第4話 サキュ姉と朝
その後朝 先に起きた主人公は朝食を作る。まったく起きる気配のないサキュ姉を起こす。
サキュ姉 「すー、すー、ふぁーい、すーすー」
さらに身体をゆする主人公
サキュ姉 「すー、すー、むにゃ、むにゃ……おはようござま……すー…すーすー、あっ、ふぃまふぇん(すいません)、今起きますね……んしょ…起きれません、抱き起してくらさい、低血圧なんれす…んっ」
仕方なく抱き起こす主人公
サキュ姉 「ありがとうございま…す…すー、すー…ふぁ、抱きついたまま、また寝てしまいました…顔でも洗って目を覚ましてきます……」
サキュ姉何故かベランダへ
サキュ姉 「え?こちらはベランダですか?……ひえ(いえ)、近くの公園の噴水で顔を洗えばいいんですよね…」
べランドの戸を閉めて洗面所に誘導する主人公
サキュ姉 「ふぇ…顔洗うところ違うんですか……こっち…ねほけて(寝ぼけて)ないですよー…」
場面転換 洗面台で顔を洗って、一緒に朝食を食べる二人
サキュ姉 「私、寝ぼけてしまいました!」
サキュ姉 「すいません……顔まで拭いて頂いて、私、朝弱いんです」
サキュ姉 「魔界では妹に起してもらってました……そして起きると朝食が用意してあって一緒に食べるんです……ちょうどこんな風に」
サキュ姉 「はい!私魔物ですけど、普通のごはんもちゃんと食べるので助かります……もちろん精液でも助かります(ニッコリ)」
サキュ姉 「はーい!いただきます…わぁー、とっても美味しそうです……今朝はパンですね」
サキュ姉 「はむはむ、パン大好きですよ。お米も好きです。人間界の料理は妹が趣味でよく作ってくれたんです…和食、洋食、中華、イタリアン、エスニックに挑戦中の辺りで家出しました…あ、ジャム頂けますか?……マーマレード美味しいですよね」
場面転換
その頃 サキュ子の家
サキュ子 「どう!新作トムヤムクン……これでバッチリ朝から目が覚める」
サキュ子 「美味しいけど朝食には向かない……エスニックは朝食に不向き…学習した…はむ…エキゾチックな朝はだめ」
場面転換
サキュ姉 「ごちそう様でした」
サキュ姉 「今日ですか……んー、まずはあの子のことを上に報告しなければいけませんね。それと人間界でお世話になっているお役所に挨拶を……いわゆるオレイマイリですね!」
サキュ姉 「あれ?また意味が違いました?これはあの子が教えてくれた言葉なので自信があったのでショックです(ションボリ)」
サキュ姉 「あ、それはそうとですね!実は、駅までの道がよくわからないので教えていただきたいんです」
サキュ姉 「……あなたも学校に行くから一緒にですか…あの!あの!もしかして18歳未満だったり……しませんよね……?(不安そう)」
サキュ姉 「大学生……はぁー、安心しました。最近では魔界でもコンプライアンスが厳しくて、18歳未満からの搾精は禁止なんです……サキュバスも生きづらい時代です」
サキュ姉 「はい!是非、駅までご一緒しましょう♪では早速着替えますね……んしょ…はぁ、ここで着替えたらだめですか?」