トラック04 『二人きりでハプニング』
■トラック04
じゃーん、ここが私の家だよー。どうぞあがってあがってー。
ん? 天狐の家って広大な武家屋敷みたいなものを想像してたって?
まぁ見ての通り普通の民家だよー。和風ってのは合ってるけどね。
とりあえずお母さんたちが帰ってきちゃう前に、秘伝の丸薬をこっそり貰っちゃおうよ。
お母さんたちの寝室のどこかに隠してあるはず……。
うーん……。あっ、あった! この壺に入ってるのがそうだよ!
でも本当にキャプテンが望んでるような修行の丸薬なのかなあ?
発汗を促して痩せやすくなる漢方みたいなものだと私思うんだけどなあ。
というか、そうでないと私のダイエット計画が頓挫しちゃうよ……! ご、54kg……!
え? これを飲んでたお父さんは何粒使ってたかって? 確か二粒だったかな?
ああっ! 四粒も飲んじゃったのキャプテン!?
修行には相応の代償が必要……? ば、バカだ! バカだよキャプテン!
うわわっ、本当に汗が吹き出てきたね。飲んでみた感じはどう?
……キャプテン? なんか目の焦点が合ってないような気がするけど大丈夫……?
えっ、キャプテンが倒れちゃった!
脈はある……。意識も……ちゃんとあるね。でも凄い汗……。
はい? 手足が動かないの……?
ど、どうしよう! もしかして毒薬だったとか!?
壺が隠してあった場所に、何か薬について情報はないかな……!?
あっ、それっぽい巻物があった!
えっと……、強い……夜の……草って書いて、強夜草(キョウヤソウ)って読むのかなコレ。
強夜草……服用法・性交渉の直前に二錠服用、服用後すぐ強力な性衝動を生じる。
人間が誤飲してしまった場合、重篤な依存症状が形成される前に速やかに性衝動を解決すること……って、
え? ええっ!? こ、こ、これって物の怪の、び、媚薬……!?
あっ! だから私にはまだ早いなんて言われたんだ!
もうキャプテンー! これ修行の丸薬なんかじゃないよ!
しかも四錠も飲んじゃってたよねキャプテン!?
お、落ち着いて巻物をもう一回読もう!
人間が誤飲してしまった場合、重篤な依存症状が形成される前に速やかに性衝動を解決すること……。
きゃ、キャプテンがピンチだよー! つまり放置してたらこんな危ない媚薬への依存まっしぐらって意味だよね!?
ごめんねキャプテン! 今すぐ、その、お、お、おなにーして性衝動を解決して! わ、わたしは目をつぶってるから!
……へ? さっきも言ったけど手足が動かない……?
ああー! お父さんは二錠って言ったのに、四錠も飲んじゃうからだよバカー!
わ、私にお願いがある……? そ、それってつまり、その……アレ……だよね?
だってお母さんもお父さんも帰ってこないし……、わ、わたしだって、一応女の子だし……。
キャプテンのお願いなら……聞いても良いよ……?
ど、ど、どうすればいいのかな……!? 教えて! ぷりーずてぃーちみー!
……え? 「手足が動かない俺の代わりに! 腹を! 何度も! 執拗に殴り続けろー!?」 な、なんでーーー!?
「飲んですぐだし嘔吐すれば胃から出てくるかもしれない」……?
お、男らしい発想だけど、もっと違う意味で男らしい発想すべきじゃないかな!?
ま、任せて! ファッション誌とかで、そ、そういう知識くらいあるから!
ベルトを外して、制服のズボンを脱がせて……、ぱ、ぱ、パンツも脱がせて……!
わ! わぁ……。お、男の人のって初めて見るけど……お、大きい……んだね……。
だ、だ、大丈夫!
ファッション誌には男の子に手でシてあげる時、ぼ、棒の部分と袋の部分を同時に強く刺激するのが大人の女子テクって書いてあったはず!
きゃ、キャプテン……? さっきまで顔が火照ってたのに、今度は真っ青だよ……?
え? どのくらいの強さで、手でシようとしてるのかって?
強く刺激するって書いてあったから……、恵方巻なら軽くお米がグチュッとはみ出るくらい……??
「ば、バカヤロー!」……ってなんでそんなに怒るの!? 「んなことされたら激痛で死ぬ」!?
そんなこと言われても、ち……、力加減なんてよくわからないよ!
でも本当に、え、えっちしちゃうのは、は、恥ずかしすぎるしどうしよう……。
……え? 口ですれば力加減を間違えての大惨事は防げるんじゃないかって?
うー……。
確かに、何かの拍子でキャプテンのあそこを、妖狐のフルパワーで握っちゃったりしたら大変なことになるもんね……。
ねぇキャプテン……その……口でしても良いけど、一つお願いしても良い……?
君が嫌じゃなかったらで良いんだけど……、えっと……キス……してからじゃ……だめ?
不測の事態とは言え、ファーストキスを男の人のアレにすることになっちゃうのは、さすがに女の子として夢が無さすぎるというか!
あ、いや、キスは好きな女の子としたいなら無理にとは言わないけど……!
