 呼吸を意識する事で、波になる事ができる。 呼吸を意識する事で、キラキラの波になる事ができる。 呼吸を意識する事で、イヤシに包まれる事ができる。 貴方は、呼吸を意識する事で、イヤシを感じる。 いつでも、どんな時にでも、イヤシを感じる。 呼吸を意識する事で、イヤシを感じる事ができる。 呼吸を意識する事で、気持ちがいいイヤシを感じる事ができる。 呼吸を意識する事で、心地がいいイヤシを感じる事ができる。 (波音:5分) それでは、 そろそろ、上がりましょう。 イヤシマの海を、大海原を十分に堪能しました。 十数えますので、 ゆっくりと、海から上がります。 海から上がると、体がとてもすっきりとして、楽になっています。 海から上がると、心もとってもすっきりとして、楽になっています。 十、体の中に力がみなぎってきます。 九、抜けた力が戻ってきます。 八、頭の中の意識がはっきりとしてきます。 七、抜けた意識が戻ってきます。 六、体と頭がすっきりとします。 五、深呼吸をする事で、波を感じる事ができます。 四、気持ちのいいイヤシを感じる事ができます。 三、体がとっても軽い。 二、心がとっても軽い。 一、すごく楽です。 〇、それでは上がりましょう。 城に戻る前に、一度軽く伸びをする。 体がとっても楽になる。 城に戻る前に、一度深呼吸をする。 心にイヤシを感じる。 気持ちがいい。 貴方は深呼吸をする事でいつでも、心地よいイヤシを感じる事ができる」」