■第2話・雨風とともに
[昼すぎ、台風並に天候が大荒れし、その音で目が覚める少女]
【正面・近距離】(トラック3・4は少女目線なのでずっと正面です)
うーん……うー……んん……うるっさいな……
ん……ふぁ……天気、悪いとは聞いてたが、これは酷い……
台風でも来てるのか……?
(寝直そうと試みる少女)
うーん、ん……んー……
いや、こんなにうるさいと眠れそうにないな……
(上半身を起こし、目を擦りながら)
ふあぁ……んぅ……
っていうか、まだ1時か……全然寝足りないな。
変な時間に起きるとすぐ眠くなって、生活リズムがめちゃくちゃになってしまう……
現代人は睡眠不足になりがちと言うし、私くらいはしっかり眠って健康でありたいものだが……
(眠れそうなことを考える少女)
うーん……
あ、そうだ。今のうちにソシャゲ触っとくか。
プレイ時間長くなりがちなゲームをやってると、どうしても疎かになってしまうからな。
タイミングを逃してあっちを再開したら、ログボを取り逃がしてしまう……
あれもこれもを忘れずにこなすなんて言うのは、私には難しい話だよ。
寝転がってやればそのうち寝落ちできるだろうし、ヘッドホンしてれば外の音も多少はマシになるか。
したまま寝るなって怒られるけど、ノーガードだと眠れなさそうだし、帰ってくる前に起きれば問題なしだよな。
よーし、じゃあまずはサクッと終わりそうなやつから片付けていくか。
眠くなりそうなタイプのを先に始めると、そこで終わってしまいそうだしな。
では……
(ヘッドホンを装着し、再び寝転がる少女)