え? 天狐こそキスは好きな男子としなくていいのかって?
す、好きな人なんていないよ! 君はその……、友達だし特別枠っていうか!
だから私は大丈夫なんだけど、君は私とのキスは嫌……かな?
俺も大丈夫……? な、なら問題ないね! うん! 全く問題ない!
……じゃあ……するね? んーっ…………。
……。
……キャプテン? そんなに口をギュッと閉じられると……その……舌を……入れられないというか……。
えぇっ?? 意外と天狐って大胆??
だ、だってこれから君のお、おちんちんを舌で舐めたり咥えたりするんだよ!?
ちゃんと大人なキスをしておかないと、わ、私のファーストキスがぁ……!
……うん、わかってくれたならいいよ。じゃあ仕切り直して……。んーっ……。
ちゅ……ちゅっ……んっ……、はぁ……んっ……ちゅぅっ……んぅ……。
んぁ……、ん、はぁ……はむ……んぅ……、ちゅぅっ……んむっ……んちゅっ……。
ちゅぅ……ちゅっ……、んむっ……んんっ……あむっ……ちゅ……ちゅぅ……。
……はぁっ、はぁ……はぁ……、…………初めてキスしたけど、これ……癖になりそうかも……。
あ、あはは、友達なのにおかしなこと言ってごめんね。
安心して! ちゃんとファーストキスも体験できたし、口でする決心はついたから!
ま、まずは目標を確認ーっ!
…………。
うわぁ……、男の人のあそこってこんな風になってるんだ……。
大きいのもそうなんだけど、なんというか……ぐろてすく?
だ、大丈夫だよキャプテン。ファッション誌に……えっと……フェラのことも載ってたから!
確か、少し下品な音が鳴っちゃうくらい、口をすぼめてじゅぞぞぞー!って吸ったりすると気持ちよくさせられるって書いてあった気が……。
え? そういうテクニックが必要そうなのはやめて、とにかくあそこに歯を当てないよう、ゆっくりやってくれ……?
わ、わかった……! 歯が当たらないように……だね!
よし! じゃあやってみる! ……えいっ。
あむっ……んんっ……ちゅぷっ……ちゅっ……ちゅぅ……くちゅっ、んぅ……ちゅっ……んんっ……。
んちゅっ……じゅるっ……ちゅっ、ちゅるっ……んっ……はむっ……んっ……ちゅぅ……んちゅっ……。
ぴちゅっ……ちゅっ、ちゅるっ……んぅ……ちゅっ……ちゅぱっ……、はむっ……んっ……ちゅぅ……。
はむ……くちゅ……んっ……ちゅぅ……んっ……くちゅっ、ちゅぅ……ちゅぷっ……ちゅぅっ……。
ぷはっ……。はぁっ……はぁ……。
う、うぅぅうー……。
恥ずかしいから静かにシたいんだけど、どうしてもえっちな音が鳴っちゃうよ……。
ちゃんと気持ちいいから問題ない……? それならいいんだけど……。じゃあ続けるね?
ちゅっ……んんっ……ちゅぱっ……、あむっ……んぅ……んんっ……ちゅぷっ……ちゅ……。
んっ……ちゅ……んぅ……くちゅっ……ちゅうっ……んんっ……ちゅぱっ……ちゅぷっ……。
ちゅぱっ……ちゅぅ……じゅっ……じゅるっ……ちゅぅっ……んちゅっ……んんっ……。
じゅっ……じゅるっ……ちゅぱっ……んっ……、はむっ……ちゅぅ……くちゅ……んちゅぅ……。
……はぁっ、はぁっ……はぁっ……はぁ……。
きゃぷてーん……、は、恥ずかしすぎて死んじゃいそうだよぉ……。
俺も恥ずかしいから、あとちょっとだけ頑張ってくれ?
そっか、君も恥ずかしいんだね……。
うん、もう少し深めに咥えれば良いんだね? 了解だよー。
えっとね……? で、出そうになったらそのまま出しちゃって大丈夫だからね?
それじゃあ再開するよー。はむっ……。
ちゅぅ……ちゅるっ……ちゅぷっ……んちゅぅ……、んっ……んぅ……んぐっ……。
んちゅっ……はむ……ちゅっ……ちゅぅぅ……んぅ……はむ……じゅるるっ……。
ちゅぷ……んんっ……はむっ……ちゅるっ……んむ……はぁっ……ちゅぅ……。
ちゅっ……ちゅるっ……んぅ……ちゅっ……んんんっ……ちゅっ……ちゅぅぅっ……。
……ちゅぱっ、けほ、けほっ……んっ……。
もう限界……みたいだね? いいよ、私に出して?
んちゅっ……ちゅぽっ……ちゅぷ……んぐっ……んぅ……ちゅるっ……ちゅぷっ……。
んぅ……じゅるっ……ちゅ……じゅるるっ……、ちゅっ……んんっ……くちゅ……ちゅっ……。
じゅるっ……じゅるるっ……じゅっ……ちゅぅぅ……、んんっ……ちゅぷ……んん……。
んっ……んんぅ……んんんんんんんんんんん……っっっ!
