Track 2

泡立ち悪い炭酸泉で、秘密兵器の石鹸シャンプー&天然炭酸マッサージ

;5/後 【ニイロク】「ん…………」 ;環境音 (華まき温泉) F.I. (洗い場にいるので湯口から遠い) ;SE シャンプーを手のひらで泡立て 【ニイロク】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──シャンプー。泡立ち悪い。 事前に調べていたとおり。 炭酸泉──それも本物の天然炭酸泉の影響。興味深い。すごく」 ;3/右(立ち位置後ろのまま、耳元に口寄せして囁き) 【ニイロク】「だけど、安心してほしい。事前にちゃんと、準備してある」 ;SE 湯おけを動かす(ことっ) ;3/右 【ニイロク】「これ、もってきたお風呂セット。 見てほしいのは、この石鹸。透明なやつ」 ;3/右 接近囁き 【ニイロク】「ゆっくりするから、よく見てて」 ;SE せっけんをタオルで泡立て 【ニイロク】「ん……(集中して作業する8呼吸)」 【ニイロク】「ね? 泡、ちゃんとでる。しかももこもこ。弾力あるやつ」 【ニイロク】「種明かし。この石鹸そのものが、炭酸温泉をまぜてつくってある。 アルマ温泉の、大人気商品」 ;5/後 【ニイロク】「だから、炭酸泉のお湯でもこんなに──」 ;SE しゃぼんの泡を、両手をつかってマスターの両耳後ろ→首筋→肩に塗っていく 【ニイロク】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──ね? 泡、ねっとりしてて、ふかふかで」 【ニイロク】「マスターの、お肌……(呼吸音)(呼吸音)──しっかり、たっぷり──(呼吸音)──カバー、して──」 【ニイロク】「(呼吸音)(呼吸音)──しかも、低刺激で、気持ちいい。でしょ?──保湿、しっかりされてる感じで──(呼吸音)(呼吸音)」 ;SE stop ;3/右(接近囁き) 【ニイロク】「だから、シャンプー。この石鹸でやろうと思う。 ……ふたりでゆっくり、湯船につかる。その前に」 ;3/右 【ニイロク】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)ん。──じゃあ、はじめる」 ;SE コックひねる→シャワー出す(弱い勢いで出しっぱなしに) 【ニイロク】「(呼吸音)(呼吸音)──ん、こんなもの? だと思う。けど」 ;5/後 【ニイロク】「最初は、シャワー、マスターの肩にかけるから、あつすぎる、冷たすぎるとかあったら、いって」 【ニイロク】「ん……」 ;SE シャワーを左肩に 【ニイロク】「(様子を伺う4呼吸)──どう? ……うん。そうしたら、頭、いく」 ;SE シャワー強める ;SE シャワーを頭に 【ニイロク】「……まんべんなく。まんべんなく。──(呼吸音)──耳のうしろも──(呼吸音)──ひだり──(呼吸音)──右──(呼吸音)──それから生え際……しっかり、と──(呼吸音)──濡ら、して」 【ニイロク】「(しっかりと頭を濡らすシャワーをしている8呼吸)──うん」 ;SE シャワー止める ;3/右 (後ろから口寄せ囁き) 【ニイロク】「そしたら泡だて……さっきよりたっぷり」 ;5/後 【ニイロク】「(泡立てに集中する8呼吸)」 【ニイロク】「……この泡は──んしょ、マスターの肩にのっけておいて、 もう一回」 【ニイロク】「(泡だてが楽しくなってきた8呼吸)」 【ニイロク】「──うん。できた。この泡を、マスターの頭にたっぷりのせて……(呼吸音)(呼吸音)」 【ニイロク】「肩の泡も──手にとって──こっちは──左と……右、に──(呼吸音)──よし」 ;3/右(後ろから口寄せ囁き 【ニイロク】「じゃ、頭あらう。かゆいとこあったら、いって」 ;5/後 ;SE 頭洗いわしゃわしゃ、継続 【ニイロク】「(頭洗い、一生懸命な作業の息やニュアンスの合間に、以下の台詞群をお願いします)」 ///// 【ニイロク】「んしょ、よいしょ」 【ニイロク】「かゆいとこ。ない?──(呼吸音)(呼吸音)──そ。わかった」 【ニイロク】「こう……して──ん……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──強すぎたりとか──(呼吸音)(呼吸音)──ん。いい感じなら、よかった」 【ニイロク】「頭の左も……」 【ニイロク】「それ、から──右、も──」 【ニイロク】「ん。指、ちょっとたてて全体、強めにやるね」 【ニイロク】「──頭皮、こしこし──ん……自分の、指も──なんだか結構──きもちいい──かも──」 //// 【ニイロク】「(ゆったり慎重な4呼吸)…………ん。できた。流す」 ;SE シャワーで頭流し 【ニイロク】「(頭流ししながらの16呼吸)──うん」 【ニイロク】「頭は、あらえた。けど、せっかくの天然炭酸泉。 ただそれだけじゃ、もったいない」 ;3/右 (接近囁き) 【ニイロク】「ねころんで、自分の膝に。頭。預けてほしい。 天然炭酸泉での炭酸マッサージ、するから」 ;3/右→;1/前 【ニイロク】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」 ;1/前 【ニイロク】「……目、開けてられると照れくさい。 マッサージの間は、とじててもらえると、うれしい」 【ニイロク】「(呼吸音)──ん。じゃ、はじめる」 ;SE 手にお湯をすくって──そのお湯(炭酸泉)でマッサージの繰り返し 【ニイロク】「まずはたっぷり……お湯をすくって──(呼吸音)(呼吸音)」 【ニイロク】「で、マッサージ。おでこから、ゆっくりゆっくり、肌になじませて伸ばす感じで──」 【ニイロク】「(以下、ゆったり力まないマッサージをしながら、合間合間に下記の台詞群を挟んでください」 ////////// 【ニイロク】「まずは全体……5本の指で──ほぐす感じで……ん──まんべんなく……まんべん、なく──」 【ニイロク】「耳の、上、から──円を、描いて……頭の、上の……方向、に──」 【ニイロク】「ん。そしたら、今度は、両手のひら、で──はさむ、感じに──もみこん、で──」 【ニイロク】「また、指たてて──頭頂部……ツボ押し──みたいに……ん──」 【ニイロク】「そのまま、わしゃわしゃ──わしゃ、わしゃ、──ゆっくり、ゆっくり──ゆっくりさが、って──」 【ニイロク】「耳の、後ろ……」 【ニイロク】「首の、左右も……うしろも……しっかり──」 【ニイロク】「あとは、肩を──(力を入れて叩くくらいの8呼吸)」 ////////// ;SE ストップ 【ニイロク】「──できた。あ、違う。仕上げ。もうひとつだけ」 【ニイロク】「(幸せそうな1呼吸)──(おでこにキスのリップ音)」 【ニイロク】「──(満足そうな吐息)。できた。おしまい。──もう、目をあけてかまわない」 ;3/右(接近囁き) 【ニイロク】「どう? (呼吸音)……ん。気持ちよかったなら、うれしい」 ;1/前 【ニイロク】「それなら、次は体を洗う。これも、ただ洗うだけじゃなくって」 ;3/右(照れつつ接近囁き) 【ニイロク】「アカスリ。自分に任せてほしい。 貸切じゃなきゃできない姿勢で──ごろんてゆったり、腹ばいになって、任せてほしい」 ;環境音 F.O.