Track 9

『りさによる特別サービスの耳かきと囁き(右耳)』

;SE:近づいてくる足音 ;ボイス位置:1 普通に会話 【りさ】 「おー! やっぱ私の散髪は最高じゃん!」 【りさ】 「来店時と比べて、めっちゃよくなってるし!」 【りさ】 「うんうん。いい感じ……っ!」 【りさ】 「っと、そうじゃなかった。今から特別サービスをするから」 【りさ】 「どんなサービスかっていうと……」 【りさ】 「耳かきっ! ふふん。美容院にしては珍しいでしょ」 【りさ】 「って、お客さんは以前も来て特別サービス受けてるんだっけ」 【りさ】 「まぁ、いいや。とにかく耳かきのサービスをするから」 【りさ】 「私は右耳。んで、しずくには左耳をしてもらう」 【りさ】 「そんなわけで……」 ;SE:右側へ移動する音 ;ボイス位置:3 普通に会話 【りさ】 「さっそくやっていくから!」 【りさ】 「ちゃんとじっとしててよ。動いたら危ないから」 【りさ】 「ま、子どもじゃないんだからそれぐらいはわかるか……」 ;ボイス位置:3 耳元で囁き 【りさ】 「はい、じゃあ始めるよ……」 ;SE:耳かきの音(右耳) 【りさ】 「耳って人から見えない部分だけどさ」 【りさ】 「こういった部分もちゃんと手入れできる人はモテるからね」 【りさ】 「見える部分だけキレイにするだけじゃ、本当の映えとは言えないから」 【りさ】 「そういう怠慢……っていうか横着っていうか。だらしなくすると、キレイに取り繕ってる部分にボロが出てくるわけ」 【りさ】 「キレイにするなら……。こうやって、外も内も、ぜーんぶやんないとね」 【りさ】 「じゃないと、本当の映えじゃない」 【りさ】 「お客さんの耳の中も、きっちりちゃんとキレイにするから」 【りさ】 「ふふ♪ もしかしたらめっちゃ耳がよくなって、色々聞こえるようになるかもね! あはは」 【りさ】 「ま、そこまでは冗談として、耳もキレイにしてなーんも損はないし」 【りさ】 「たっぷり味わっていきな」 【りさ】 「人に耳かきしてもらうなんて、日常生活の中でそうそうあるもんじゃないし」 ;SE:しばらく耳かきの音(右耳) ;SE:りさの呼吸音(右耳) 【りさ】 「そういえば」 【りさ】 「この耳かきだけ受けようとするお客さんとかも前いてさー」 【りさ】 「本来そういう店じゃねーって言ってるのにしつこく通ったりさ」 【りさ】 「だから、こうやって良いお客さんだけへの特別サービスになったわけ」 【りさ】 「お客さんも変なことすると、このサービス受けれなくなるから気をつけなよ」 【りさ】 「あはは。お客さんは大丈夫か」 【りさ】 「だって、私が気に入ったぐらいなんだから、変なことするわけないし」 【りさ】 「というか、したらぶっ飛ばすから」 【りさ】 「ま、ちゃんとこうやっておとなしくしてたら大丈夫」 【りさ】 「じっとしてくれてたから、ほらっ。もうすっかりキレイになった!」 【りさ】 「うん。完璧っ!」 ;ボイス位置:3 普通に会話 【りさ】 「右耳は綺麗サッパリ掃除したから!」 【りさ】 「もしかしたら数ヶ月ぐらい、耳かきする必要ないかも! あはは!」 【りさ】 「それはジョーダンだけど、ちゃんとキレイにしたよ」 【りさ】 「左耳はしずくの担当だから、しずくにもバッチリキレイにしてもらいな」 【りさ】 「あの子、すっごい仕事が丁寧だから、私より上手く耳かきしてくれるかもよ」 【りさ】 「ま、とにかく、しずくと交代してくるから、少しそのまま待ってて」