Track 6

■トラック6『メイドさんに髪を整えてもらう』

;◆SE 後ろから、チャキチャキとハサミが動く音がする 【入花】 「ふふ。それでは旦那様。僭越ながら髪の方、整えさせていただきますね……♡」 【入花】 「はぁ。主人の髪まで好きに弄って良いとか、昔の私が見たら羨ましさで卒倒してしまいますね。  本当に、お嫁さんって得です……」 【入花】 「(前後左右の髪の感じを伺いながら)うーん。少し長くなってしまっているので……、  いつものように、全体を整えていきましょうねー……うんうん」 【入花】 「ではまずは……お髪、湿らせて、いきますよー……」 ;◆SE 髪の全体を霧吹きで湿らせていく+櫛で軽く毛の流れを整えていく 【入花】 「(霧吹きをかける演技)」 【入花】 「……今日は……どういう感じに……しましょうかね……。うーーん……。  ちょっとイケてる感じの……ロックンロールな感じに……いやいや、旦那様がこれ以上かっこよくなってしまうと、変な虫が……ぬーん……」 ;◆SE 霧吹きを置いて、ハサミを持つ 【入花】 「はい。後ろの方から、整えていきますよー」 ;◆SE 髪を切り始める 【入花】 「(髪を切る演技。集中している感じです)」 【入花】 「旦那様ー……ちょっと……下、向いていて……くださいねー……。ん……ありがとうございますー……」 【入花】 「(髪を切る演技。集中している感じです。若干左右に振りつつでお願いします)」 【入花】 「……そう言えば、どんな髪型にしたいか、旦那様に確認するのを忘れていました。超今更ですが」 【入花】 「こ、これは反省案件です。完全に……夫を好みで染める事しか考えていませんでした。  あぅあぅあぅ……。も、申し訳ありません……」 ;◆声 ささやき 【入花】 「旦那様……このまま……私好みの髪にしてしまっても……構いませんか……?  妻の色で……完全に染めてしまっても……良いですか……?」 【入花】 「……はい……はい……えへへ……♡ 仰せつかりました……♡」 【入花】 「(髪を切る演技。機嫌が良さそうで、時々笑みを噛み殺している)」 【入花】 「ふふ。初めて旦那様に髪を切って欲しいと言われたときは、緊張で手が震えたものです。  あの頃の私は、まだまだ若かった……」 【入花】 「切った髪を束ねて、お守りに入れ……」 【入花】 「…………何でも無いです。何も口を滑らせて無いです。はーい前髪を整えますよー」 【入花】 「(髪を切る演技。前髪を整えているので真剣かつ、かなり近づいて切っている)」 【入花】 「……ぐぅう……主人の前髪を切る……これは、世界一難しいことかも……。  はぁ、はぁ……でも、同時に変な征服感にも襲われ……じゅるり」 【入花】 「……申し訳ありません。気持ちがはみ出してしまいました。こほん。  私はクールなお嫁さん……クールなお嫁さん……」 【入花】 「(髪を切る演技。一生懸命集中している)」 【入花】 「……ふぅーっ。で、出来ました。どうでしょうか? 旦那様……。  非常に……非常に可愛く出来たと思うのですが……っ」 ;◆声 ささやき 【入花】 「……えへへ……とても……私の好みです……旦那様……素敵ですよ……カッコいいです……♡」 【入花】 「では、このまま……軽く、シャンプーしていきましょうねー……。  椅子、倒しますよー……」 ;◆SE 椅子を倒して洗面台に頭を持ってくる(何故こんな設備があるかは謎) ;◆SE お湯を出す 【入花】 「(お湯の温度を手で確認しながら、温まるのを待っている)」 【入花】 「ん……♡ それでは旦那様……頭、失礼しまーす……」 ;◆SE 頭をお湯で流し始める 【入花】 「(頭をお湯で流す演技)」 【入花】 「わしゃわしゃわしゃわしゃ……♡ お湯加減は……大丈夫ですかー……。  頭も……一緒に、マッサージ……してあげますね……」 【入花】 「(頭をお湯で流す演技)」 ;◆SE シャンプーをポンプして手に出す 【入花】 「……んしょ……(手の中でシャンプーをかき混ぜてから)……そのまま、動かないでくださいねー……」 ;◆SE 髪を洗う 【入花】 「(髪を洗う演技。楽しそう)」 【入花】 「ふふ……何だかこうしていると……幼い頃に飼っていたわんちゃんの事を思い出します……。  アワアワにして、お風呂で洗ってあげたものです……」 【入花】 「(髪を洗う演技。楽しそう)」 【入花】 「……旦那様……かゆい所は……ございませんか……?  美容師さんなんかに言われると遠慮してしまって『大丈夫です』としか答えようがないこの質問ですが、  元メイドさんの嫁が相手なら気兼ねなく応えて頂けますからね。ふふん」 【入花】 「(髪を洗う演技。幸せそう)」 【入花】 「……はぁい……また、髪……流しますよぉ……。目、閉じていてくださーい……♡」 【入花】 「(シャワーで泡を洗い流す演技)」 【入花】 「……よし……♡ 髪……拭いちゃいますねー……」 ;◆SE 近くのタオルを取って、髪を拭いてあげる 【入花】 「(髪を拭く演技)」 【入花】 「椅子、戻しますよー」 ;◆SE ガコンガコンと、椅子を戻す 【入花】 「えーっと……あれ。ドライヤーはどこかしら?  ちょ、ちょっとお待ち下さいね……」 ;◆SE ドライヤーを探す演技 【入花】 「(洗面台の色んな棚を開けて、ドライヤーを探している。短めで大丈夫です)」 【入花】 「あった。……んしょ(コンセントを差す)」 ;◆SE ドライヤーを起動 【入花】 「……髪……乾かしますねー……」 【入花】 「(ドライヤーをする演技)」 ;◆SE ドライヤーおしまい 【入花】 「ふふ。旦那様は髪が短いから、すぐ乾いてしまいますね。  私などは……長いので結構時間がかかって……」 【入花】 「はーい。髪、整えましたよー……♡ んー……♡ さっぱり、しましたねー♡」 【入花】 「えへへ。また髪が伸びてきたら、いつでも私にご相談してください。  ……楽しみに、お待ちしておりますので♡」