1章【夢魔のママに授乳された】
お目々がさめちゃったのね? ボクちゃん。
ママのこと、わかる?
おむつを替えてからずぅ~っと、オネンネしていたのよ?
ママのお胸に抱かれて、ゆりかごに揺られて…ボクちゃんはと~っても、気持ちよさそうにしていたわ?
そんな可愛いらしいボクちゃんをみているだけで、ママは幸せよ?
ボクちゃんが産まれてきてくれて、本当に良かった。
ボクちゃんはママの宝物だもの。
魔大陸一の、立派な男の子よ?
《勇者 ぐずり始める》
あらあら、どうしたの? ボクちゃん。
またお腹(なか)すいちゃったの?
《勇者 ばぶー》
いいわ? ママのおっぱい、あげましょうね?
両手で乳房(ちぶさ)をもって、ちゅ~っと吸うのよ?
あわてずにゆっくりと…。
先のほうをちゅ~っと吸ったら、どんどん溢(あふ)れてくるわ?
大好きなボクちゃんのためだけに、ママのミルクはどんどん溢(あふ)れて…その体中をたっぷりと、満たしてゆくのよ?
ボクちゃんがママの愛情を感じれば感じるほど…あま~い、あま~い蜜(みつ)のような味がして、もっともっと、欲しくなるわ?
ちゅ~っと吸って?
そう…。
ちゅ~っ、ちゅ~っ、ちゅっ。
ちゅ~っ、ちゅ~っ、ちゅっ。
ママのミルクを独り占めできるのは、ボクちゃんだけよ?
ママの愛情も、独り占めできるわ?
ちゅ~っ、ちゅ~っ、ちゅっ。
ちゅ~っ、ちゅ~っ、ちゅっ。
よ~く「ちゅうちゅう」できたわね? 可愛いわ?
《勇者 だぁだぁ》
どうしたの?
こっちのおっぱいも?
もう一つのおっぱいも、「ちゅうちゅう」したいの?
いいわ?
ママの大きなおっぱいに顔を押しつけて、息ができなくなることがないように…ちゃ~んと両手でつかんで、「ちゅうちゅう」するのよ?
ちゅ~っ、ちゅ~っ、ちゅっ。
ちゅ~っ、ちゅ~っ、ちゅっ。
ボクちゃんの体の中に、ママのミルクが…。
頭のてっぺんからつま先まで、まんべんなく…染(し)み渡っていくわ?
じゅ~んと染(し)みる、どんどん染(し)みる…。
ボクちゃんの躰(からだ)を躰(からだ)にしている、ぷちぷちした細胞の一つぶ一つぶまで、ママのミルクでいっぱいになってる…。
ボクちゃんはママの愛情で…できているのよ?
《勇者 むせる》
あら、あら、あら。
あんまりあわてて「ちゅうちゅう」するから、むせちゃったのね?
背中をトントンしましょうね?
ト~ン、ト~ン、トン。
ト~ン、ト~ン、トン。
ほら、おさまったわ?
ママはどこへも行ったりしないから、ゆっくりと、「ちゅうちゅう」するのよ?
《勇者 チュウチュウ》
そう、その調子。
んっふふ。
あわてん坊でさびしがり屋のボクちゃんに、魔法を教えてあげる。
さびしくなったときに心を強くしてくれる、詠唱(えいしょう)の言葉よ?
れ~、い~、だぁ。
れ~、い~、だぁ。
わかった?
この言葉を聞いたら、ボクちゃんはそれが何よりも大切なものだと…感じるはずよ?
さぁ、目を閉じて? ボクちゃん。
もう、「ねむねむスゥスゥ」の時間…。
息を吸ったり吐(は)いたりしているだけで、ふか~い眠りに…落ちていくわ?
ボクちゃんの一番気持ちのいい夢を、ママと一緒にみるために…。
《夢魔ママのねむねむスゥスゥ》
スゥー……スゥー……スゥー……スゥー……スゥー……スゥー……スゥー……スゥー……スゥー……スゥー……スゥー……スゥー……スゥー……スゥー……スゥー……スゥー……スゥー……スゥー……。