トラック07 「お兄ちゃんの精液なんてほしくない」
■トラック07―――――――――――――――――――――
【ヒロイン】
「うああぁーっ!! なんで? なんでこんなことになってるわけ!?」
【ヒロイン】
「やっぱり、この前の時に、お兄ちゃんに自分の立場、わからせておくべきだった」
【ヒロイン】
「素直に私の言うことを聞いていたから、許してやろうと思ってたのに――」
【ヒロイン】
「催眠術、またかけられてるじゃん! いつ? いつ、かけたんだよっ!?」
【ヒロイン】
「こうなったら『また射精をさせてください』って、泣いてお願いするまで追い込んでやるしかないか……」
【ヒロイン】
「どうせ毎日、口内射精してもらっているんだし、やろうと思えば、いつだってできるってわかってないわけ?」
【ヒロイン】
「なんにしても、今かけられている催眠を解除させよう。これがあると、また何をされるかわからないし」
【ヒロイン】
「はあ……。なんでだろ、前の催眠を解除させるたびに、新しい催眠をかけられてるような気がする……」
【ヒロイン】
「まあ、解除中に催眠をかけるなんて、私が気付かないわけないし、あり得ないけど」
【ヒロイン】
「それにしても、なんで毎回、お兄ちゃんのかける催眠って悪趣味なのよ……」
【ヒロイン】
「精液を出されると、幸せになって、もっとほしくなるって……」
【ヒロイン】
「それだけでもキモくて嫌なのに、お兄ちゃんを射精させると気持ちよくなるとか……そんなこと、わざわざ催眠かける?」
【ヒロイン】
「とにかく、かけられた催眠術を全部、解除させてやる……覚悟しておきなさいよ、お兄ちゃん!」