お耳をいたわる、ソフトな吸着型耳かきです♪(左耳)
;ボイス位置:7 囁き声で
【瀬奈】
「それでは、左耳、失礼しますね……?」
;SE:耳かき音開始
【瀬奈】
「今後に光明が見えてきたとなれば、耳かきさばきも軽やかになります。ふふっ」
【瀬奈】
「はじめはあなたの耳穴を見るだけで悶えてしまっていたわたしも、今やちゃんと落ち着けるようになりました。これが慣れというものでしょうか」
【瀬奈】
「もうあなたのことで暴走することはきっとないはずですので、ご安心を」
;SE:20秒ほど耳かき音
【瀬奈】
「そういえば。なぜだか最近、部員には雰囲気が変わったね、とか。可愛くなった、なんてお世辞を頂いていて」
【瀬奈】
「わたしが気づいていないだけで、わたしの中で何か変化があったのでしょうか。それは何だか、危うい感じがしますね……」
【瀬奈】
「ああ、なるほど。これが思春期。わたしにもあったんですね。いえ、両親には反抗期もないしあなた大丈夫? と逆に心配されてしまっていたのですが……」
【瀬奈】
「これで私も年相応の、移り気で危なっかしい少女、ということになるのでしょうか。ふふっ、自分で言うことではないような気がしますが」
【瀬奈】
「くりくり、くりくり……。ですが、手元は危うくないですよ。わたしの耳かきはどんな時だって正確です」
【瀬奈】
「ふふっ、わたしにはそれしか取り柄はないので。くりゅくりゅくりゅ、くりゅくりゅくりゅくりゅ……」
【瀬奈】
「ここ、気持ちいいですか? えへへ、だんだん、わかってきちゃいました。あなたの弱点」
;SE:10秒ほど耳かき音
【瀬奈】
「こことか……」
;SE:10秒ほど耳かき音
【瀬奈】
「ここ、それとここもですかね」
【瀬奈】
「耳の中にはたくさんの神経が集まっていますから、敏感な場所なのは当然なのですが……」
【瀬奈】
「敏感さにも個人差というのはあるもので、右耳より左耳のほうが弱い、だとか。耳の中でも特にこの場所は敏感、だとか……」
【瀬奈】
「そういう違いはあるものです。指紋のように、本当に人それぞれなのは面白いですよね」
【瀬奈】
「と、いうわけで。あなたの弱み、また握らせて頂きました♪ えっへへ。……そういえば、あの、あなたのトロ顔画像、削除してから少し後悔していまして」
【瀬奈】
「あ。いえその。あんな強迫行為、もちろん正しい意味で後悔して然るべきなのですが。あはは……」
【瀬奈】
「でも、あのうっとりとしたあなたのお顔を、いつでもポケットに入れて持ち歩けたんだなって思うと、ちょっとだけもったいない気がしちゃいまして」
【瀬奈】
「あれ? 今のちょっと気持ち悪かった、です……?」
【瀬奈】
「やっぱり……。でも本音なので、訂正しませーん」
【瀬奈】
「だんだん、いい感じに耳垢がとれてきましたが……、まだ耳かきは終わりませんよ」
【瀬奈】
「お耳に負担の少ない吸着型ですからね。先程の右耳でもしましたが、いつもより更にマッサージ性の強い耳かきができちゃうんです」
;SE:20秒ほど耳かき音
【瀬奈】
「こんなふうに、やさしく……丁寧に、耳の中の肌を撫でるように……」
【瀬奈】
「うーん、やっぱり綺麗です。それに、形も好き……」
【瀬奈】
「他の部員には、あなたのお耳、見せたくないかもです」
【瀬奈】
「……はっ。今わたし、意地悪なこと言っちゃいましたよね。あの、本当に深い意味はなくて……」
【瀬奈】
「ただ、あなたのことをもう少し独り占めしたいなって思っただけなんです」
【瀬奈】
「あれ~? また固まってます? もしもし? あ、大丈夫ですね。びっくりしましたよ、もう」
;SE:10秒ほど耳かき音
【瀬奈】
「……でも、本当に奇跡的ですね。まだ部員の皆さんと顔をあわせていないだなんて」
【瀬奈】
「鉢合わせてもいいはずなんですけどねー。いや、本当に。すれ違ったりはしているかもしれませんが」
【瀬奈】
「皆さん、けっこう自由な方たちなので。この部室にも来たい時に来る、というような感じで使っていらっしゃって……」
【瀬奈】
「あなたが出ていってから、数分後に部員の一人が入って来て、昼寝してからおうちに帰っていった、なんてこと、そういえばありました」
【瀬奈】
「時間の問題かもしれませんが、わたしとあなた、ひとまずは二人きりの部活動、ということで……」
【瀬奈】
「……ん? ちょっと、待ってください。わたし、あなたに入部届いただいてましたっけ。いやその前に、入部の話って……」
【瀬奈】
「あ、あちゃーです。ううっ、わたしったらほんとにドジで……。すみません、この後お時間があったら、入部届、書いて頂けます?」
【瀬奈】
「あの、お断り、なんて仰らないですよね? ね?」
;SE:5秒ほど耳かき音
【瀬奈】
「なんで黙ってるんですか……? もしかして、わたしの反応見て、面白がってます?」
【瀬奈】
「わかってるんですから。声をかけて間もない頃ならわかりませんでしたが、もう、あなたはわたしの耳かきの虜」
【瀬奈】
「抜け出すことなんて、できるわけありません。よって入部は確定的事項……」
【瀬奈】
「で、ですよね……?」
;SE:5秒ほど耳かき音
【瀬奈】
「ほら、やっぱりからかってるじゃないですか。ふん、いじわるですっ」
【瀬奈】
「そういうことでしたら、わたしにも考えがあります。そんなに入部を迷うようでしたら、ダメ押しが必要のようですね」
;SE:耳かき音止める
【瀬奈】
「ふうっ。これで耳かきは終わり、ですが……」
【瀬奈】
「お次は、お耳の保湿とマッサージを行いますっ」
【瀬奈】
「ふふふっ。逃げようとしたって無駄です。とりゃっ」
;SE:瀬奈がユーザーを取り押さえる音
;ボイス位置:1 普通に会話
【瀬奈】
「わたしのホールドからは逃げられません。こう見えて、よりよい耳かきのために毎日のトレーニングは欠かさず行っておりますから、パワーには自信あるんです」
【瀬奈】
「その疑いの目はなんなんです? 大事なんですよ、筋力。特に指先の精密な動きを支えるのは、体幹の強さだったりするんですから。ま、それはともかく……」
【瀬奈】
「ここから先はデザートのお時間です。ぜひ、ご堪能下さい♪」