撫猫さんと耳かき
主人公部屋から出てくる撫猫さん
撫猫 「旦那様、お布団の用意が出来ました」
主人公「あ、あぁ、ありがとう。撫猫さん」
撫猫 「こちらへそうぞ。旦那様……」
主人公「……その旦那様っていうのは慣れないなぁ……普通に」
撫猫 「はい、私も呼び方を普通にですか……あ、その……殿方をお名前でお呼びするのは憚られます(恥ずかしそうに)」
主人公「う、うん!わかったから」
撫猫 「はい、ご理解いただきありがとうございます♪……あ、そうでした私から一つ提案が御座います……」
すいっと姿勢をただしぐっと近づきながら
撫猫 「旦那様は本日からここで暮らすことになった訳ですが、お引越しというのは大変に心が昂ぶってしまうものです」
主人公「そ、そうかな?」
撫猫 「はい、そうなんです。それでは満足の行く睡眠が出来ず明日以降に差し障ってしまいます……それが積もり積もってお疲れになり……あ、申し訳ありません。回りくどいですよね?」
主人公「う、うん」
撫猫 「……そこでなのですが……私、旦那様が心地良くお休みになられる様に、お手伝いをしたいと思うのですが……よろしいでしょうか?(恥ずかしそうに)」
主人公「な、なに?(ま、まさか……)」
さらにもじもじと恥ずかしそう
撫猫 「何をって……言わせないでくださいまし……会って間もない殿方にこのようなことをするのは私も、抵抗がないわけではありません……それでもとてもお優しい旦那様だから私……努めさせて頂こうと思っています(もじもじ)」
主人公「は、はい!(ど、どうしよう女性に恥をかかせたらダメだ!)
撫猫 「旦那様……その……耳かき……させていただけないでしょうか(恥らうように)」
主人公「耳かき?……は、はは(思い過ごしでよかった)」
撫猫 「どうしたんですか?旦那様……呆気にとられたような顔をなさって……あ、やはりこんなことを突然申し出て幻滅してらっしゃいますか?……え、よろしいんですか?……で、ではお布団に横になってください」
主人公布団に横になる ここからバイノーラル
撫猫 「はい、それではその……膝枕……をしてもよろしいですか?……そちらの方がし易いんです……はい♪……んしょ」
撫猫正座 その後ぐっと近づいて喋る 顔は上
撫猫 「頭を失礼しますね……んっ……んしょ……旦那様、高さは問題ないでしょうか?……あの……そんなにじっと見つめないでください……」
撫猫 「い、いえ、私が殿方に慣れていないだけですから……こんな私の顔でよろしければ好きなだけご覧になってください!」
撫猫 「……(顔真っ赤)」
撫猫 「……は、はじめてもよろしいですか?旦那様?……で、では、最初は左のお耳からお掃除させていただきますね」
左側に移動しながら
撫猫 「失礼致します……んっ……あ……ふぅ……これが旦那様のお耳なんですね……とても綺麗な形をしてらっしゃいます……お世辞ではありませんよ……旦那様のお耳も私とっても好きになれそうです」
自分の言ったことの無意識の大胆さに恥ずかしさの嵐の撫猫さん
撫猫 「……はっ……あ、あの深い意味はありませんから……お気になさらないでください……はじめさせていただきますね」
撫猫 「耳かきはこちらに用意していますので少し照明を暗くしますね……」
電気スタンドを消す お盆から耳かきを取る。
やや近づきながら
撫猫 「大丈夫です。猫は夜目が利くんです……旦那様は眠くなられたらお休みになってくださいね」
耳かき開始 浅めの耳かき(耳かき音は通し)
撫猫 「はーい、お耳に入ります……んっ……いかがですか?……痛くはないでしょうか?……はい、よかったです……」
撫猫 「15秒程耳かきしているアドリブ」
撫猫 「上手ですか?……耳かきは得意なんです……え……いえ、ずっとお稽古していたんです……いつか私の旦那様になる方のために……あ、あのこれも深い意味ではなくですね……続けますね……(恥ずかしそう)」
撫猫 「1分耳かきのアドリブ」
撫猫 「ふふ、お休みになられてもいいですよ……お疲れなんですから……引越しのお掃除手伝っていただいてありがとうございました……重いものは実は私、困っていたんです……旦那様がいて助かりました……やはり殿方は頼りになりますね……」
撫猫 「15秒耳かきのアドリブ」
撫猫 「……奥の方をやりますね」
