Track 7

『アロエを切る(良い)』

;◆ダミヘ位置・正面1を基本にして、自由に動いて下さい。 【姉ちゃん】 「さて、髪も切ってさっぱりしたところでー……。  キミさっき言ってたじゃない?ASMRに興味があるってー……」 【姉ちゃん】 「お姉ちゃんも少しだけ気になって調べてみたんだけど、  これ、絶対やりたいなってヤツがあったんだよね」 【姉ちゃん】 「じゃん。それがこちらです。アロエ」 【姉ちゃん】 「……首をかしげているね。その疑問、わかります。  アロエとASMR、どう関係あるんだよってお顔だね。このアロエを、切るのです」 ;◆声 ささやき 【姉ちゃん】 「包丁を皮と身の間に入れて、すーっと切り離したり……、  こまかーーく……ざくざくざくって切っていったり……」 【姉ちゃん】 「アロエ、めちゃめちゃいい音するんだよ。すごくない?  アロエってすごい。やけどにも効くし」 【姉ちゃん】 「……ふふ。早く聞きたい? うんうん。じゃあ、やってこっか? 目ぇ、閉じて?  ……ぁ。ナイフは子供用の刃とかついてないやつ使うから、安心してねー……」 ;◆声 ささやき 【姉ちゃん】 「まずは……アロエの皮を、包丁で切り離していくからね…………」 ;◆SE アロエの皮を包丁でゆーーーっくり切り離す 【姉ちゃん】 「(アロエを切る演技。慎重~に集中しながらアロエと向き合っている)」 【姉ちゃん】 「……ど? ……ぅん。くす。……すごいよね、この音……っ。  アロエの……硬い緑色の皮と、白い身の間に……包丁を差し込んで……ゆーっくり……切ってるの」 【姉ちゃん】 「(アロエを切る演技。真剣)」 【姉ちゃん】 「ふぅーーー……っ。これ、なかなか集中しちゃう。でも、けっこー楽しいかも……。  ふふ……キミも……なんだか、嬉しそうなお顔、してくれてるし……」 ;◆声 ささやき 【姉ちゃん】 「そうだぞー。君のお姉ちゃんは、アロエを切っててもかわいいんだぞー?  いまさら気づいたかー?」 【姉ちゃん】 「(アロエを切る演技。少し緊張もほぐれて、ゆったりとしている)」 【姉ちゃん】 「次は……アロエを縦に、ざくざくって切っていこっか?  新鮮なアロエは……身がパンパンに詰まってて……いい音、するんだよ……?」 【姉ちゃん】 「(アロエを切る演技。ザクザクというアロエを楽しんでいる)」 【姉ちゃん】 「キミは……目を閉じたまま……ゆーったーーり……まったーーり……してー……。  力を抜いて……りら~っくす……しててねー……♪」 【姉ちゃん】 「ASMRって……寝ようとしながら聴くと……体の緊張が取れて……、  睡眠の質が良くなるらしいよ? ……今度、寝るときやってあげようか?」 【姉ちゃん】 「布団で寝ている弟の横で、ひたすらアロエを切る姉。全く新しい妖怪みたいだな」 【姉ちゃん】 「(アロエを切る演技。まーったりとアロエを切ることに集中している)」 【姉ちゃん】 「……これ、切ったあとのアロエは……どーしよっか。  おねえちゃん、最近、カスピ海ヨーグルトを作るのにハマってるんだけど……それに入れちゃおっかな」 【姉ちゃん】 「みんな大好きアロエヨーグルト。……ぜったいおいしい」 【姉ちゃん】 「(アロエを切る演技。まったり、ヨーグルトについて考えている)」 【姉ちゃん】 「最後は……なにげにいちばんやばいやつ。  アロエを……なんと、縦に切っちゃいます」 【姉ちゃん】 「何だそんなことかみたいな顔しないでよ。これ、ケッコー重要なことがらですから」 【姉ちゃん】 「ふふ、聞いておののくとよい」 【姉ちゃん】 「(アロエを縦に切る演技。ゆーっくり長めに切っていく)」 【姉ちゃん】 「……どう? 今までの音と、ぜんぜん違うでしょ? え? ほとんどかわらん? わかってないなぁ」 【姉ちゃん】 「(アロエを縦に切る演技。まったりとした呼吸)」 【姉ちゃん】 「アロエのねばねばが……手までついちゃって……。  これ、美肌効果とか絶対あるやつだな……。ちょっともったいない気もするけど」 【姉ちゃん】 「アロエってホントにすごいよね。食べても美味しいし塗ってもいいしやけどにも効くし。  それにこんな見た目の植物って他にないもん。……改めて考えると、変な草だなこいつ」 【姉ちゃん】 「(アロエを縦に切る演技。軽い深呼吸混じりの深い呼吸。アロエを切る感覚を楽しんでいる)」 【姉ちゃん】 「はぁーい。こんなところでアロエはおしまいです。  ふぅー……はじめてやるASMRにしては上級者向け過ぎたかも……。でも、楽しかったな」 【姉ちゃん】 「キミも、リラックスしたみたいな顔してくれてるし……また、やってあげたいナ……。  ふふ……弟の幸せは……姉の幸せ、なのでね……♪」