03_次は……お耳、ね♪
「さて……次はお耳のマッサージにしましょうね。聞きたくないこととか、色々耳に入ってきてしまって疲れたでしょう？ お外で疲れてしまったお耳を、私がほぐしてあげる……♪」
「ふふっ、気休めにしかならないかなーとも思うけど、それでもきっと少しは楽になると思うから」
「とは言っても……お耳のマッサージにも色々あるわよね？ たとえば……耳かきとか綿棒を使う、とか……」
「指や針を使って耳ツボ……っていうの？ とか……あ、針は資格がないからダメね……」
「ねえ、貴女はどんなマッサージがお好みなの？」
『お・し・え・て？』
「……ふふっ、なぁんて、ね。白々しかったかしら？ 私と貴女の間でお耳のマッサージ、って言ったら……」
「ぺろぺろ、ぺろり」
『これ、しかないものね……？』
『私の舌で、貴女の可愛いお耳も、マッサージしちゃうわね』
『ふふ、耳たぶまですっごく熱くなって……、さっきのキスがそんなに良かったのかしら？』
『もちろんキスも好きだけど……こうして無防備なお耳を触らせて貰うのって……キス以上にえっちな感じがするのよね……』
「そう思わない？ だって……お口の中は、もし私が嫌なことをしてしまったら、貴女は口を軽く閉じたり舌で押し返したり、抵抗が出来るじゃない？ でも、お耳は……」
「ふふっ……されるがまま、になるしかないものね？ 貴女が私を信頼して、全て委ねてくれてる、ってことが……キスよりもハッキリ分かるの……」
『だから、私もその気持ちに答えたいから……目一杯、貴女のお耳が気持ちよく解れるように、マッサージしちゃうわね？』
「ん、なあに……？ 嫌ね、汚くなんかないわよ。毎晩私がお風呂上りにお掃除してあげてるんだから、当たり前でしょう？」
「でも……そうやって恥ずかしがる貴女も……とっても可愛いだけど……はむっ」
「どうしても嫌なら、このままずーっとここで、耳たぶだけマッサージしてようかしら？」
「ん、貴女の耳たぶって、いつ食べても最高よね……。柔らかくって、もちもちして……ふふ、いつまででも味わえちゃう」
「お耳の中、マッサージされるのが恥ずかしくて嫌なら……」
『ずっとこうやって、お耳の外側だけでも……私は良いんだけど。ねえ、貴女
どうしたい……？』
「……恥ずかしがる必要なんて、今更ないのよ？ お口の中も……お耳の中も……もっと恥ずかしいところだって……私は貴女の全部をこうやって……」
「……私はいつだって……こうやって、甘やかして、溶かして、癒してあげたいって思ってるんだから……」
「ほら、もう一回聞かせて？……今日はこのまま、お耳の外側だけのマッサージする？
『そ・れ・と・も……』
「私に中までじっくり、マッサージ……されちゃいたい？ ふふっ、貴女？ 正直に教えて……？」
『外だけで満足？ そ・れ・と・も……中までたくさん……舐られたい？』
「ふふっ、はい、よく言えました。偉い偉い。偉い貴女はご褒美、たくさんあげなくちゃ♪」
『ほら、貴女。たーっぷりご褒美、味わって』
『ふふっ、またそんなに身体、びくびくさせて……折角マッサージをしているのに、身体を強張らせちゃ、意味が無いでしょ……？』
『リラックスして力を抜いてくれないと。固くするのは乳首やクリトリスだけで十分なんだから』
『そうねぇ……どうしても力が抜けないなら……強制的に、蕩けさせちゃえばいいのかしら、ね……？』
『こんな風に……』
「んっ……ふふっ、凄いわ、貴女……お耳の中がどんどん熱くなってるの、舌で感じる……。このまま、お耳でイっちゃたら……」
「身体の力も抜けて、リラックスできるかしらね……？」
「ふ、ぁあっ……いいのよ、お耳で気持ち良くなっても。私も、ほら……こんなに身体、熱くなってるんだから……」
『貴女が感じてくれてるのが嬉しくて……だから、もっと見せて……？ 貴女がお耳で感じて……蕩けちゃうところ』
『……こっちのお耳も』
「あらあら、ふふふっ。あら、すっかり力が抜けて、いい感じに溶けちゃったみたいね？」
「……ふふ、ちょっと前まではお耳をマッサージされても、くすぐったがるばっかりだったのに……すっかりお耳で気持ち良くなれるようになって」
『恥ずかしがる必要なんかないのよ？ 貴女の可愛い反応が見られる場所が増えてくの……嬉しいのよ』
『私、もっともっと貴女の可愛い反応、見たくなっちゃった。ねえ、貴方は……どうかしら？』
『……どうする？ お疲れだったら、今日はここまででもいいけれど……』
『でも……お耳があんなに熱くなってしまってるくらいだから……貴女の大事なところも……もっともっと、熱くなってしまってるんじゃないかしら……？』
「ねえ、教えて……？ まだまだマッサージ、続けてほしい……？」
「このままお耳が……いい？ それとも……どこを気持ち良くされたいか、教えて……？」
『ほら、恥ずかしがらずに言ってみて？ 私……貴女の声で、どこを気持ち良くされたいか聞きたいから』
「……ふふふ、言えて偉いわ。そうね……一番大事な部分のマッサージをしないままじゃ、貴女も眠れないわよね……？」
『もちろん、途中でやめちゃったら私も悶々として眠れなくなっちゃうんだけど♪』
「じゃあ……トロトロに溶けちゃった貴女の愛しいトコロ……もーっと蕩けさせちゃうわね」