行きたいところ、あなたの傍にいられるところ
「陽奈」: わー、ほら見て、彩愛ちゃん。可愛いのはいっぱい置いてあるよ。
「彩愛」: 本当だ。店の見た目もいかに持って感じだし、さすが専門って言ってるだけあるね。
「陽奈」: こういうところ来るのって初めてだけど、すごく楽しそう!
「彩愛」: うんうん、楽しんでくれたまいよ!今日陽奈のお礼だからね。なんせ陽奈のおかげで、無事に追試に合格できたわけだし。やー、もう、本当ありがとう!
「陽奈」: ううん、彩愛ちゃんが頑張ったからだよ。
「彩愛」: うぇ?えへへっ。あ、ちょうど展示のイベントとかもやってるらしいしさ、一緒に色々な見て回ろうね。
「陽奈」: うん!
「彩愛」: あっ、そうだ、可愛いと言えばさ。
「陽奈」: ん、なに?
「彩愛」: 今日のその帽子、可愛いね、似合ってる。
「陽奈」: そ、そうかな。えへへっ、ありがとう。
「彩愛」: さては、デートだからって気合い入れてきたな~。
「陽奈」: うっ、うん、彩愛ちゃんとお出かけするから、可愛くしなきゃって思って。
「彩愛」: おっ、おいおい。。。もう、よし、行こう。なんか、入ろう。
「陽奈」: うん。あそこが入口みたいだよ、あの着ぐるみが立ってるところ。
「彩愛」: ん?うわっ、で、でかっ!
「陽奈」: わー、ニツケちゃんの着ぐるみだ!可愛いね~。
「彩愛」: えっ、でも、ちょっと怖くない?
「陽奈」: ふぇ?そうかな。
「彩愛」: うぇ?いや、よく見ると可愛いかも?
「陽奈」: わー、一緒に写真取っていいんだって。
「彩愛」: マジか、えーよし。じゃあ可愛いポーズお願いします! *ぴー* あははっ、でかすぎて、見切れた。
「陽奈」: うふふっ、本当だね。
「彩愛」: あははっ、着ぐるみくん、ありがとうね。
「陽奈」: わー、ぴょこぴょこしてる。バイバイ!
「陽奈」: へー、ぬいぐるみとか、お菓子なんか持ってるんだね。
「彩愛」: お~、この展示キャラクターの歴史だって。こんなにいたんだ。
「陽奈」: わー!本当だね。でも、結構見たことあるかも。
「彩愛」: えっと、飯テロ大好きなテロテロテロッピ(Kerokerokeroppi)だっけ。
「陽奈」: 永遠の可愛さ、フローキティ(Hello Kitty)!
「彩愛」: 後は、ブッタブツマル(Badtz-Maru)、マイフロディ(My Melody)、シナギロール(Cinnamoroll)、シャブシャブプリン(Pompompurin)。。。色んな意味でやばそうなのばっかな気が。。。
「陽奈」: へー?でも、可愛いよ。
「彩愛」: だよね、そうだよね!あっ、なんかあっちでスタンプラリーやってるんだって。
「陽奈」: ふぇ?そうなんだ。
「彩愛」: 達成したら、限定のキーホールダーがもらえるみたいだよ。
「陽奈」: うぉ、でもこういうのって、全部回るのちょっと大変じゃないかな。
「彩愛」: だけどさ、せっかく来たんだし、やってみようよ。もらったら陽奈にあげるよ!
「陽奈」: う、うん。
「彩愛」: えっと、スタンプの場所は。。。展示ホールの各個フロアーと近くのゲームコーナーとコラボカフェか。ん、よし、簡単そうだし回ってみよう!では、急ぎだ!
「陽奈」: うぇ?でも、もうちょっとゆっくり見て回ってもいいんじゃないかな。
「彩愛」: へ?もたもたしてたら、限定なやつなくなっちゃうかもしれないし、急がないと。
「陽奈」: お、うん、そうだね。だけどね、私は彩愛ちゃんと一緒に見て回りたいから、その。。。
「彩愛」: あぁ、ごめん。なんか、あたし一人で勝手に先走ってたよね。
「陽奈」: ううん、そんなことないよ。私もそれ欲しいし。ただ、もしもらえなくても大丈夫だから、ゆっくり行こうよ、ね?
