『嬉しいことがあったとき』
おかえりなさーい。
……あれ? 今日はなんだか、とっても明るい顔してるね。
何かいいことでもあったの?
……正解? ふふっ、そっかぁ。 よかったねー。
あなたが嬉しいと、お姉ちゃんも嬉しいよ。
じゃあ……喜びのハグ、しよっか。
ふふっ、お姉ちゃんのところにおいでー。
うふふっ。 はーい、ぎゅーーーーーーーーーーっ。
ねえねえ、どんないいことがあったの? お姉ちゃんに教えて欲しいな。
……うん? うん……うん、うん、うん……うん。
へぇ……すごい。 それで、どうなったの? うん……うん。へぇー。うん……それから? うん……うふふっ、そっかぁ。
すごいね……そんなことがあったんだぁ。
よかったねー。 そんなに素敵なことが起こるなんて……すごいことだね。
違うよー。 運がよかったんじゃないよ。 それは、あなたの素敵な人柄が招いたことだよ。 だから、素直に喜んでいいんだよ。
じゃあ……今日は、かるーくお祝いみたいなこと、しよっか? うふふっ。 嬉しいことがあった日は、もーっと嬉しいことをして、いっぱい幸せにならないとね。
今日はまだ、お夕飯の支度、してなかったから……あなたの好きなもの、作ってあげるね。 それから、一緒にお風呂に入って……一緒に寝ようね。 二人で、幸せな気持ちのままでいよーよ。
ふふ……よかったねー。 本当に、よかったぁ……。
……え? ……うふふっ。 お姉ちゃんが喜ぶことが、そんなに不思議?
だって、あなたに嬉しいことがあったら、お姉ちゃんも嬉しいに決まってるよー。 だって、あなたのこと、大好きなんだもん。 大好きなあなたが、幸せそうだったら……お姉ちゃんも、幸せに決まってるよ。
だから……ありがと。 お姉ちゃんに、幸せを分けてくれて。 幸せを独り占めしないで……お姉ちゃんに教えてくれて。
とっても嬉しいよ。
お姉ちゃんは……大好きなあなたにずーっと幸せになって欲しいの。 そのためだったら、お姉ちゃん、どんなことでもしちゃうよ。
え……? お姉ちゃんが幸せだと、あなたも幸せになるの? やだ、もう……。 そんなこと、言わないで……。 お姉ちゃん、そんなこと言われたら、もっと幸せになっちゃう……。
ん……。 お姉ちゃんのこと、もーっとぎゅーってして……。
ん~~~。 ぎゅーーーーーっ。 うふふっ。 とっても、幸せ……。
お姉ちゃんは、あなたが幸せだと、幸せになって……あなたは、お姉ちゃんが幸せだと幸せになって……なんだか、すごいね……。 二人で、幸せを分け合っていけば……お姉ちゃんたち、ずーっと幸せのままだね……。
うふふ……っ。
あなたと、一緒でよかった……。 あなたと一緒にいられることが、お姉ちゃんの、一番幸せなことだよ……。
お姉ちゃんは、あなたが幸せだったら、それでもいいけど……でも、あなたは、お姉ちゃんを幸せにしてくれようとするんだね……。
とっても優しいね……。 ありがとう……。 お姉ちゃん、その気持ちだけで、嬉しいよ……。
じゃあ、そうだね。何か、いいことがあったら……そのときは、お姉ちゃんに絶対に教えてね。 お姉ちゃん、それだけできっと、幸せになれるから。
ねえねえ、今日は他に、何かいいこと、なかったの?
うふふっ。 なんでもいいよ。 本当に些細なことでもいいから……お姉ちゃんに、幸せをおすそ分けして。
うん? うんうん……。
……ええっ?
もう……そんなこと、言わないでよぉ……。 今、お姉ちゃんとぎゅーってしてることが、一番幸せ、だなんて……。
……そんなこと言われたら、お姉ちゃん、幸せ過ぎて、死んじゃいそう……。
でも……お姉ちゃんも、同じ、かも。
あなたと、こうやって……お話ししながら、ぎゅーってしてるのが……一番、幸せ……。 あなたの声と、心臓の音を聞いて……あなたのたくましい体を感じるのが……一番、幸せだよ……。
うふふっ。
なんていうか……お姉ちゃんと、あなたは……ぴったりだね。 お互いに、お互いの幸せが、一番の幸せ、だなんて……。うふふっ、変な感じ。
でも……すっごく、嬉しい……。
お姉ちゃん、あなたと一緒にいられて、本当によかった……。
ねえ……お姉ちゃんのこと、もーっとぎゅーって抱きしめて。 お姉ちゃんも、ぎゅーって抱きしめるから。
ん……ぎゅーーーーーーーーーーーーっ。
えへへ……とっても、気持ちいい……。
ねえ……しばらく、このままでいても、いい……? お姉ちゃん、幸せすぎて、動けなくなっちゃった……。
うん……。 ありがとう……。
うふふっ。 ぎゅーーーーーーーーーーーーっ。
お姉ちゃん、とっても幸せだよ……。