『お姉ちゃん的ティータイム』
;◆ダミヘ位置・正面1で、囁きのときはどちらかの耳に囁く感じでお願いします。
;◆SE お茶を淹れる
【姉ちゃん】
「はぁーい。お茶淹れましたよー。今日はお姉ちゃんオススメの中国茶。
50g、1000円とかするんだよ。最近、ちょっとハマってるんだー」
;◆SE ちっちゃい器を、リスナーの前に置く
【姉ちゃん】
「ほら。コップもこんなにちっちゃいの。コップ? 器? なんて言うんだろ……。
おちょこみたいなやつで飲むんだよ、中国茶。見て。急須もちっちゃくて、かわいい……」
【姉ちゃん】
「あ、焼いたクッキーもあるから。いっぱいお食べね」
【姉ちゃん】
「ぱくぱく食べてぷくぷく肥えて、おっきく成長しようねぇ。
お姉ちゃん、ふくふくした男の子が好みです」
【姉ちゃん】
「……はい、弟クン。クッキー。あーーーん」
【姉ちゃん】
「……なんだぁ? どして、頑なにお口をへの字にしてるんだぁ? あーーっ。また反抗期だな。
お姉ちゃんに甘えるのが恥ずかしいお年頃なんだ」
【姉ちゃん】
「そんなの気にしなくて、全然いいのに」
;◆声 ささやき
【姉ちゃん】
「そもそもこの家には……私とキミしか居ないんだから……恥ずかしがらなくて良いんだよ?
ふたりっきりなんだから。ね? だから……ほら。お姉ちゃんに、あーーん、させて? あーーーん」
【姉ちゃん】
「……んーっ♪ いいこーっ♪ いいこいいこーっ♪ お上手にあーんできたねーえらいよーっ♪
やーん私の弟ってお利口すぎゆーっ♪ よしよしよしよし♪ なでなでなでなでっ♪」
【姉ちゃん】
「……はっ。また気がつけば姉本能が暴走してしまった。
こうやってベタベタするから、弟が逆に反抗してしまうのかしら……」
;◆声 ささやき
【姉ちゃん】
「弟クンは……お姉ちゃんに、なでなでよしよしされて……子供みたいに甘やかされるの、イヤ……?」
【姉ちゃん】
「……………………」
【姉ちゃん】
「イヤ。って。口では言うてますけれど。弟観察この方18年のお姉ちゃんは騙されないゾ。その顔は……」
;◆声 ささやき
【姉ちゃん】
「本当はもっとお姉ちゃんに構ってほしいけど……お年頃だから恥ずかしくて……、
素直に、甘えたいよぉ。おねえちゃーん。って。言えないお顔だな。……ね? 違う? ねえ……ねえってば……こら。こっち、見て?」
【姉ちゃん】
「…………じーーーーーーっ」
【姉ちゃん】
「……ふふ」
【姉ちゃん】
「ごめんね、イジメ過ぎちゃったね。弟くんは、男の子だもんね。
いつまでもお姉ちゃんにべったり甘えるなんて、恥ずかしいよね? だからぁ……」
;◆声 ささやき
【姉ちゃん】
「お姉ちゃんに甘えるのは……だーれも見てないで……二人っきりのときだけに……すゆ?
そしたらー……かっこ悪くないでしょ? うんうん。だって。私達だけの、秘密なんだから……♪」
【姉ちゃん】
「………………ふふ。顔、真っ赤だぞー♪」
【姉ちゃん】
「くすくす。甘えたくなったら、いつでも、おねえちゃーんって呼んでいいんだからね?
私は……なんというか……マジのブラコンで……弟クン大好き好き好きちゅっちゅっちゅーって感じなので」
;◆声 ささやき
【姉ちゃん】
「……自分でも呆れるぐらい……キミのためなら……何でもしちゃうと思うから…………」
【姉ちゃん】
「………………」
【姉ちゃん】
「ほ、ほら。いいから。もうクッキー食べな? お姉ちゃんの力作なんだからさっ」
【姉ちゃん】
「………………」
【姉ちゃん】
「おいし? …………えへ。…………そっか」