Track 2

着替えの途中もシャッターチャンス

;SE:ドア越しの衣擦れ音 ;ボイス位置:9 ドア越しのくぐもった声 【さゆ】 「えっと……ここ、どうやって通すんだっけ……?」 【さゆ】 「このアクセは、たしかここで……あれ? うまくつけられない……ううん……」 ;SE:ドアを開ける音(素早く) ;ボイス位置:9 普通に会話 【さゆ】 「えっ? きゃあっ!!」 ;SE:シャッター音2、3回。以下継続 ;ボイス位置:1 普通に会話 【さゆ】 「なっ、なんで! まだ、着替えて……っ。撮らないで、くださ、やあっ!」 【さゆ】 「急に、そんな、どうして……ちょ、待ってください、やめてくださっ、あのっ……!」 ;SE:シャッター音停止 【さゆ】 「あ……は、はあ……。なんなんですか、まだ着替えてるのに……」 【さゆ】 「あ、写真……えと、下着とか、写ってないならセーフですけど……。でも、なんでこんな急に……」 【さゆ】 「え? 設定、ですか? それってどういう……」 【さゆ】 「センパイ以外の人に抱かれ……え? それって浮気じゃ……!」 【さゆ】 「このキャラクターって、純情な子でしたよね? 原作だと、センパイ一筋ですし。浮気なんてしないような……」 【さゆ】 「あ、同人で……? そ、そういうのも、人気なんですね。私、そういうの解らなくて……ごめんなさい」 【さゆ】 「それはわかりました。でも、どうして着替えを撮る必要が?」 【さゆ】 「……嫌悪感、ですか? 私が、カメラマンさんに対して……?」 【さゆ】 「ちょっと、わかりません……。びっくりしたというか、怖いというか。嫌いってほどまでは……」 【さゆ】 「え? 写真の私の顔、ですか……?」 【さゆ】 「あ……本当、ですね。私、こんな嫌そうな顔で写ったこと、なかったです」 【さゆ】 「いつもは笑って撮ったりとか、キリッとした顔でとかしか言われなくて。あ、そうです。いつも撮影は彼にお願いしてて」 【さゆ】 「え……彼の嫌いな所? ど、どうしてそんなこと聞くんですか……?」 ;SE:シャッター音、一回 【さゆ】 「なっ、また……! あ……今の顔、アリ、ですか?」 【さゆ】 「わ、わかりました。嫌いな相手に、これから……上手くいくかわからないですけど、想像してみます」 【さゆ】 「ええと……こんな顔、ですかね?」 ;SE:シャッター音、三回 【さゆ】 「いい、ですか? じゃあ、こういうのとか……」 ;SE:シャッター音、四回 ;ボイス位置:2 比較的小さな声で 【さゆ】 「あ、見ます。……いい、ですね。なんていうか、怖い顔ですけど、かっこいいというか、新しい感じで。こんな写真、今まで撮れたことなかったです」 ;ボイス位置:1 普通の会話 【さゆ】 「え? 肩ひも、見せるんですか? たしかに、あのコスロムでもやってましたけど……。あうう、やらなきゃ、ダメ、ですか……?」 ;SE:さゆが服をズラす音 【さゆ】 「う、えっと、こんな感じで……?」 ;SE:シャッター音、五回 【さゆ】 「お、大きい、ですか? カップ……言わなきゃだめですか? あの、最近Fに、はい……」 ;SE:シャッター音、会話中に二回 【さゆ】 「これ、セクハラじゃないですか……? 設定って言っても、やりすぎじゃ……うう」 【さゆ】 「抵抗してる感じで? ……こう、です? ひゃっ!?」 ;SE:シャッター音、五回 ;SE:二人がもみ合う音 【さゆ】 「なっ、んっ、急にやめてくださっ、うっ……!」 ;SE:シャッター音、二、三回 【さゆ】 「やめっ、てっ……! はあっ、はあっ……!」 【さゆ】 「……嫌そうな顔、でした? はあ……あの、急に手を握ったりとかは、もうやめてください……」 【さゆ】 「えと、はい……着替え終わったら、ベッド行きますね。あ、その前にいいですか? 喉、乾いちゃって……」 ;SE:ペットボトルの水を飲む音 【さゆ】 「……はあっ。はい、大丈夫です。まだ緊張しちゃってて……はい、それじゃあ、お願いします……」