第3話 えっち禁止令
第3話 えっち禁止令
フー子 「おおおおっ、やはりバリキ先生の絵は動いてもかわいいなぁ。まのマギも終わって次は
何を観ようか迷っていたが、ヤツは友達が少ない、通称やがないにしてよかったぞ」
主人公 「それはよかった」
フー子 「ふむ、原作ラノベの1巻はキサマから借りて読破しているからな、またはじめて観るのとは
違った趣がある」
主人公 「原作続き読まないのか?」
フー子 「え?2巻以降は読まないか、か?ふっ、甘いな、私はな、アニメもラノベも等しく楽しみたいん
だ。原作1巻でキャラのイメージや、作品の雰囲気を楽しみつつ、アニメでは純粋にストーリー展開や、声優さんのキャスティングを楽しむ訳だ」
主人公 「お、おう(こいつどんどん残念さが・・・)」
フー子 「そして、アニメ視聴後にその話数の原作を読み、作画監督さんや演出さんの采配を改めて楽しむ。
どこを活かし、どこをカットするかがラノベアニメ化の醍醐味であるわけだからな・・・そして忘れてはならないのが・・・」
主人公 「あー、わかった、十分わかったから・・・次の話でも観よう」
フー子 「へ?もう十分にわかった?待て、ここからが・・・え、次の話を観よう?・・・それは出来ん相談だ。
私は一日一話と決めているからな。キサマも知っているだろう?」
主人公 「あ、あぁ、そうだったな」
フー子 「じっくりと楽しむのが私の流儀だからな。ふふっ、ということで・・・アレをしてやろう」
主人公 「な、何ノコトカナー」
フー子主人公に擦り寄る
フー子 「おい、何をとぼけているんだ?キサマもわかっているんだろう・・・性欲処理をしてやる・・・最近は
付き合うのに気をとられてキサマの精子を出してやれなかったからな・・・私の務めだというのにすまなかった・・・今日はいっぱい絞り出してやろう・・・」
主人公 「ま、待ちましょうよ、フー子さん!」
フー子 「ふふっ、そうやって動揺するのは彼氏になっても相変わらずだな・・・だが・・・ここはこんなに硬く
なってる・・・ほら、ズボンの上からでもわかるぞ・・・手にするか?それとも口か・・・?それとも足というのをしてみるか?キサマのために覚えてきたん・・・んっ・・・え?」
主人公 「ま、待てフー子・・・そこに座って!正座!!」
主人公フー子を引き離す
フー子 「な、なんだ!?・・・・・・そこに座れ・・?せ、正座?・・・わかった・・・なんだというのだ、急に改まって」
主人公 「フー子に大事な話がある」
フー子 「え?私に・・・大事な・・・話?・・・はっ・・・まさか・・・キサマ・・・手や口ではなく・・・そ、その・・・
ほ、本番を・・・だ、ダメだ、まだ私達は付き合って日も浅いし・・・もっとこう仲を深めてだな・・・た、ただキサマがどうしてもと言うなら私は・・・その・・・」
勝手にテンパり恥ずかしがりうつむくフー子
主人公 「違うから!俺達ちゃんと付き合ったんだからこういう関係はよくない」
フー子 「へ?・・・違う?・・・じゃあなんだと言うんだ。ふむふむ、ちゃんと付き合ったんだから
こういう関係はよくない・・・うーん、ではキサマはどうしたいんだ?」
主人公 「もう一度順序を踏んだ清いお付き合いをしよう。手を繋いだり、抱きしめたりから」
フー子 「もう一度順序を踏んだ清いお付き合いをしよう。手を繋いだり、抱きしめたりから・・・ふむ・・・
なんだ、そんなことか」
フー子 「うん、キサマがそう言うならば、私は構わないぞ」
フー子 「では、手を繋いで・・・手を出せ・・・よし、クリアだな。では抱きしめて・・んっ・・・ちょっと
恥ずかしいな・・・これもクリアだ・・・よしでは脱がすぞ!ふふっ、する前に盛り上がりがほしかったのだろう・・・」
主人公 「ちがーう!えっちなことを禁止」
また引きはがす
フー子 「な、なんだまた私を引き離して・・・え、違う?え、えっちなことを禁止・・・?」
なんか改めて言われると恥ずかしいフー子
フー子 「あ・・・ち、違うこれは性欲処理であってキサマが節操なくためるから・・・わ、わかった・・・
キサマがそう言うなら、尊重しよう。カノジョとして・・・むーっ・・・」
主人公 「ふぅ・・・よかった」
フー子 「・・・・・・」
主人公 「・・・・・・」
フー子 「・・・・・・」
主人公 「あの・・・怒ってる?」
フー子 「へ・・・あ、いや、全然怒ってないぞ・・・。た、ただな・・・その・・・アニメを観るか性欲処理を主に
部室ではしていたから、それが禁止されたらどうしていいか困惑してしまってな・・・何をすればいいんだろう・・・」
主人公 「・・・やがない続き観るか?・・・俺が観たい。それならフー子の流儀には反しないだろ?」
フー子 「やがないアニメの続きを観る?しかしそれは私の流儀に・・・え?キサマが観たいのか・・・」
フー子 「ふむ・・・キサマが観ているものを一緒にいる私が偶然見てしまうのは仕方のないことだな・・・
うん・・・!」
主人公 「じゃあ観るか」
フー子 「じゃあ、一緒に観よ。ふふっ・・・ありがとな」