第七話 私の「最高」のともだち
まのマギ12話最終回を観終わる
フー子 「ま、まのか、まのかぁぁぁ、うぅ、まのかはこうしてみんなを見守っているんだな、いいエンドだ、あ、スタッフロール、私は送るぞ、惜しみない拍手をうぅ、感動と欝をありがとう、まのマギ」
フー子 「お、終わった。終わってしまった。なんという幸福感と喪失感だ。これがアニメを観終わるということなんだな」
主人公 「いや、大げさな」
フー子 「大げさなんかじゃない、私は家ではアニメが観れないからな、こうして1話から最終話まで通しで観られるなんてはじめてだ」
主人公 「お、おう」
フー子 「はぁ、もう、動くさゆかや、はむはむ達を見れないと思うとなんだか寂しいな」
主人公 「あ、もうすぐ劇場版やるよ」
フー子 「げ、劇場版、な、何だとそれは本当か、絶対観に行くぞ。いやむしろ、ちょっと今から前売り券を買いに行ってく」
ガタッ&スタッ
主人公 「お、落ち着け、まだ前売り券発売してないから」
フー子 「え、まだ前売り券売ってない、す、すまん、ついみなぎってしまった」
主人公 「公開したら一緒に観にいく?」
フー子 「公開したら一緒に観に、それじゃま、まるでデ、デートみたいじゃないか・・・・・・うぅ」
恥ずかしそうなフー子
フー子 「・・・・・・」
主人公 「嫌なら別に」
フー子 「い、嫌とかじゃないんだ、その、この前一緒に傘差して帰ったろ、アレをクラスの友人に見られていてな、彼氏かと言われたんだ」
主人公 「気をつけていたが見られていたのか」
フー子 「て、手を繋いでいたのは見られていないし、私はただの友達だと弁解したんだが、全然、信じてもらえなくて、なんというか、お前と話している私は、とても楽しそうだったらしい」
主人公 「ふーん」
フー子 「だから、その、私は、とても一緒に行きたいんだ、きっと楽しいし、でもまた勘違いされたら、キサマに迷惑がかかってしまう、だって私達ともだ・・・・・・」
主人公 「なら付き合う?」
フー子 「え、今何て」
フー子 「つ、つきあう・・・・・・お、おい、ど、どういう意味だそれ」
主人公 「付き合うというのは男と女が同意の上で交際を」
フー子 「男と女がって、そ、そんなことはわかっている!わ、私が聞きたいのは、そ、そのキサマは、私が好きなのか・・・・・・?」
主人公 「まぁまぁ」
フー子 「まぁまぁって何だそれは!そんな中途半端好意でフラっと告白するんじゃない!あ、そうだ・・・・・・私、告白された・・・・・・のか」
フー子 「・・・・・・(もじもじ)」
主人公 「で返事は?」
フー子 「ち、ちょっと待て!私だって色々考えているんだ!うぅ、・・・・・・よし、じゃあ返事をするぞ」
本当は結構好きだけどお互い微妙に意地をはっている
フー子 「わ、私もキサマのことはまぁまぁ好きだぞ、ど、どうしてもというなら付き合ってやらんこともない」
主人公 「んーなら今回はやめとく?」
フー子 「わーウソだ、ウソ、本当はかなりキサマのこと好きだ!私の趣味を受け入れてくれるし、気がきくし、時々いじわるだが基本優しいし、だから・・・・・・一緒にいたい」
主人公 「ふぅ、なら付き合いますか」
フー子 「うん、では付き合おう。・・・・・・風紀腕章を外した、今日から私はキサマの彼女だ!」
主人公 「よろしくー」
フー子 「こ、こちらこそよろしく頼む。ん、なんで握手なんだ、こういう時はキスとか抱きしめるとかだろう。ふっ、まぁこちらの方が私達らしいか」
主人公 「そういうこと、時間はたっぷりあるんだ。マッタリやろう」
フー子 「そうだな、時間はある、ゆっくりというのも悪くないかもな」
フー子 「ふふっ、3つ目の夢が叶ったぞ、最後の夢は一緒に趣味を楽しんでくれる恋人だ」
主人公 「なるほどね」
フー子 「よし、では私は風紀活動に戻るぞ、終わったらまた来るから一緒に帰ろう・・・・・・今度は堂々とな」
ドアを開けて出て行く
フー子 「わ、忘れものだ。え、ち、違うマケイシュラはちゃんとある、こっちにこい、い、いいから」
フー子突然キス
フー子 「ん、ちゅ、ふふっ、さっきはゆっくりと言ったが私は我慢できそうにない。まずは先制攻撃だ。これから覚悟しろ。ではあとでまた来るぞ、か、彼女としてな」
ドアが閉まる、しばらくしたら開く
フー子 「ふ、風紀委員の腕章を忘れた・・・・・・う、すまん」