04ひよこの正体はぎゅう魔王
【妃愛】「はあ~」
【妃愛】「やっぱり一日の終わりにお布団の中でお兄に抱っ
こしてもらうのは最高だねえ」
【妃愛】「お仕事の疲れもふっとんでいくよ、布団の中だけ
に……」
【妃愛】「なんて私が癒されているというのに、お兄をとて
も疲れさせてしまってごめんなさい」
【妃愛】「ちょっと悪ノリしすぎたなと反省しています」
【妃愛】「えっちをするとお兄の反応が身体でわかるから、
嬉しくなってついつい調子に乗ってしまい……」
【妃愛】「自分だけが癒されて、お兄を疲れさせてしまった
よ。はあー」
【妃愛】「でもねあの、言い訳したいのではないんだけど… …お兄とのえっち、純粋にえちちなことしたいの
もあるんだけど、それとは別にお兄とのじゃれあ
いが楽しくて」
【妃愛】「うーん、なんだろう」
【妃愛】「童心に返って、お兄と遊んでるかんじするんだ
あ」
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【妃愛】「今さらできないことをさせてもらってるというか ……」
【妃愛】「うん、まあ、だから……お兄とのえっちが好きな
んだ」
【妃愛】「気持ちいいし、楽しいし、愛しい」
ト書き:抑揚を意識して
【妃愛】「って言っても、えちちな気持ちがあるのには変わ
りがないし、お兄を疲れさせていい理由にはなら
ないのだけどね!」
【妃愛】「ふう。こんなに性欲旺盛な妹に育ってしまってご
めんなさい」
【妃愛】「でもこれからもどんどん求めてしまうと思うので
許してくだちゃい」
【妃愛】「ううーん、ちょっと前までは私がお兄を甘やかし
ていたのに、今では私がお兄に甘えている……甘
やかされている」
【妃愛】「以前お兄を抱っこして母性を感じたけれど、最近
はこうしてお兄に抱っこされるほうが好き…… とぅき……」
【妃愛】「本当にね、すっごく役得だと思うんだあ」
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【妃愛】「だってお兄ちゃんに抱っこされて温かさを覚える
妹はいても、ときめいたりまではしないでしょ」
【妃愛】「恋人に抱きしめられて胸が高鳴る女の子はいて
も、家族としての安心感まではないわけでしょ」
【妃愛】「私は安心とときめきという2つの愛情を同時に与
えてもらってるんだあ」
【妃愛】「こんなに贅沢なお相手は、探したってそうそうい
ないと思う」
【妃愛】「お兄が恋人になってくれた私だけの特権」
【妃愛】「ありがとうお兄、大好き」
【妃愛】「えへへへ、自分で言っててドキドキしてしまっ
た」
【妃愛】「でもこうしてぎゅうしてもらっている間は、すご
くまったりとした幸せで満たされるので、やっぱ
り私は贅沢者だあ」
【妃愛】「だからお兄にぎゅうしてもらうのはすごく好き」
【妃愛】「今日も妃愛は一日幸せでした」
【妃愛】「お兄の存在に感謝しつつ……また明日目が覚めた
ときも、私をぎゅうしていてね」
【妃愛】「今日は一段と安らかに眠れそう」
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【妃愛】「それじゃあお兄、おやすみなさいのちゅう」
【妃愛】「してくれたら大人しくもう寝るのでちゅうして」
【妃愛】「ん? うん、まあ、ちゅうしたら、またしたく
なっちゃうかもしれないけど……えへへ」
【妃愛】「でも今日はお互いに限界まで果ててしまってたと
思うので、するとしてもまた明日かな!」
【妃愛】「そのときはさっき以上に……いっぱいお兄に尽く
すね」
【妃愛】「さ、それじゃあおやすみなさいの。して」
【妃愛】「んっ」
【妃愛】「んふ、んふふふ」
【妃愛】「お兄のちゅう、ちゅき」
【妃愛】「おやすみ」