第18話 実験25目(火)
ドア開く
ネル子 「お帰りなさいませ、ご主人様♪」
メイド服を着たネル子が深々とお辞儀をして出迎える。
ドア閉まる
ネル子 「ちょ、ご主人様、ご主人様!?なんで、お帰りなさらないんですか?」
ドア開く
ネル子 「またまたお帰りなさいませ、ご主人様♪……なにってメイドですけど。私は一身上の都合で
部長のメイドになることにしました……期間限定ですけど」
ネル子 「え、あー、これですか?昔、誕生日プレゼントにクゥ子がくれたんです♪前に着た時はメイド服
よく似合ってるっていっぱい写真撮られちゃいました♪そういうことですので、よろしくお願いしますご主人様♪」
ネル子 「はい、ご主人様にお仕えすることだけが私の望みです♪」
ネル子 「……じーっ」
じーっと見つめるネル子
ネル子 「あ、いえ、私メイドですから、ご主人様にご命令していただかないと何も出来ません」
ネル子 「はい!ラクにしていいですか?では、ラクにします……はー」
ネル子 「……さ、ご主人様、次のご命令を!」
ネル子 「はい、格闘ゲームの相手ですね♪わかりました!」
場面転換
ネル子 「とぅわー、とわーー!……私の勝利ですね♪しかしメイドの身、接待プレイも出来ますが。
いかが致しますか?」
ネル子 「ふふっ、いいですか……トイレですか?ついていきましょうか?……あ、行ってしまいました。」
主人公去る
ネル子 「メイド作戦いい感じです。部長が積極的なら、私がそれを受け入れるしかない立場『メイド』に
なってしまえば気がラクという無茶理論ですが通りました……それに、この感じ何だか出会ったばかりのころを思い出します」
ネル子 「部長は何をすれば喜ぶか、そんなことばかり考えていましたね……いつからでしょうかね。そん
な事気にせずに部長と一緒にいるようになったのは……」
ネル子 「ふふ、もう思い出すことも出来ません……私は部長に這いよりまくり、部長は私をうまく暴走し
ないように調節してくれました……無意識に私を気にかけてくれていたんです……思い返せば『アレ』がそうだったんですね……」
ネル子 「きっとあと少しで部長はいつもに戻ります。だから戻ったら最初に『アレ』をしてもらいましょ
う。そう、ここ27日間されていない『アレ』を」
ドア開く
ネル子 「あ、ご主人様……いえ少し昔を思い出していただけです……さぁ、ご主人様?次は何をして遊び
ましょうか」