泡立ち悪い炭酸泉で、秘密兵器の石鹸シャンプー&天然炭酸マッサージ
;5/後
【ニイロク】「ん…………」
;環境音 (華まき温泉) F.I. (洗い場にいるので湯口から遠い)
;SE シャンプーを手のひらで泡立て
【ニイロク】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──シャンプー。泡立ち悪い。
事前に調べていたとおり。
炭酸泉──それも本物の天然炭酸泉の影響。興味深い。すごく」
;3/右(立ち位置後ろのまま、耳元に口寄せして囁き)
【ニイロク】「だけど、安心してほしい。事前にちゃんと、準備してある」
;SE 湯おけを動かす(ことっ)
;3/右
【ニイロク】「これ、もってきたお風呂セット。
見てほしいのは、この石鹸。透明なやつ」
;3/右 接近囁き
【ニイロク】「ゆっくりするから、よく見てて」
;SE せっけんをタオルで泡立て
【ニイロク】「ん……(集中して作業する8呼吸)」
【ニイロク】「ね? 泡、ちゃんとでる。しかももこもこ。弾力あるやつ」
【ニイロク】「種明かし。この石鹸そのものが、炭酸温泉をまぜてつくってある。
アルマ温泉の、大人気商品」
;5/後
【ニイロク】「だから、炭酸泉のお湯でもこんなに──」
;SE しゃぼんの泡を、両手をつかってマスターの両耳後ろ→首筋→肩に塗っていく
【ニイロク】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──ね? 泡、ねっとりしてて、ふかふかで」
【ニイロク】「マスターの、お肌……(呼吸音)(呼吸音)──しっかり、たっぷり──(呼吸音)──カバー、して──」
【ニイロク】「(呼吸音)(呼吸音)──しかも、低刺激で、気持ちいい。でしょ?──保湿、しっかりされてる感じで──(呼吸音)(呼吸音)」
;SE stop
;3/右(接近囁き)
【ニイロク】「だから、シャンプー。この石鹸でやろうと思う。
……ふたりでゆっくり、湯船につかる。その前に」
;3/右
【ニイロク】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)ん。──じゃあ、はじめる」
;SE コックひねる→シャワー出す(弱い勢いで出しっぱなしに)
【ニイロク】「(呼吸音)(呼吸音)──ん、こんなもの? だと思う。けど」
;5/後
【ニイロク】「最初は、シャワー、マスターの肩にかけるから、あつすぎる、冷たすぎるとかあったら、いって」
【ニイロク】「ん……」
;SE シャワーを左肩に
【ニイロク】「(様子を伺う4呼吸)──どう? ……うん。そうしたら、頭、いく」
;SE シャワー強める
;SE シャワーを頭に
【ニイロク】「……まんべんなく。まんべんなく。──(呼吸音)──耳のうしろも──(呼吸音)──ひだり──(呼吸音)──右──(呼吸音)──それから生え際……しっかり、と──(呼吸音)──濡ら、して」
【ニイロク】「(しっかりと頭を濡らすシャワーをしている8呼吸)──うん」
;SE シャワー止める
;3/右 (後ろから口寄せ囁き)
【ニイロク】「そしたら泡だて……さっきよりたっぷり」
;5/後
【ニイロク】「(泡立てに集中する8呼吸)」
【ニイロク】「……この泡は──んしょ、マスターの肩にのっけておいて、
もう一回」
【ニイロク】「(泡だてが楽しくなってきた8呼吸)」
【ニイロク】「──うん。できた。この泡を、マスターの頭にたっぷりのせて……(呼吸音)(呼吸音)」
【ニイロク】「肩の泡も──手にとって──こっちは──左と……右、に──(呼吸音)──よし」
;3/右(後ろから口寄せ囁き
【ニイロク】「じゃ、頭あらう。かゆいとこあったら、いって」
;5/後
;SE 頭洗いわしゃわしゃ、継続
【ニイロク】「(頭洗い、一生懸命な作業の息やニュアンスの合間に、以下の台詞群をお願いします)」
/////
【ニイロク】「んしょ、よいしょ」
【ニイロク】「かゆいとこ。ない?──(呼吸音)(呼吸音)──そ。わかった」
【ニイロク】「こう……して──ん……(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)──強すぎたりとか──(呼吸音)(呼吸音)──ん。いい感じなら、よかった」
【ニイロク】「頭の左も……」
【ニイロク】「それ、から──右、も──」
【ニイロク】「ん。指、ちょっとたてて全体、強めにやるね」
【ニイロク】「──頭皮、こしこし──ん……自分の、指も──なんだか結構──きもちいい──かも──」
////
【ニイロク】「(ゆったり慎重な4呼吸)…………ん。できた。流す」
;SE シャワーで頭流し
【ニイロク】「(頭流ししながらの16呼吸)──うん」
【ニイロク】「頭は、あらえた。けど、せっかくの天然炭酸泉。
ただそれだけじゃ、もったいない」
;3/右 (接近囁き)
【ニイロク】「ねころんで、自分の膝に。頭。預けてほしい。
天然炭酸泉での炭酸マッサージ、するから」
;3/右→;1/前
【ニイロク】「(呼吸音)(呼吸音)(呼吸音)」
;1/前
【ニイロク】「……目、開けてられると照れくさい。
マッサージの間は、とじててもらえると、うれしい」
【ニイロク】「(呼吸音)──ん。じゃ、はじめる」
;SE 手にお湯をすくって──そのお湯(炭酸泉)でマッサージの繰り返し
【ニイロク】「まずはたっぷり……お湯をすくって──(呼吸音)(呼吸音)」
【ニイロク】「で、マッサージ。おでこから、ゆっくりゆっくり、肌になじませて伸ばす感じで──」
【ニイロク】「(以下、ゆったり力まないマッサージをしながら、合間合間に下記の台詞群を挟んでください」
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【ニイロク】「まずは全体……5本の指で──ほぐす感じで……ん──まんべんなく……まんべん、なく──」
【ニイロク】「耳の、上、から──円を、描いて……頭の、上の……方向、に──」
【ニイロク】「ん。そしたら、今度は、両手のひら、で──はさむ、感じに──もみこん、で──」
【ニイロク】「また、指たてて──頭頂部……ツボ押し──みたいに……ん──」
【ニイロク】「そのまま、わしゃわしゃ──わしゃ、わしゃ、──ゆっくり、ゆっくり──ゆっくりさが、って──」
【ニイロク】「耳の、後ろ……」
【ニイロク】「首の、左右も……うしろも……しっかり──」
【ニイロク】「あとは、肩を──(力を入れて叩くくらいの8呼吸)」
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;SE ストップ
【ニイロク】「──できた。あ、違う。仕上げ。もうひとつだけ」
【ニイロク】「(幸せそうな1呼吸)──(おでこにキスのリップ音)」
【ニイロク】「──(満足そうな吐息)。できた。おしまい。──もう、目をあけてかまわない」
;3/右(接近囁き)
【ニイロク】「どう? (呼吸音)……ん。気持ちよかったなら、うれしい」
;1/前
【ニイロク】「それなら、次は体を洗う。これも、ただ洗うだけじゃなくって」
;3/右(照れつつ接近囁き)
【ニイロク】「アカスリ。自分に任せてほしい。
貸切じゃなきゃできない姿勢で──ごろんてゆったり、腹ばいになって、任せてほしい」
;環境音 F.O.