Track 6

06_耳を……攻めろ……とな……。(31:39)

「……寝かし付け……寝かし付け……ううむ……寝かし付け……」 「……」 「……ぎ、ぎぶあっぷじゃ……妾の頭脳をもってしても……これ以上の寝かし付けは思いつかぬ……」 「妾の特殊な力を使えばお主の意識を失わせることなど造作もないことではあるのじゃが……それは何か違う気がするしのぅ……」 「……」 「……お主、何かなかろうか? 「こうされてみたい」やら「こうされたら寝入ってしまう」やら、そのような寝かし付けが」 「お主がどうしてもと言うのであれば……あんな寝かし付けや……こ、こんな寝かし付けも吝かではなかったりしないこともないかもしれないこともないのじゃが……」 『ほ、ほれほれ? 構わぬぞ? お主が……どうしてもされてみたい寝かし付け、言うてみい? 妾、ここまで来たら……とことん付き合うてしまうぞ?』 『遠慮せずに……妾のこの愛らしい耳に……申してみるのじゃ♪』 「……ふむ……ふむふむ……ふむ……」 「……な……なんじゃ……と……? み……耳……攻め……とな……?」 「……」 「……ふ、ふむふむ!! 確かに、そのようなことは……なかなか他の人間には頼みにくかろうが……」 「もっとこう……他に人様に言えぬような寝かしつけがあると思うのじゃがな……。折角ゆえ、遠慮せずに妾と……むふふなことを……と思うたが……雰囲気からして生娘のようであるし……ううむ……」 「……」 「……う、うむ。お主が申すのであればその「耳攻め」をせぬわけにはいかぬであろう」 「遠い昔に毛繕いはしたことがあるが……こう、耳を攻めるというのはさしもの妾でも経験がないこと故、正に生娘も同然となってしまうと思うのじゃが……それでも構わぬのなら……」 「……」 「……な、なぜそのように嬉しそうなのかは分からぬが……では……妾、記憶にある範囲で恐らく初体験の耳攻めを……」 「……むっ? 今気付いたのじゃがお主……耳ふぇちというやつじゃな?」 「ぺろぺろぺろり」 「……に、人間の耳を舐めるのは初めてじゃが……不思議な感触なのじゃ……」 「ぺろぺろぺろり」 『どうじゃ? このような感じで……宜しかろうか?』 「ぺろぺろぺろり」 『……片方の耳だけでは物足りなかろう?』 『ほれ……こちらの耳も』 「ぺろぺろぺろり」 『むふふっ……心地、良さそうじゃの。妾に耳を舐められるの……良きかの?』 「ぺろぺろぺろり」 『どうじゃ? 妾の耳攻めは……上手か?』 「ぺろぺろぺろり」 『むふふ、お主の反応を見ていれば……下手ではないのがわかってしまうのじゃ』 「ぺろぺろぺろり」 『毛繕いで磨いたこの舌使い……なかなか乙であろう?』 「むふふっ」 『妾、耳を舐めるのもなかなか上手であろう?』 『流石妾♪ 初めてでも耳を心地良く出来る、凄い神様なのじゃ♪』 『ほれほれ……すこーし長めに……』 『……ふぅ。お主の反応を見ていると……妾も嬉しくなってきたのじゃ』 『お主も……耳を舐められて嬉しかろう?』 【方向 右 距離 耳元】 『妾も……そこはかとなく嬉しくて盛り上がってきてしまっているのじゃ♪』 「むふふっ、この程度の耳攻めでは物足りなかろう?」 『こうしたら……尚の事心地よいのではなかろうか♪』 『……お主の耳……とても良い噛み心地であるな』 「はむはむ、はむはむはむっ」 『……むふふっ、これは……やわこいのに弾力があって……癖になってしまいそうじゃ』 『どれどれ……こっちの耳は……どんな感触なのじゃろうか』 「はむはむ、はむはむはむっ」 「はむはむ、はむはむはむっ」 『お主は……噛まれ心地はどうじゃ? やはり……先ほどとは違うかの?』 『……ふむ、お主の反応が違うので……心地よさは先ほどとは異なっておるということじゃろうか』 『はてさて……此方の耳ではどのような反応をしてくれるのか……楽しみじゃ』 『むふふっ、此方の耳をこうされると……このような反応になるのか♪』 『もっともっと……其方の反応、妾に聴かせてみよ♪』 『そのゾクゾクするような声を妾が絞り出させているのかと思うと……とても高揚してしまうのぅ♪』 『ほれほれ、もっともっと聞かせてみい?』 『良い声じゃのう。女子のこのような声はいと漫ろ寒しなのじゃ』 『ほれ……もっと……もっとじゃ……♪』 『良き……とても良きじゃ……』 『むふっ、耳の外側でこんなに、なのじゃ……中を攻められたら……どうなってしまうのじゃろうなぁ?』 『ほーれ……次は……耳の中を……』 『むふふっ、そんなに心地よさそうにされてしまうと……妾も興奮してしまうではないか♪』 『なので……もっともっと……妾に心地よくなっているところ……見せてみよ? 聞かせてみよ?』 『むふふっ』 『そんな声を出して……本当にいやらしい女子なのじゃ♪』 『妾に耳を舐められるのが……それほどまでに心地よいのかのー?』 『むふふっ……そんな反応をして……』 『妾に耳の中を舐められるの……そんなに心地よいのかの?』 『むふっ♪ ほれ……たっぷりと快楽に身を委ねてみい?』 『ああ……たまらぬ……たまらぬのじゃ……その反応……たまらぬぞ……?』 『もう少し強く耳を攻めてみたら……どうなのじゃろうか?』 『むふふーっ♪ お主の反応……たまらないのじゃ♪』 『こっちの耳を強めに攻めたら……どのような反応をみせてくれるのじゃろうか♪』 『どちらの耳の反応も初々しくてとても素晴らしいが……こちらのほうが反応が宜しい気がするのう』 『ほれ……もっともっとたっぷりお主の可愛らしい声、聞かせるのじゃ♪』 『むふふっ……どうじゃ? 蕩けてしまいそうかの? 思う存分蕩けてしもうて』 『むふっ』 『ほれ、どうじゃどうじゃ』 『……ふぅ、本当に妾までぞくぞくとしてしまうような素晴らしい反応じゃ♪』 『……ふむ、妾……大分興が乗っておる。なので……特別じゃぞ……?』 『むふっ、驚いたかの? 疲れてしまうので長時間は無理なのじゃが……こういったことも出来てしまうのじゃ♪』 『両の耳を同時に舐められる気持ちは……むふっ、悪いわけがなかろう』 『両方の耳を舐められるなぞ……そのようなはあれむのようなこと、普通の女子は経験できぬぞ?』 『他の人間相手では感じられぬ快楽……しかと胸に刻み込むが良いのじゃ』 『妾のことしか考えられなくなってしまうじゃろう?』 『良いのじゃぞ? 何も考えられなくなってしまっても』 『お主は……どのように溺れて見せてくれるのじゃろうな、むふふっ』 『それどころか……何も考えられなくなっているのじゃろうか? むふふっ』 『そのまま……快楽の海に溺れてしまうと良いのじゃ』 『ほれ……思う存分……妾にお主のとても可愛らしいところを――』