Track 1

01_プロローグ

ん…? 頼み事? ああ、君のためなら何(なん)でもするが……どうした? …落ち着け。言いづらいことなのか? あぁ…泣くな、泣くな。 ほら…安心しろ。私はここにいる。 息を吸って…吐いて…。 感じるだろ。君のことが大好きな私の匂いだ。 いくらでも抱いてくれてかまわない。 時間はあるんだ。 よーし、よーし、君はいい子だ。 ん…もう大丈夫なのか? ……ああ。君の告白、聞かせてもらった。 私に他の男と寝て欲しい…か。 辛かったな。 嫌われるかもと思うのは常識的だからこそだ。 何もおかしいことはない。 だが、まあ…難儀な性癖を持ったものだ。 自分の彼女を他の男に抱かせたい、寝取らせたい、か……。 ああ、心配しないでくれ、君のお願いだ。 君のために、君が望むなら寝取られてくるさ。 ふむ、そうだな…恵(メグミ)に相談するか。 彼女、知っているだろ? 恵ならきっといい(・・)男を紹介してくれるはずだ。 ん? 乗り気なのかって? 楽しみだ…………といったら興奮するのだろう? ふふっ、ズボン越しでも勃起しているのがはっきりわかる。 …ほら、話は終わりだ。 固くしたソレを鎮めるぞ。 ん……ちゅっ♡