Track 3

『休みでも身だしなみは大事だ。スタイリングをしてあげよう』

;ボイス位置:1 普通の会話 【結希】 「さて、歯も磨いた事だし。次はスタイリングをしようか」 ;SE:椅子に座る音 【結希】 「うん。それじゃあ始めるね」 【結希】 「霧吹きをかけていくけど、冷たかったら言っておくれよ?」 ;SE:霧吹きの音 【結希】 「ふふっ。水も滴るいい男になったね」 【結希】 「水びたしの人に使う言葉じゃないか。はっはっは」 ;ボイス位置:7 囁き 【結希】 「でも、水に濡れた君もとっても魅力的だよ」 ;SE:空切りでハサミを鳴らす音二回 ;ボイス位置:7 普通の会話 【結希】 「それじゃあ髪を切り揃えていこうか」 ;SE:髪を切る音 【結希】 「髪の伸びる速さって部位によって違うらしいね」 【結希】 「一般的に後頭部や側頭部の伸びが早いらしいんだけど、ぼくからすると坊ちゃんの場合は、左のこめかみの近くが特に伸びやすいかなって思うんだ」 (SE停止) ;ボイス位置:7 『こっちに』から囁き 【結希】 「毎日切ってると、こっちにぴょこんって可愛らしいのが出てるんだよね」 ;ボイス位置:7 普通の会話 【結希】 「ふふ。今日も出てるよ。坊ちゃんの可愛い髪の毛……忘れない内に切っておこうね」 ;SE:ハサミの音一回 【結希】 「はい。オッケー。じゃあ髪の毛を細かく切り揃えていこうか」 ;SE:髪を切っていく音 小刻み 【結希】 「チョキチョキチョキチョキ。坊ちゃん。僕はね、この時間が好きなんだ」 【結希】 「朝起きて、自分の支度をして、きみの寝顔をちょっと眺めてから起こす。それから、優しくきみの歯を磨いて、ゆっくりときみの髪の毛を切る。ささやかだけど、平和で、穏やかで、かけがえのない時間」 ;ボイス位置:7 穏やかに 【結希】 「きみと会う前には無かった時間だ」 【結希】 「これからもこの時間が続くといいな、なんて、そう思うよ」 ;ボイス位置:7 囁き 【結希】 「だから、きみのところに永久就職しちゃおうかな?」 【結希】 「さて。髪も綺麗に切れた事だし、少し洗い流そうか」 ;SE:洗面台のシャワーを出す音 ;SE:少ししてから指先で温度を確認する音 【結希】 「ん。いい塩梅かな。じゃあ頭を洗うよ。熱かったら手を上げてね」 ;SE:頭を洗う音 しばらく流す (この間は台詞無し) ;SE:上のシャワーを止める音 【結希】 「よし。水の滴るいい男度が上昇したね。水分も増量だ」 【結希】 「でも坊ちゃんは水が滴っていなくてもいい男だから、タオルで拭いちゃうね」 ;SE:タオルをかける音 ;SE:タオルで頭を優しく拭いていく音 ;ボイス位置:5 普通の会話 【結希】 「頭を包み込んで、優しく、マッサージをしていくように」 【結希】 「(動きに合わせた息遣い)」 ;SE:タオル越しに頭を撫でる音 【結希】 「坊ちゃんの頭って触り心地が良いね。いつまでも撫でていたくなるくらいだ」 【結希】 「名残惜しいけど、そろそろ次に取り掛かろうか」 【結希】 「トニックはどうする? いつもはミントの爽やかな香りにしているけど、  今日はオフだし肌に優しい無香料なものにしようと思うんだ。それでいいかな?」 【結希】 「ん。それじゃあかけていくね」 ;SE:トニックを頭に2,3滴かける音 ;SE:トニックを頭に手ぐしで満遍なくなじませる音 ;SE:人工のクシを取り出して髪を整える音 【結希】 「今日の髪型はどうしようか? ちょっと立てる? それとも落ち着かせようか」 【結希】 「ぼくのお任せで良いかな?」 【結希】 「うん! 任せてくれたまえよ」 【結希】 「(整えている間、鼻歌)」 【結希】 「お客様~こちらの髪型でいかがですか~? なんてね、ふふっ」 【結希】 「とっても格好よくなったよ」 【結希】 「それじゃあ今日も、シェフの作った美味しい料理を食べに行くとしますか」