Track 4

04ひよこの正体はぎゅう魔王

【妃愛】「はあ~」 【妃愛】「やっぱり一日の終わりにお布団の中でお兄に抱っ こしてもらうのは最高だねえ」 【妃愛】「お仕事の疲れもふっとんでいくよ、布団の中だけ に……」 【妃愛】「なんて私が癒されているというのに、お兄をとて も疲れさせてしまってごめんなさい」 【妃愛】「ちょっと悪ノリしすぎたなと反省しています」 【妃愛】「えっちをするとお兄の反応が身体でわかるから、 嬉しくなってついつい調子に乗ってしまい……」 【妃愛】「自分だけが癒されて、お兄を疲れさせてしまった よ。はあー」 【妃愛】「でもねあの、言い訳したいのではないんだけど… …お兄とのえっち、純粋にえちちなことしたいの もあるんだけど、それとは別にお兄とのじゃれあ いが楽しくて」 【妃愛】「うーん、なんだろう」 【妃愛】「童心に返って、お兄と遊んでるかんじするんだ あ」 04ひよこの正体はぎゅう魔王 2 / 4 【妃愛】「今さらできないことをさせてもらってるというか ……」 【妃愛】「うん、まあ、だから……お兄とのえっちが好きな んだ」 【妃愛】「気持ちいいし、楽しいし、愛しい」 ト書き:抑揚を意識して 【妃愛】「って言っても、えちちな気持ちがあるのには変わ りがないし、お兄を疲れさせていい理由にはなら ないのだけどね!」 【妃愛】「ふう。こんなに性欲旺盛な妹に育ってしまってご めんなさい」 【妃愛】「でもこれからもどんどん求めてしまうと思うので 許してくだちゃい」 【妃愛】「ううーん、ちょっと前までは私がお兄を甘やかし ていたのに、今では私がお兄に甘えている……甘 やかされている」 【妃愛】「以前お兄を抱っこして母性を感じたけれど、最近 はこうしてお兄に抱っこされるほうが好き…… とぅき……」 【妃愛】「本当にね、すっごく役得だと思うんだあ」 04ひよこの正体はぎゅう魔王 3 / 4 【妃愛】「だってお兄ちゃんに抱っこされて温かさを覚える 妹はいても、ときめいたりまではしないでしょ」 【妃愛】「恋人に抱きしめられて胸が高鳴る女の子はいて も、家族としての安心感まではないわけでしょ」 【妃愛】「私は安心とときめきという2つの愛情を同時に与 えてもらってるんだあ」 【妃愛】「こんなに贅沢なお相手は、探したってそうそうい ないと思う」 【妃愛】「お兄が恋人になってくれた私だけの特権」 【妃愛】「ありがとうお兄、大好き」 【妃愛】「えへへへ、自分で言っててドキドキしてしまっ た」 【妃愛】「でもこうしてぎゅうしてもらっている間は、すご くまったりとした幸せで満たされるので、やっぱ り私は贅沢者だあ」 【妃愛】「だからお兄にぎゅうしてもらうのはすごく好き」 【妃愛】「今日も妃愛は一日幸せでした」 【妃愛】「お兄の存在に感謝しつつ……また明日目が覚めた ときも、私をぎゅうしていてね」 【妃愛】「今日は一段と安らかに眠れそう」 04ひよこの正体はぎゅう魔王 4 / 4 【妃愛】「それじゃあお兄、おやすみなさいのちゅう」 【妃愛】「してくれたら大人しくもう寝るのでちゅうして」 【妃愛】「ん? うん、まあ、ちゅうしたら、またしたく なっちゃうかもしれないけど……えへへ」 【妃愛】「でも今日はお互いに限界まで果ててしまってたと 思うので、するとしてもまた明日かな!」 【妃愛】「そのときはさっき以上に……いっぱいお兄に尽く すね」 【妃愛】「さ、それじゃあおやすみなさいの。して」 【妃愛】「んっ」 【妃愛】「んふ、んふふふ」 【妃愛】「お兄のちゅう、ちゅき」 【妃愛】「おやすみ」