『りさによる特別サービスの耳かきと囁き(右耳)』
;SE:近づいてくる足音
;ボイス位置:1 普通に会話
【りさ】
「おー! やっぱ私の散髪は最高じゃん!」
【りさ】
「来店時と比べて、めっちゃよくなってるし!」
【りさ】
「うんうん。いい感じ……っ!」
【りさ】
「っと、そうじゃなかった。今から特別サービスをするから」
【りさ】
「どんなサービスかっていうと……」
【りさ】
「耳かきっ! ふふん。美容院にしては珍しいでしょ」
【りさ】
「って、お客さんは以前も来て特別サービス受けてるんだっけ」
【りさ】
「まぁ、いいや。とにかく耳かきのサービスをするから」
【りさ】
「私は右耳。んで、しずくには左耳をしてもらう」
【りさ】
「そんなわけで……」
;SE:右側へ移動する音
;ボイス位置:3 普通に会話
【りさ】
「さっそくやっていくから!」
【りさ】
「ちゃんとじっとしててよ。動いたら危ないから」
【りさ】
「ま、子どもじゃないんだからそれぐらいはわかるか……」
;ボイス位置:3 耳元で囁き
【りさ】
「はい、じゃあ始めるよ……」
;SE:耳かきの音(右耳)
【りさ】
「耳って人から見えない部分だけどさ」
【りさ】
「こういった部分もちゃんと手入れできる人はモテるからね」
【りさ】
「見える部分だけキレイにするだけじゃ、本当の映えとは言えないから」
【りさ】
「そういう怠慢……っていうか横着っていうか。だらしなくすると、キレイに取り繕ってる部分にボロが出てくるわけ」
【りさ】
「キレイにするなら……。こうやって、外も内も、ぜーんぶやんないとね」
【りさ】
「じゃないと、本当の映えじゃない」
【りさ】
「お客さんの耳の中も、きっちりちゃんとキレイにするから」
【りさ】
「ふふ♪ もしかしたらめっちゃ耳がよくなって、色々聞こえるようになるかもね! あはは」
【りさ】
「ま、そこまでは冗談として、耳もキレイにしてなーんも損はないし」
【りさ】
「たっぷり味わっていきな」
【りさ】
「人に耳かきしてもらうなんて、日常生活の中でそうそうあるもんじゃないし」
;SE:しばらく耳かきの音(右耳)
;SE:りさの呼吸音(右耳)
【りさ】
「そういえば」
【りさ】
「この耳かきだけ受けようとするお客さんとかも前いてさー」
【りさ】
「本来そういう店じゃねーって言ってるのにしつこく通ったりさ」
【りさ】
「だから、こうやって良いお客さんだけへの特別サービスになったわけ」
【りさ】
「お客さんも変なことすると、このサービス受けれなくなるから気をつけなよ」
【りさ】
「あはは。お客さんは大丈夫か」
【りさ】
「だって、私が気に入ったぐらいなんだから、変なことするわけないし」
【りさ】
「というか、したらぶっ飛ばすから」
【りさ】
「ま、ちゃんとこうやっておとなしくしてたら大丈夫」
【りさ】
「じっとしてくれてたから、ほらっ。もうすっかりキレイになった!」
【りさ】
「うん。完璧っ!」
;ボイス位置:3 普通に会話
【りさ】
「右耳は綺麗サッパリ掃除したから!」
【りさ】
「もしかしたら数ヶ月ぐらい、耳かきする必要ないかも! あはは!」
【りさ】
「それはジョーダンだけど、ちゃんとキレイにしたよ」
【りさ】
「左耳はしずくの担当だから、しずくにもバッチリキレイにしてもらいな」
【りさ】
「あの子、すっごい仕事が丁寧だから、私より上手く耳かきしてくれるかもよ」
【りさ】
「ま、とにかく、しずくと交代してくるから、少しそのまま待ってて」