奥の耳かき開始
撫猫 「奥の耳かきのアドリブ(慎重そうにはじめる)40秒」
撫猫 「んっ……あ、頬に触れる着物の感触がお気に召していただけましたか?……ふふ、すべすべしていて心地がいいですよね……私も好きなんです……着替える前にはよく私も頬で……は、すいません私ったらはしたない事を……嫌いにならないでくださいね?(恥ずかしそうに)」
撫猫 「耳の奥の耳かきのアドリブ 1分30秒」
撫猫 「ん……あっ……こうして実際にやってみると中々難しいものですね……旦那様のお耳を預かる者として精進せねば……」
撫猫 「耳の奥の耳かきのアドリブ 40秒」
撫猫 「……どうでしょうか少しは落ち着けていますか?……ふふ、それはよかったです……もうすぐですからね……んっ……ん……んー……んっ、はい、おしまいです」
撫猫 「では梵天で細かいのをお掃除致しますね」
梵天(モフモフ開始)
撫猫 「……くすぐったくはないですか?……はい……それでは毛先を回していきますね」
撫猫 「モフモフのアドリブ 10秒」
撫猫 「速さはいかがでしょうか?……はい、これでちょうどいいですか……ふふ、これが旦那様のお好きな加減……しっかりと覚えておきますね……」(回しながら)
撫猫 「モフモフのアドリブ 40秒」
撫猫 「そろそろお耳から抜きます……はい……綺麗になりました……あ」
何か気づいて恥ずかしい撫猫 ぐっと近づきながら
撫猫 「……あのですね旦那様……まだほんの小さいものが残っていました……その、耳かきでは無理なので吐息で吹き飛ばしてもよろしいでしょうか……?」
撫猫 「は、はい、それでは僭越ながら……ふ~(すごく弱い)」
撫猫 「も、申し訳ありません、弱すぎてくすぐったいですよね……では……フーッ、フーッ、フーッ……はぁ……取れました……ふふ、私も緊張してしまいました」
撫猫 「それでは反対側をお掃除しますね……頭を傾けさせていただきますね……失礼致します」
右耳に近づきながら
撫猫 「んっ……んしょ……はい」
ぐっと主人公の顔に近づきながら
撫猫 「あ、旦那様のお顔、随分と緊張が解れてらっしゃいますね……ふふ、大分眠たいようですから……重ね重ねご無理はなさらないでくださいね」
撫猫 「それではこちらも耳かきを失礼します……んっ」
右耳耳かき開始 浅め(通し)
撫猫 「お加減はいかがですか?……はい♪……かしこまりました」
撫猫 「耳かきアドリブ 1分20秒」
撫猫 「……気持ちいいですか?……その、こちら側からだとお顔がよく見えますので……あ、お気になさらないでください……私は旦那様のお世話をする身……ありのままの旦那様を受け入れるつもりで、お仕えする覚悟です……ですから、これからも私に遠慮はなさらず……どんなことでもお申し付けくださいね」
撫猫 「はい……奥をお掃除しますよ……」
撫猫 「奥の耳かきのアドリブ 20秒」
撫猫 「……旦那様はこの辺りがお好きですか?……やはりそうですか……猫は勘も鋭いんですよ……他にも気持ちのいい所を見つけて差し上げますね」
撫猫 「耳の奥の耳かきのアドリブ 2分」
撫猫 「……殿方に耳かきをするというのは恥ずかしいと思いましたが……ふふ、何と申しますか……楽しい……ですね……そういえば旦那様も耳かきを人にされるのは初めてでおいででしょうか?……そうですか……これからは私でよろしければいつでもお付き合いさせていただきますからね……んっ……はい、終わりました」
撫猫 「続いて梵天が入ります」
梵天(モフモフ開始)
撫猫 「……くるりくるりと回しますよ……」
撫猫 「モフモフのアドリブ(楽しそう) 1分」
撫猫 「ふふ、夢中になってしまいました♪……これで耳掃除はおしまいです……いかがでしたか旦那様……あ」
完全に寝てる主人公 ぐっと近づきながら撫猫が確認する
撫猫 「もし……もし……お休みになったようですね……」
撫猫 「起こしてしまわないようにそっと残りを吹き飛ばしましょう……ふーっ、ふーっ、ふーっ……綺麗になりましたね」
撫猫 「安らかなお顔です……寝冷えをしないようにお布団をかけて差し上げないといけませんね」
思わず主人公の寝顔を見つめる撫猫
撫猫 「これが私の旦那様……優しくて……暖かい方……末長くよろしくお願い致します……もう少しだけこのままで……」