Track 5

『お姉ちゃん的ティータイム』

;◆ダミヘ位置・正面1で、囁きのときはどちらかの耳に囁く感じでお願いします。 ;◆SE お茶を淹れる 【姉ちゃん】 「はぁーい。お茶淹れましたよー。今日はお姉ちゃんオススメの中国茶。  50g、1000円とかするんだよ。最近、ちょっとハマってるんだー」 ;◆SE ちっちゃい器を、リスナーの前に置く 【姉ちゃん】 「ほら。コップもこんなにちっちゃいの。コップ? 器? なんて言うんだろ……。  おちょこみたいなやつで飲むんだよ、中国茶。見て。急須もちっちゃくて、かわいい……」 【姉ちゃん】 「あ、焼いたクッキーもあるから。いっぱいお食べね」 【姉ちゃん】 「ぱくぱく食べてぷくぷく肥えて、おっきく成長しようねぇ。  お姉ちゃん、ふくふくした男の子が好みです」 【姉ちゃん】 「……はい、弟クン。クッキー。あーーーん」 【姉ちゃん】 「……なんだぁ? どして、頑なにお口をへの字にしてるんだぁ? あーーっ。また反抗期だな。  お姉ちゃんに甘えるのが恥ずかしいお年頃なんだ」 【姉ちゃん】 「そんなの気にしなくて、全然いいのに」 ;◆声 ささやき 【姉ちゃん】 「そもそもこの家には……私とキミしか居ないんだから……恥ずかしがらなくて良いんだよ?  ふたりっきりなんだから。ね? だから……ほら。お姉ちゃんに、あーーん、させて? あーーーん」 【姉ちゃん】 「……んーっ♪ いいこーっ♪ いいこいいこーっ♪ お上手にあーんできたねーえらいよーっ♪  やーん私の弟ってお利口すぎゆーっ♪ よしよしよしよし♪ なでなでなでなでっ♪」 【姉ちゃん】 「……はっ。また気がつけば姉本能が暴走してしまった。  こうやってベタベタするから、弟が逆に反抗してしまうのかしら……」 ;◆声 ささやき 【姉ちゃん】 「弟クンは……お姉ちゃんに、なでなでよしよしされて……子供みたいに甘やかされるの、イヤ……?」 【姉ちゃん】 「……………………」 【姉ちゃん】 「イヤ。って。口では言うてますけれど。弟観察この方18年のお姉ちゃんは騙されないゾ。その顔は……」 ;◆声 ささやき 【姉ちゃん】 「本当はもっとお姉ちゃんに構ってほしいけど……お年頃だから恥ずかしくて……、  素直に、甘えたいよぉ。おねえちゃーん。って。言えないお顔だな。……ね? 違う? ねえ……ねえってば……こら。こっち、見て?」 【姉ちゃん】 「…………じーーーーーーっ」 【姉ちゃん】 「……ふふ」 【姉ちゃん】 「ごめんね、イジメ過ぎちゃったね。弟くんは、男の子だもんね。  いつまでもお姉ちゃんにべったり甘えるなんて、恥ずかしいよね? だからぁ……」 ;◆声 ささやき 【姉ちゃん】 「お姉ちゃんに甘えるのは……だーれも見てないで……二人っきりのときだけに……すゆ?  そしたらー……かっこ悪くないでしょ? うんうん。だって。私達だけの、秘密なんだから……♪」 【姉ちゃん】 「………………ふふ。顔、真っ赤だぞー♪」 【姉ちゃん】 「くすくす。甘えたくなったら、いつでも、おねえちゃーんって呼んでいいんだからね?  私は……なんというか……マジのブラコンで……弟クン大好き好き好きちゅっちゅっちゅーって感じなので」 ;◆声 ささやき 【姉ちゃん】 「……自分でも呆れるぐらい……キミのためなら……何でもしちゃうと思うから…………」 【姉ちゃん】 「………………」 【姉ちゃん】 「ほ、ほら。いいから。もうクッキー食べな? お姉ちゃんの力作なんだからさっ」 【姉ちゃん】 「………………」 【姉ちゃん】 「おいし? …………えへ。…………そっか」