第4話 クゥ子から電話編
コール音
携帯出る
クゥ子 「……もしもし彼氏さん?……私、クゥ子(ややダークモード)」
クゥ子 「何驚いてるの?あー、何で番号知ってるかかー。ネル姉の電話帳は定期的にコピーしてるからさ……私おねえちゃん大好きだからさ(意味深)」
クゥ子 「ふふっ、そうかしこまらないでよ。実はさー、今日ネル姉が家に帰って来てからヤケに機嫌がいいと思って、お風呂入ってるスキにネル姉の部屋を定期観察に来たらさー……下着屋さんの袋があったんだよね」
クゥ子 「確かさ、今日はネル姉彼氏さんの看病だったよね?……あー、細かいことはいいよ、予想がつくから……治ったからデートしてたんでしょ?でさぁ、何で下着屋行くわけ?(何でからダーク)」
クゥ子 「そーぅ、ネル姉が誘ったんだー……じゃあ、今回だけは許してあげる」
クゥ子 「いい!彼氏さん!私はあなたのことをネル姉の彼氏としては特別に認めているわけです。ネル姉の幸せのために……ドゥーユーアンダースタン?」
クゥ子 「でもさ、だからって私の幸せの邪魔をする権利はないよね……?」
クゥ子 「ネル姉の胸の成長確認したり、どさくさにまぎれておっぱい揉んだり、ちょっときつめのブラを試着させてキツキツなビジュアルを楽しんだり!……そういう姉妹の憩いを部長さんは奪ったんだよ」
クゥ子 「わかったらもう行かないでね。ネル姉の下着は私が選ぶ(使命感)!あ、ネル姉部屋に帰ってきたから切るね」
電話の向こうでネル子の部屋のドアが開く(クゥ子は携帯を隠しているので遠い声)
ネル子 「はー、さっぱりしました。あれクゥ子、私の部屋でどうしたんですか?」
クゥ子 「あ、消しゴム切れちゃったから貸してほしくてさー」
ネル子 「お安い御用ですよ、はい」
通話切れる。