「彩愛」: ん。。。うん!
「彩愛」: はー、カフェ結構込んでる。
「陽奈」: うん、席入ってて良かったね。
「彩愛」: てか、なんか歩き回らせちゃって、ごめんね。逆にあたしのワガママに付き合わせたみたいなっちゃったなって。
「陽奈」: うぇ、ううん、全然平気だよ。スタンプの場所も思ったより近くにあったし、楽しかったし。
「彩愛」: 絶対集めてやるって思って、なんか焦ったというか。
「陽奈」: でも、そのかげで、キーホールダーもらえたよ。ほら、お揃い!
「彩愛」: ん、そうだね。
「陽奈」: 彩愛ちゃんが頑張りすぎちゃうのは、私のこと真剣に考えてくれてるからだってもう知ってるから。
「彩愛」: うぅ、だけど、あぁ~、後光が見える~!
「陽奈」: ふぇ?そんなの出てないよ、気にしないで。
「彩愛」: 攻めてここはあたし奢るから、もっと注文していいよ。
「陽奈」: うぇ?いいよいいよ。
「彩愛」: いや、でもさ。
「陽奈」: 新しい水着買おうお小遣い、なくなっちゃうよ。
「彩愛」: んっ、ん。
「陽奈」: あっ、ほら、注文してたパフェ、来たよ。
「彩愛」: ん?わー、来た来た。イチゴいっぱい。美味しそう!
「陽奈」: わー、キャラクターのコラボスイーツになってるんだって!
「彩愛」: 陽奈の注文したやつも美味しいそうじゃん。キャラの顔とかになってなくて良かったね。
「陽奈」: うふふ、そうだね。
「彩愛」: いやぁん~、テンション上がる!次いでにカップルジュースでも注文しようかな。
「陽奈」: うぁ、それは、また今度でいいんじゃないかな。
「彩愛」: あっ、こっちのやつ味見してみる?
「陽奈」: ん!そうだね、食べさせ合いっこしようか。
「彩愛」: はい!
「陽奈」: じゃあ、彩愛ちゃん、はい、あーん!
「彩愛」: あー。。。ぱく!
「陽奈」: えへっ、美味しい?
「彩愛」: ん、ん~めっちゃイケる!確かに、これはテロだわ。
「陽奈」: うふふっ、そうなんだ。
「彩愛」: あっ、じゃあ、次こっちのは?はい、あーん。
「陽奈」: あー。。。ぱく。
「彩愛」: どうかね。
「陽奈」: ん、ん~。こっちも甘酸っぱくて美味しいね。
「彩愛」: あはっ、良かった。
「陽奈」: おぅ、て言うか、さっきお互いの食べちゃってるね。
「彩愛」: あっ、本当だ。あははー。
「陽奈」: う、うふふっ。 (やっぱり、いいな、こういうの。同じものを見て楽しいなっとか、同じものを食べて美味しいなっとか、そういう時、好きだなって思っちゃう。)
「彩愛」: あ~、美味しかった。うぅ、けど、調子に乗って食べ過ぎたかも。
「陽奈」: 大丈夫?お腹摩ってあげるよ。
「彩愛」: マジで、じゃあ、あたしは陽奈の手でも摩ってよっかな。
「陽奈」: えへへっ、いいけど、あまりくすぐったくしないでね。
「彩愛」: ん、あっ、でも時間もったいないかな。もっとあっちこっち見て回れるけど。
「陽奈」: 急がなくても大丈夫だよ。彩愛ちゃんと一緒に歩けないと、意味ないもん。私が一番可愛いって思うのは彩愛ちゃんだし、一番一緒にいたいのも彩愛ちゃんだからね。
「彩愛」: うわ~、しばらくお腹いっぱいかも。