Track 2

■トラック2『クール禁止の癒やし耳かき・左』

;◆SE ドアを開く音 ;◆声 ダミーヘッド位置・9(正面・遠い) 【千歌】 「……! ……やっと来たんですね、先輩。少し待ちました。  着替えて来たんですか。……汗臭かったから? あなたもそういう事、人並みに気にするようになったんですね」 【千歌】 「ドア、ノックぐらいして下さい。少し驚きました。  ……部屋、全然変わってない? そうでしょうか。余り覚えてないので、分かりませんが」 ;◆声 ダミーヘッド位置・16(左前・遠い)……さっきの正面に居たよりも、かなり遠くに移動しているイメージです。 ;◆SE 千歌、ベッドに座る 【千歌】 「………………んしょ」 【千歌】 「何してるんですか先輩。早く。こっち」 ;◆声 ダミーヘッド位置・1(正面・近い) 【千歌】 「膝枕。どうぞ。肉付き良くないので、硬いかもしれませんが」 ;◆声 ダミーヘッド位置・7(左・近い) ;◆SE 膝枕される 【千歌】 「うわ、本当にすぐ来た」 ;◆声 ささやき 【千歌】 「後輩の女子の部屋で2人きりで膝枕とかされて、  恥ずかしいなぁ……とかそういう感情は無いんですか」 【千歌】 「……まぁとにかく。耳かき、しますね。  悪いところとかあったら、教えて下さい。…………それでは」 ;◆SE 耳かき始める 【千歌】 「(耳かきをしている。ゆったりとした落ち着いた呼吸)」 ;◆声 ささやき 【千歌】 「……どうですか? 私の耳かきは……気持ちいい……ですか?」 【千歌】 「部活の先輩達からも、技術的な面は問題無い……と言われるのですが」 【千歌】 「…………え? クールすぎるのが良くない?  甘やかしてあげる……という献身的な気持ちが大事?」 【千歌】 「……気持ち悪い事を言ってますね。  でも、一理あるかもしれません」 ;◆声 ささやき(優しい声色で) 【千歌】 「先輩……力抜いて……ゆったりとして……気持ちよくなることだけ……考えて下さい……。  幸せな気持ちで……ねんね……しましょうね」 【千歌】 「…………………………」 【千歌】 「こんな事、本気でしないといけないんですか。  ……恥ずかしさで、死にそうなんですけど」 【千歌】 「(耳かきをしている。甘やかすように、時々耳をふーっと優しく吹く)」 【千歌】 「……私、やっぱり少し、愛想がないんですかね。  部活の子にも、ちょっと怖がられているみたいですし」 【千歌】 「……子供の頃も……近所で遊んでくれるのは……、  あなた……ぐらいでしたしね…………」 【千歌】 「(耳かきをしている。リラックスした、深い呼吸)」 【千歌】 「……今日は一日、クール禁止、ですか。耳かきの間……?  私に包容力とか母性とか求められても、困るんですけど」 ;◆声 ささやき 【千歌】 「先輩は……無愛想で口下手な、少し生意気な後輩って……嫌いですか」 【千歌】 「いえ。別に。別にあなたが好きだろうと嫌いだろうとどうでも良いですけど」 【千歌】 「…………少しは。クール禁止。頑張ってみます」 【千歌】 「(耳かきをしている。優しい呼吸。時々、はーっと息を耳に当てる)」 ;◆声 ささやき 【千歌】 「まーったり。りらーっくす。……お利口に耳かきされて、偉いですね、先輩。  そのまま……気持ちよーく……癒やされていて……下さいね……?」 【千歌】 「…………何言ってんだろ、私。こんなのホント、ガラじゃない」 【千歌】 「(耳かきをしている。ちょっと恥ずかしがっている)」 【千歌】 「……先輩。ちょっと。顔、とろけすぎ。  そんな全力で、僕気持ちいいですって顔されても、困るんだけど」 ;◆声 ささやき 【千歌】 「そんなに、私の耳かき、気持ちいいんですか? …………そ。なら。…………少し……嬉しい。………………少しね」 【千歌】 「(耳かきをしている。優しい呼吸)」 【千歌】 「……膝枕は……どうですか。固くない? ……うん。  別に……気持ちよくなって……よだれとか垂れても、気にしなくていいから。ストッキング、古いやつだし」 【千歌】 「まあ、流石に、ちょっと、ていうかかなり、気持ち悪いけど」 ;◆声 ささやき 【千歌】 「でも……別に、良いからね。あなたは、赤ん坊みたいに、甘やかされてたら、いいですから。……今日だけは」 【千歌】 「(耳かきをしている。深い呼吸。リスナーの事をジーッと観察している)」 【千歌】 「……こんな風に、2人きりで過ごすの、本当に、久しぶり」 【千歌】 「別にそれが、どうとか、そういうことは、ないけど」 【千歌】 「(耳かきをしている。少しだけドキドキしている)」 ;◆声 ささやき 【千歌】 「今日は……したいこと、してほしいこと、何でも言って、良いです。  夜まで、親も帰ってこないから。……恥ずかしいぐらい、甘えていいですよ。  普段は誰にも見せない顔……私に、見せて下さい」 【千歌】 「……何、ニヤニヤしてるんですか? ホント、素直な人。扱いやすいんだから」 【千歌】 「(耳かきをしている。幸せそうな呼吸)」 【千歌】 「……はい。こっちのお耳は、終わりましたよ。  どうでしたか? 改善点などは、ありましたか?」 【千歌】 「……癒やされる、優しい耳かきだった、ですか?」 【千歌】 「……………………」 ;◆声 小声 【千歌】 「それは……あなた……だったから……」 【千歌】 「…………」 【千歌】 「反対側のお耳するので、ごろーんして下さい。  ……何、ボーッと余韻に浸っているんですか。ほら。さっさと、しなさい」