Track 3

学校での出来事

【日記】 「…………今だから言うけど、お前なぁ……あれ、ファーストキスだったんだからな……くそ、嬉しそうににやつくな!」 【日記】 「はぁ、もう……うっさい、抱きつくな、記録が取れないだろうが……うん、それくらいならまぁ……うう、こんな風に流されるからこんな事になっちゃったんだよなぁ……ああ、もう、男は恨み言を言わないっての! ひゃぅっ!? だ、だから女の部分を思いっきり触るんじゃねえ!?」 【日記】 「はぁ、もう……あんまり強くすんなよ、喋りにくいんだから……んで、まぁ……結局遅刻した訳で……学園でも悪戯しようとしてくるお前を止めるのにこっちは必死だったんだからな……」 ;ガヤ音ならしてから 「はぁ……結局、全然バレねーなぁ……いや、うん。別に良いんだ。その方が楽だし……別に残念とか思ってねーし」 「……こら、近づくな。良いか、俺の腕以上の距離を厳守だ。オッケー?」 「警戒するなとか無理言うな……朝、あんな事しやがって……セクハラとか、ちょっとした悪戯ってレベルじゃねーだろ、アレは」 「何したって……胸触って、キスして……あそこも触ったし……うう、お前、絶対俺の反応見て楽しんでるだけだろ!?」 「……可愛いとか言うな、頭なでんな……思い出して恥ずかしがってるんじゃなくて、呆れてるんだよ!」 「……はぁ、もう……お前さぁ、本当に……どうして躊躇いも無くああいう事、できるわけ?」 「う……いや、まぁ、そりゃ……気持ち悪くはないし、気持ち良かった……のは認める……けど……だ、だから、嬉しそうににやつくなっ!」 「……はぁ、もう……お前、彼女作れって。知ってるんだぞ? お前、この前女の子に告られてたじゃん」 「んーにゃ、別に後つけてたとかそういうんじゃねえよ。お前の事をずっと見てる訳でもねーし」 「ただ、この前たまたま見たんだって。断ってるのもな。そーいえば、結構可愛い子だったのに、何で断ったんだ?」 「……好みじゃなかったのか。まー、そういう事もあるだろうけど、ちょっとくらい好みじゃなくても付き合ってる内に好きになるとかもあるじゃん?」 「……好きな奴が居た? ほー、初耳だ……嘘つけ、そんなの見た事ねーよ」 「はぁ、もう……ま、良いけどさ。お前の事だし、俺がぐちゃぐちゃ言うのも筋違いだし……こら、だから撫でようとするな。ここは学校で、周りの目って物を少しは考えやがれ」 「……いっそ俺が女になったとバラす? いや、それでどうするつもり……はは、なるほど。俺が実は女で、お前の彼女だとすればそりゃ確かにお前はずっと彼女が居た事になるもんなー……ワロス。ってか、死ね、マジで死んでしまえっ!」 「……ていうか、昨日今朝の事を思うと本気っぽいからやめれ。マジで考えるとあんまり笑えないし・・・・・・ちょっとゾクっとしたし……はぁ、お前もあんまり冗談ばっかり言ってるなよ?」