Track 7

トラック7:帰宅。添い寝屋さんごっこ

;SE:扉が開いて閉まる音 ;ボイス位置:1 目の前にいて向こう側を向いてる 【あこ】 「たっだいまー!」 ;SE:家を駆ける音 ;ボイス位置:9 遠くから 【あこ】 「ねーねーおかーさん! 今日楽しかったよー!」 ;SE:家を駆けて戻ってくる音 ;ボイス位置:1 目の前 【あこ】 「おとーさん! 今日は、ありがとう、ございました!」 【あこ】 「きーざとーぶでも言ったけど、本っっっ当ーーに! 楽しかったぁ!!」 【あこ】 「建物の中に町があってぇ、消防車とか救急車とか色んなお車があってぇ、それでそれでー!」 【あこ】 「色んなお店もあってすごかったねぇ! また行ってみたいなー!」 【あこ】 「もしまた連れてってくれたらまた別のお仕事をしてみるんだー!」 【あこ】 「ずっとずっと行きたいって言ってたとこに連れて行ってくれてありがとうね! おとーさん大好きー!」 ;SE:お腹に抱き着く音 【あこ】 「ぎゅうううううう」 【あこ】 「あっ……ふわぁぁ……なんか全部終わったら、あこちょっと眠くなってきちゃった」 【あこ】 「おとーさん、一緒に寝てー寝て寝てー」 【あこ】 「いっしょーのお願い! 5回目くらいのっ!」 【あこ】 「だめぇ……?」 【あこ】 「いい? いいよね? やったぁぁぁぁ!!」 【あこ】 「じゃーおとーさんあこの部屋に来て来てー!!」 ;SE:布団を被る音 ;ボイス位置:8 横になりながら左腕枕で向き合う形 【あこ】 「えへへー……おとーさんの腕枕だいすきー! 今日はすっごくいっぱい幸せー!」 【あこ】 「ダイナマイトウルトラ極限きわみ一万円ってくらい!!」 【あこ】 「そーいえば一万円ってどのくらい働いたらもらえるんだろー?」 【あこ】 「今日働いた分がどのくらいになるか、だよねー」 【あこ】 「キーザトーブ専用のお金一枚が他の人にお仕事をしてもらって払う金額だからぁ……うーんと、うーん?」 【あこ】 「わっかんないや!」 【あこ】 「おとーさんは一万円をいっぱい持ってるからすごい頑張ってくれてるんだよねっ。いつもありがとー」 【あこ】 「働くって楽しいけど、大変だねー」 【あこ】 「なんだろ、すっごく楽しい時とすっごく難しい時があって、すっごく難しいーってだけなのはあるんだけど、すっごく楽しいーってだけの時はなくて……」 【あこ】 「これを毎日毎日続けるのって、本当に大変だろうなぁって、そう思ったの」 【あこ】 「やりたい仕事だったら違うのかな? 将来の夢、とかさ」 【あこ】 「あこがやりたい事、見つかるといいなぁ……」 【あこ】 「あこ、将来は何をやっているんだろ?」 【あこ】 「今日は、理容室さん、エステ屋さん、セラピストさん、歯医者さん、耳かき屋さん……。色んなお仕事をさせてもらったけど、将来もやってるかな? って考えるとあんまり想像できないんだよね」 【あこ】 「どのお仕事も楽しくて難しかったんだけど、ずっと続けるのは大変だなぁって」 【あこ】 「大人ってみんな働いてお金を稼いで生きているんだよね。すごいなぁ……」 【あこ】 「あこも大人になれるのかな?」 【あこ】 「カッコいい大人のおねーさんになりたいなぁ……」 【あこ】 「あっ! これがあこのやりたい事なのかもね!」 【あこ】 「カッコいい大人のおねーさんかぁ……どんなお仕事がいいかなぁ……」 【あこ】 「真っ黒なスーツをかっこよく着て、シュッ、シュッシュッって感じも良さそうだよねぇ……あとはあとはぁ……くぅ……くぅ……」 【あこ】 「おとーさんおかーさんと一緒にずっと幸せに暮らすんだぁ……すぴぃ……」 ;SE:寝息