Track 6

トラック07 「お兄ちゃんの精液なんてほしくない」

■トラック07――――――――――――――――――――― 【ヒロイン】 「うああぁーっ!! なんで? なんでこんなことになってるわけ!?」 【ヒロイン】 「やっぱり、この前の時に、お兄ちゃんに自分の立場、わからせておくべきだった」 【ヒロイン】 「素直に私の言うことを聞いていたから、許してやろうと思ってたのに――」 【ヒロイン】 「催眠術、またかけられてるじゃん! いつ? いつ、かけたんだよっ!?」 【ヒロイン】 「こうなったら『また射精をさせてください』って、泣いてお願いするまで追い込んでやるしかないか……」 【ヒロイン】 「どうせ毎日、口内射精してもらっているんだし、やろうと思えば、いつだってできるってわかってないわけ?」 【ヒロイン】 「なんにしても、今かけられている催眠を解除させよう。これがあると、また何をされるかわからないし」 【ヒロイン】 「はあ……。なんでだろ、前の催眠を解除させるたびに、新しい催眠をかけられてるような気がする……」 【ヒロイン】 「まあ、解除中に催眠をかけるなんて、私が気付かないわけないし、あり得ないけど」 【ヒロイン】 「それにしても、なんで毎回、お兄ちゃんのかける催眠って悪趣味なのよ……」 【ヒロイン】 「精液を出されると、幸せになって、もっとほしくなるって……」 【ヒロイン】 「それだけでもキモくて嫌なのに、お兄ちゃんを射精させると気持ちよくなるとか……そんなこと、わざわざ催眠かける?」 【ヒロイン】 「とにかく、かけられた催眠術を全部、解除させてやる……覚悟しておきなさいよ、お兄ちゃん!」