んぐっ……んっ……んんんっ…………。
こく……こく……こくっ……。
……ぷはっ、けほっ、けほっ…………、はぁっ……はぁっ……はぁ……。
うぅぅうぅー、に、苦いよぉぉおぉー。
それに……すんすん……、な、なんか変な匂いするー! ゆ、有害物質とか含まれてないのー!?
……ちょっと! そんなに笑わなくてもいいのに!
「有害物質は無いだろうけど、丸薬を過剰摂取した俺の精液を飲んでも大丈夫なのか」?
……あ。
や……、やっちゃったかもしれない……。
うー……、私もなんだか汗が出てきたよー……。これ絶対、媚薬の効果だよぉ……。
キャプテンのバカ! 二錠だって言ったのに、倍の四錠も飲むからこんなことになるんだよー!?
はぁっ……はぁっ……、私も変な気持ちになってきちゃったかも……。
だ、だめだよ……、はぁっ……はぁっ……、きゃぷてんは友達なんだから、はぁっ……、これ以上は……。
あ……きゃぷてんは元通り身体が動くようになったんだね……。よ、よかったぁ……。
ねぇ……、きゃぷてん……? きみの精液の匂いを嗅いでたら、頭がくらくらしてきたよ……。
どうしよう……身体に力が入らなくなってきちゃった……。
……。
きゃぷてん……。私……いま……身体が動かせないよ……?
なにか……、しないの……?
お母さんも……お父さんも……帰ってこないよ……?
それともわたしが妖狐だから……、はぁっ……はぁっ……、
薬が抜けちゃった後じゃあ……、はぁっ……、わたしとはえっちしたくないとか……?
え……? 「媚薬に酔った状態でえっちまでしちゃったらダメ」……?
きゃっ……! スカートの中に手を入れてるっ……?
やぁ……、下着をずらされて……指っ……入れられてるっ……。
んっ……あっ……あぅっ……んぅ、はぁっ……んぁっ……あああっ……あっ……。
はぁっ……んあっ……くっ……あっ……ふぅ……んっ……はっ……んううっ……んんっ……。
あっ……んっ……はっ……あぅっ……、んううっ……んあっ……あんっ……はぁっ……。
んぅっ……ああっ……んっ……はっ……はぁっ……、あぅっ……ああっ……はぁ……あああっ……。
きゃぷてんっ……あっ……、指っ……自分でするのとっ……全然違うぅっ……!
ああっ……あっ……はぁ、ふっ……んっ……んぅ……ああぅ……んんっ……ああっ……!
はぁ、はぁっ……あっ……んあっ……ああっ……んっ……、んぅ……あっ……はぁっ……!
んううっ……くっ……んぅ……、んんっ……ああっ……はぁっ……あぅっ……あああっ……!
ふぁっ……んんっ……んあっ……はぁあっ……ああっ……はぁっ……んあっ……あんっ……!
だっ、だめだよ、きゃぷてんっ……。もうイっちゃう……イっちゃうからっ……!
やぁっ! あぅっ、ふぁぁあぁああぁああああぁああああぁっ……!!
はぁっ……はぁっ……はぁ……はぁっ……、んっ……ぁっ……、はぁっ……はぁっ……。
はぁっ……、はぁ……はぁ……。
お……終わったの……?
うぅ……、なんだかすごいことされちゃった気がするよぉ……。
いや、気がするじゃなくて、実際にされちゃってるか……。あはは……。
あ……。私も体が動くようになった……。こ、これで一件落着……かな……?
むぅ……? どうしたのキャプテン? 背を向けたりなんかして。
ねーぇ、キャプテーン?
わっ……、またあそこが大きくなってるね……。
それって……その……私のせい……だったり?
あはは、私妖狐だよ……? 君って変わってるねー。
念のためにもう一回出しちゃおっか……?
え? 天狐のあの姿を見てたからもう出ちゃいそう……?
……ふふっ。バカになんてしないよ。
ちょうどいいから、私が手で出してあげるよ。大丈夫大丈夫、優しく触ればいいんだよね……?
よいしょ……、こうやってゆっくり動かせば痛くないよね……?
口で飲んじゃうとまた大変なことになるかもしれないから、そのまま床に出しちゃっていいよ。
あとで二人で掃除しよ? ほら、お母さんとお父さんが帰ってきちゃう前に精液出しちゃお……? えいっ!
……わ、わぁっ、ビクビクってしながら精液が出てるっ……。いいよ、最後まで出しちゃっていいからね……。
うん、ちゃんと最後まで出せたみたいだね。
……これでようやく、完全に媚薬の魔の手から逃れられたぞー!
まったく、修行の丸薬に目がくらんで大変な目に遭っちゃったねキャプテン!
え? 「天狐の秘薬ダイエット計画も潰えたな」?
わ、忘れてたー!? よーし。掃除が終わったら、二人で家の周りをランニングしようよ!
ちょ、ちょっと! なんで逃げようとするの!? そんな疲れそうなことは御免だ!?
じゃあせめて床の掃除だけでも手伝って! ねぇ! キャプテーン! 逃げちゃダメだよー!
この不真面目エースのダメキャプテンー!