第四話 サキュ美さんはヤセ我慢
同棲しはじめて数日経過 一日目のこともあって干渉しない生活
リビングで食事を食べている主人公
サキュ美「あぁ、おはよ……なによ?まだ気まずいわけ?……もう一週間は一緒に住んでるんだから慣れなさいよ……これだから童貞は」
サキュ美「ん、もう夜?……いいのよサキュバスは夜が本番なんだから……はぁー、携帯機のゲームってダメね……延々とやっちゃうわ……なんで乙女ゲーは携帯機ばっかのかしら」
サキュ美「ふーん、食事してんだ……アンタが作ったの?料理できたんだ……うっわ男の料理って感じ」
主人公 「……食べる?まだ少し余ってるけど」
サキュ美「ん?いらなーい……言ったでしょルームシェアでも干渉はなるべくしたくないし、私の食料はたんまりあるし」
冷蔵庫を開ける
サキュ美「ふふん、ボイスウエハース……さぁーて今日はどのキャラかしらねー……うーん、あー、ツクヨミさんかぁ……担当じゃないしトレード用ね……はむ」
サキュ美「はむはむ……そうよ、これが私の食事……これキャラのカードと声優様の限定ボイスがついてるのよ!はむ……全40種でマサムネ様がレア合わせて3種だから朝、昼、晩はこれを食べてるの」
主人公 「なっ、栄養とか」
サキュ美「はむ、魔物に栄養バランスとか説いてもしゃーないでしょ……それより死活問題なのはアンタの精液よ……一体どうなってるわけ?ふぅ、食事終了」
主人公 「は、はい?」
サキュ美「私はサキュバスなのよ。アンタが毎日寝る前に布団の中でオナニーしてるの気付かない訳ないでしょ?……ティッシュに無駄打ちして喜んでるくらいなら私によこしなさいよ」
主人公 「なっ、ふざけんなし!」
サキュ美「ふーん、そういう事言うんだ~……じゃあまた魔眼催眠かけてシコシコさせてあげましょうか?童貞さん……ぷぷぷっ」
主人公 「や、やめろ!」
サキュ美「ふぅ、ということで強制ミルク搾りが嫌なら自分で差し出すのが身のためよ。私は目覚ましにシャワーでも浴びてくるから……あぁ覗いてもいいけどちゃんとシコってね」
バスルームに向うサキュ美 シャワーを浴びながら鳴るお腹を抑えるサキュ美
サキュ美「はぁ、何とかアイツの前ではお腹の音を抑えられた……正直ウエハースだけじゃキツい……支給された生活費もうちょい考えて使えばよかったわ」
サキュ美「強がったはいいものの精液がないとこのザマか……魔力もほとんどないしこれじゃ催眠どころか普通の魔眼すら使えない」
サキュ美「はぁ、人間界での魔力消耗がこんなに激しいなんて……流石、管理官、同居に男が必要なわけだ」
またお腹が鳴る
サキュ美「ううっ、このままじゃマズい……でも今さら精液くださいなんて絶対に言えないし……はぁ、どうしよう」