Track 9

疑惑と篭絡

 んっんっん~♪ んっ……んむ~んむ~ん♪ んちゅ……ちゅぽん♪ んふ……今日もサキュバスの邪気の吸出し完了ですわ勇者様。くすくす……やっぱりサキュバスの攻撃は強力ですか? 毎回毎回こんなにオチンチンを腫らして帰ってくるんですものね……ふふ♪   ん……もう勇者様が魔王城に突撃してからかなりたちますねぇ……。そろそろ魔王の鍵も手に入ったんじゃないんですか? もう勇者様の実力なら魔王を倒すことなど簡単のはずですよ……。ん? あら勇者様なんですか? そんなに改まって? 私は泉の精霊ですから……勇者様を回復するだけのただの精霊ですから……。  え? 町外れのあばら屋で……ある情報を入手した? ですって? はい……それがどうしたのですか? もう情報なんてなんの役にも……あとは魔王だけですのに。え……はぁ……魔王の鍵のことですか……。いいですよ、話してみてください。私はじっとして聞いてあげますからね。さぁどうぞ……。  ん……はぁ……まぁ……う~ん……。なるほど。お話大体わかりましたわ。その情報によると……泉の精霊はにせもので、正体はただの悪魔……。そしてその悪魔が魔王の鍵を持っていると……あああ! なんと恐ろしい……この私が悪魔だなんて……。勇者様一つ聞きますがその情報は誰から……? まぁ……みすぼらしい身なりの浮浪者ですか? え? それもお金を出して……。いくらですか? ……まぁ! そんな大金を……ああなんてこと!  ああ勇者様おかわいそうに……だまされたんですわ勇者様は。人がよすぎるから勇者様は……。ん……もしかして勇者様はその世迷言(よまいごと)をうのみにしてしまったわけではないでしょうね? 私が……悪魔……だなんて。勇者様にあれだけ尽くした私が……悪魔だなんて……ああ。  勇者様はちょっと疲れているんですわ……。魔王が倒せないいらだちに焦ってしまって。その焦りが間違った方向に向かってしまったのですよ。何の信憑性(しんぴょうせい)もない情報にそんな大金……。ん……え? 何見てるんですか? 私をそんなにじっと……。まぁ……勇者様。私を疑っているのですね。はぁ……ひどい……こんなのって……うっ……うっ、ぐすっ。私が勇者様のことどれだけおしたいしているのかも知らずに……。  くすんくすん……いいでしょう勇者様。ん……さぁ私の首を今すぐしめてくださいませ……。それで勇者様の気が済むのなら。私をその手でくびり殺して無残な躯(むくろ)から魔王の鍵でもなんでもあさってしまえばいいのです……。ん……ほらいいのですよ……私は恨みませんから……。勇者様の手で無にかえるなら本望(ほんもう)ですからね。でも忘れないでくださいね……勇者様のことをいちずに思っていた水の精霊がいたことを……んっ。  ………………あっ勇者様……泣いておられるのですね? ああすいませんどうおわび申し上げていいのやら……。私なんてひどいことを……ううんもう泣かないでください勇者様……いいのですいいのです。悪いのは勇者様をだました奴ですから……。勇者様は何も悪くはありませんよ?   さぁいらっしゃい……今日も癒してあげますね。ん……ずぷずぷって泉の底に行きましょうか? 深い深いなまぬる~い場所です。ここで勇者様は真実に目覚めるのですよ……ふふ♪ はい……おっぱい……むぎゅっ♪ んっ……いっぱい甘えていいですよ勇者様。勇者様はちょっとお疲れさんなんです……。ちゃんとじっくり休めばまた立ち直れます……ふふっ♪  んっ……ちゅっ、ちゅ~うっ♪ おっぱいしたままキスもしてあげますね……んちゅっ♪ ほらぁ……いいでしょ? あったか~い泉の中でちゅぱちゅぷするの……。んっ……ほら……むにゅむにゅむにゅ……。私の柔らかいおっぱいで溶けてもいいのですよ? んむ……あ……。谷間の奥にお顔はさんでぇ……むぎゅ……んっ♪  いっぱい甘えなさい坊や……。坊やの帰ってくるのはいつもここ。あったかくてぬくい水があふれるこの場所。ただいま、お帰りなさい。そして私がいる。坊やがいる。それだけで幸せ……。くすくす……ねぇそうでしょ? むに……むに……。抜け出せない……頭がとろとろくちゅくちゅしてしまう……やすらぐ……。んふふ……もっと甘えて……子犬みたいに谷間に鼻をくんくんすりつけて……。  ほら……おっぱいもどぴゅって出ちゃうよ? あ~んって口を開けて飲みなさい……。そういい子ね……。とろ~ん……むぎゅう……たぷんたぷん……いい子いい子……。段々眠くなってくる……。眠って……眠って……好きなだけ眠ってたら……また旅立てばいいわ。私の大切な勇者様……くすくすくす……♪