Track 3

『夜の歯磨き』

;ボイス位置:7 隣で肩に頭を預けながら 【クリス】 「ふぅー……晩ご飯も食べたことだし、美味しいお酒も飲んだし!」 ;SE:立ち上がる音 【クリス】 「歯を磨いて寝ましょう!! オー!」 【クリス】 「お酒飲んでるけど歩けますかー? いきますよー?」 ;SE:二人でふらふらと台所に歩いていく音 【クリス】 「とうちゃーく! 徒歩10秒! 好立地(こうりっち)!!」 ;SE:水を出してコップに注ぐ音 【クリス】 「はい! お口を開けてください!! オープンセサミッ!」 ;SE:頭を撫でる音 ;ボイス位置:1 【クリス】 「あはっ。良い子良い子~」 【クリス】 「ネクスト。レッツグジュグジュ! イエー!」 ;SE:口をゆすぐ音 ;ボイス位置:3 囁き 【クリス】 「グート……ふふふっ」 【クリス】 「アンドリリース!!」 ;SE:口から水を出す音 【クリス】 「ハハッ。オーケーオーケー。ラッス、ウンス、ゲーェン! つまりはレディゴゥ!」 ;SE:歯磨きの音 前歯 ;ボイス位置:1 【クリス】 「歯ブラシシュシュッ、シュシュッシュシュ!」 (軽い感じで) 【クリス】 「……あははっ。テンション高くてごめんなさい~」 【クリス】 「最近、隣の部屋の人からラップするゲーム借りて、ちょっと影響されちゃいました。えへへっ」 【クリス】 「ま、ラップは出来ないんですけどね!」 ;SE:歯磨きの音 左奥歯表 【クリス】 「奥歯奥歯! 奥歯……? ううむ、韻を踏むのは難しいですね」 【クリス】 「お、う、あ……おうあ……んー……。よーし! 普通にやりますか!」 【クリス】 「(左前奥歯全体を磨いている間、息遣い)」 【クリス】 「集中しちゃうと、どうしても話しづらいですね」 【クリス】 「でも、静かなあいだも、あなたの顔を見ているだけで落ち着きます」 ;SE:歯磨きの音 右奥歯表 【クリス】 「こうやって、あなたの歯を私が磨くようになったのって、いつからでしたっけ」 【クリス】 「たしか……2、3回目の宅飲みの時ですよね。あなたがべろんべろんに酔っちゃって」 【クリス】 「あなたの事、なんでもそつなくできる人だと思ってたから。こう言うとちょっとアレですけど、あなたの弱い所を見れて嬉しかったです」 【クリス】 「小学生の時から、近くにいても遠い存在だと思っていましたから」 【クリス】 「(歯を磨いている間、息遣い)」 【クリス】 「はーい、もう少し口を開けてくださいねー、あーーー」 ;SE:歯磨きの音 右の歯の裏 【クリス】 「思えば長い付き合いになりますねぇ……。小学生の時にいじめられていた私を守ってくれて、それからちょくちょくお話して」 【クリス】 「中学生、高校生と、ずっと友達のまま。大学生になった、今も」 【クリス】 「社会人になっても、私たちって友達なんですかね?」 【クリス】 「さすがに会社は、2人とも同じという訳にはいきませんからね……」 【クリス】 「でも。会社は別々でも、またこうして2人で過ごしましょうね」 ;SE:歯磨きの音 左の奥の歯 【クリス】 「ふふふ……私も結構、歯磨きが上手くなったと思いませんか?」 【クリス】 「あなたの歯を磨き始めて、およそ1年くらいですからね。歯磨き専用のお店も開けるくらいには上達したと自負していますよ」 ;ボイス位置:3 囁き 【クリス】 「まあ、あなた以外の歯を磨くつもりは無いですけどね」 【クリス】 「私が歯を磨くのは、あなただけ。特別です」 ;SE:前歯の裏を磨く音 ;ト書き:話しにくくなったのを誤魔化すように ;ボイス位置:1 【クリス】 「あーっと……顎、疲れていませんか? ここを磨いたらちょっと休めますからね」 【クリス】 「(三十秒ほど、磨いている間息遣い)」 【クリス】 「OKOK。リフレッシュしましょう。お水、流し込みますね」 ;SE:口を清める音 ;ボイス位置:3 【クリス】 「ぐじゅー、ぐじゅー、ぺっ」 【クリス】 「では仕上げに取り掛かりますよー!」 ;SE:歯の噛む部分を磨く音 右半分 ;ボイス位置:1 【クリス】 「この歯磨きですけど、あなたはご満足いただけてますか?」 【クリス】 「ここをこうして欲しいとかあったら言ってくださいね、練習しておきますから」 ;SE:歯の噛む部分を磨く音 左半分 【クリス】 「いよいよ終わりですね。最後まで丁寧に磨きますね」 【クリス】 「(三十秒ほど、歯を磨いている間息遣い)」 【クリス】 「はーいおしまいでーす」 【クリス】 「じゃあお口ゆすぎましょうね」 ;SE:口をゆすぐ音 ;ボイス位置:3 【クリス】 「ぐじゅぐじゅー、ぐじゅぐじゅー、ぐじゅぐじゅー……ぺっ」 【クリス】 「おつかれさまでしたー! ふぅ。一仕事した後は達成感がありますね!」