Track 5

お姉さまと……お風呂!!

「お姉さまー失礼しまーす。  やっと夕飯の片付けと明日の準備、終わりましたよー」 「夕飯はお野菜が少なかったので、明日の朝は野菜てんこ盛りです。  ふふっ、そんなに嫌そうな顔をしてもだめです」 「では失礼して……よいしょ……っと」 「あ、お姉さま、詰めて下さってありがとうございます。  やっぱりふたりだとちょっとお風呂、狭いですねー」 「ふぅっ……良いお湯ですねー。お姉さまの入ったお湯は、とっても良いお湯です」 「あらら……、やっぱりお湯、溢れちゃいますねー。量の加減が難しいです……」 「って、お姉さま、毎回お湯があふれるたびに喜んで……かわいらしいです」 「そ、そりゃあ2人で入ったらお湯も溢れますよ?  わ、私が重いとお姉さまが言うのであればそうかもしれませんが……」 「ふふっ、冗談ですよ。きっと……冗談です」 「それよりお姉さま、足を伸ばせないと窮屈じゃあありません?  はいはい、いつものように足をちょっと開いて伸ばして下さいねー」 「んっっしょっと、私の特等席、失礼します……  ふふっ、明日は私が後ろになりますので……」 「……背中で感じるお姉さまの柔らかさ……私、大好きです」 「ふふっ、お姉さまの鼓動が伝わってくるようです。  いつもよりちょっとドキドキしているように思えるのは  お風呂がいつもよりちょっと熱いせいでしょうか、それとも……ふふっ」 「ちょっと窮屈なのがまた良し、ですね」 「あっ……お姉さまに後ろから手を回されるとそれだけで……しあわせ過ぎて……」 「って、お、お姉さま!? な、何頭をクンクンしてるんです!?  まだ私髪洗ってませんし、それに今日はちょっと汗を……」 「んんっ……も、もうお姉さまってば……  私もお姉さまの匂いは……好きですけど……」 「ううっ……この位置だと お姉さまの匂いをクンクン出来ないのが悔やまれます……」 「あ、あの……お姉さま?  嫌では無いのですけど……ちょっと吐息が耳に当たってコソバユイのですが……」 「んっ……!! あっ……お、お姉さま、わ、わざとですよねそれ……はっふぅっ」 「耳はホント……弱いって……んっ……あっ……だめっ……」 「その耳たぶのあたり……もっと……じゃなくて……だめっ……  くっ……うっ……耳の中にふーって……あっ……そっ……それっ……」 「くすぐった……いけど……きもち……お姉さまぁ……んんっ……」 「お、お姉さま……耳たぶなんて噛んでは……だめですからね……」 「だーめ……絶対にだめですよ……ああああっ!!」 「はぁ……はぁ……お、お姉さまそんなに良い加減で噛まれたら……  ひぐっ!! あっ……ああっ……ああああっ…………!!!」 「んっ……はぁ……はぁ……身体の奥からジンジンしてきますよぅ……  もう……体が熱くて熱くて……仕方ありません……」 「ううっ……お、お姉さまったら……私……我慢できなくなってしまいますよ?  お姉さまも……そんなに息を荒げて……」 「ふふっ……お姉さまの荒くなった吐息も……耳に心地よい……です」 「お姉さまもそんなに息を荒げて興奮なさって……」 「耳元で興奮の入り混じった吐息をそんなに聞かされてしまうと私……」 「私まで呼吸が荒くなってしまいますよ……はぁ……はぁ……」 「ねーえ……お・ね・え・さ・ま……お姉さまぁ~……」 「お姉さま? ……お、お姉さまー?」 「お、お姉さま!? 息が荒いと思ったらのぼせちゃってますよ!?  お姉さまーっ!! お風呂あがりますよ!?」 「もう食べられないって……お姉さま!!  お風呂ですから!! お姉さまーっ!!」