『ソファーで座って、まったりとする』
;◆ダミヘ位置・3の耳に近い位置です。
;◆ 座ってるリスナーの肩にほっぺを乗っけて、ダラッとしている姉ちゃん。遠くからテレビの音がかすかに響いている。外では雨が振り始めている
【姉ちゃん】
「……あはは。この芸人さん好き」
【姉ちゃん】
「…………ふふ」
【姉ちゃん】
「……? あ。いつのまにか。雨。降ってたんだねぇ……気が付かなったな」
【姉ちゃん】
「雨。夜の雨は好き。お外に出ないから。でも朝になって。がっこーとかに行こうとすると。
靴は濡れるし。傘は邪魔だし。迷惑極まりないよね。夜、布団の中にくるまって、閉じた窓越しに聞く雨は、あんなに気持ちいいのに」
【姉ちゃん】
「……」
【姉ちゃん】
「今日は、なんだか、さ。久しぶりに……ずっと、一緒だったね」
【姉ちゃん】
「たのしかった?」
【姉ちゃん】
「……ぅん」
【姉ちゃん】
「ふふ。合コンなんて行かなくてよかったでしょ。
あんなんヤクの売人とか詐欺師がする遊びなんだから、健全な弟クンは関わっちゃいけません」
;◆声 ささやき
【姉ちゃん】
「弟くんは……健全に……お姉ちゃんに甘えていたらよろしい」
【姉ちゃん】
「………………」
【姉ちゃん】
「実際……どうなの?」
【姉ちゃん】
「いや。あの。なんてゆーかさ?」
【姉ちゃん】
「弟クンも年頃なわけじゃん。なのに、姉にベタベタされたり。
……や、ヤキモチとか焼かれるのって…………めんどくさかったり、しない?」
【姉ちゃん】
「……そ、そりゃ自覚ぐらい……あります……。
ブラコンの域をはみ出してるとゆーか、やりすぎてることぐらい……」
【姉ちゃん】
「……でも……弟大好きなんだもん……しょーがないじゃん…………」
【姉ちゃん】
「……弟クンは……お姉ちゃんのこと……好き?」
【姉ちゃん】
「あ。……やだ。ちゃんと言って。恥ずかしいからとかって逃げるのなし。
お姉ちゃんは……好きですが? 弟くんのこと…………ゥン」
;◆声 ささやき
【姉ちゃん】
「…………キミは……どーなの……」
【姉ちゃん】
「…………………………」
【姉ちゃん】
「そっか」
【姉ちゃん】
「……ぅん……ふへ。ふへへ……ふひ……ふひひ……。
そっか……ふへ……そっかぁ……っ。そーですか♪」
【姉ちゃん】
「弟クンたら、いけないんだ。もう大人なのに、全然お姉ちゃん離れできないんだ?
くすくす……かーわいっ。かわいいかわいいっ。ん~~っ。なでなでなでなで……っ」
【姉ちゃん】
「てゆーかさ。だったら。……どーして。姉離れとか、しよーとしたわけ。
合コンとか……行こうとしたりしてさ」
【姉ちゃん】
「………………私が、お姉ちゃんだから?」
【姉ちゃん】
「………………」
【姉ちゃん】
「そっか」
【姉ちゃん】
「……なるほど。そっか。……そっか。……そっかぁ……」
【姉ちゃん】
「………………」
【姉ちゃん】
「じゃあ、もうお姉ちゃん、やめちゃう?」
【姉ちゃん】
「……別に。私は……。別の関係でも……いいけど」
【姉ちゃん】
「………………」
【姉ちゃん】
「これからさ。一緒に。考えてこっか。……ね? いろいろ、あるかもしれないけど。
でも。私……ずーっと……キミの一番でいたいもん。だから……ね?」
;◆声 ささやき
【姉ちゃん】
「きみも……ずーっと、私のいちばんでいてね?
お姉ちゃんのだーいすきな……可愛い男の子で、いてくださいね……。だーーいすき……♪」