Track 3

Track 3

[放課後、部室にて] やあ、君か。お疲れ様。 (書類を提出する主人公) おや、これは…… ああなるほど、前回のレポートだね。うん、受け取ったよ。 では早速……ふむふむ……(提出されたレポートを読んでいる) ふふふ、僕の手、そんなに柔らかかったのかい? んぅ、嬉しいねぇ。 君の手もたくましくて、僕は好きだったよ。 今日もまた、楽しませてもらえると嬉しいな。にへへ。 うん、うん……なるほどね……(続きを読む) ……うん、読ませてもらったよ。 やっぱり男の子の思考は僕ら女子のそれと、多少の違いがあるようだね。これは興味深いことだよ。 このレポートは資料として、研究ファイルに入れておくね。 では、今回のテーマについて説明したいんだけど、いいかな? 今日は、その……「キス」についての研究をしたいと思っている。(「キス」から少し恥ずかしそうに) ……ああ、もちろん魚の話ではないよ?キス、口づけ、接吻についてのことさ。 「手を繋いだら次はキス」なんて、ほとんどお決まりの段階のようだからね。 もちろん、君が僕とキスをすることに抵抗がなければ、でいいんだけど…… (主「もちろん、協力しますよ」) やってくれるんだね。ありがとう! ……君、なんだか楽しそうだね。 不安に思ったりしないのかい?今から行うことは、君にとっても初めてなんだよね? (主「初めて同士なら何も怖くないですよ」) そっか、僕も初めて、君も初めての初めて同士。わからないならお互いに歩み寄って学んでいけばいいだけのことか。 そうだね、これが研究だってこと、危うく忘れかけていたよ。 君はほんとうに最高の助手君だね。頭がさがるよ。 じゃあ次は詳細についてを。 「キスについて」と言っても、普通に君と僕でキスをするだけだと研究の意味は無いと思って、いろいろと過去の研究から引っ張ってきたんだ。 まずはこれを見てくれ。 これは僕が以前独自に研究をした、様々なキスの方法についてをまとめたものだよ。 これらの中から幾つかをピックアップして、実践をしてみたいと思ってるんだ。 まあ中には少々刺激的なものもあるかもしれないけど、それも研究のためだからと思って協力してくれたまえ。 ああ、それでは早速始めよう。 ………… あの……そんなに見つめられてると始めにくいんだけど…… うん、僕の方からするから、君は、その……目を瞑っててくれないかい? あと、あまり恥ずかしがらないでほしいな。 ……僕まで、恥ずかしくなってしまうからね。 それでは、まずはライトキスから。 これは文字通り、軽く口をつけるだけのものなんだ。 少しだけ顔を傾けてくれるかい? ん……ちゅっ。 ……と、こうやって頬にキスしたりなんかに用いられるらしいね。 ほら、君からも…… (頬にキスをする主人公) ん……ふふ。なんだかこそばゆいものだね。 では次はバードキス。 鳥が嘴で啄むように、唇を尖らせて何度も行うキスなんだって。 こちらも、頬にさせてもらうね。 ん……ちゅ。 ちゅ、ちゅっ……ちゅ、ちゅむ、ちゅ、んちゅ……ちゅ、ちゅぅ…… んぁ、君の頬に唾液が……ちゃんと拭いてあげるね。 (頬を拭う) うーん、自分で練習するのと違って、なかなかどうして難しいものだね…… (主「練習?」) ああ、言わずもがな、僕は異性とのキスの経験なんて皆無だから、 こうやって……んちゅ、ちゅぷ……って、親指の付け根を使って。 ほらここ、なんとなく唇っぽい形状をしてるだろう? (主「なんかいやらしいですね、それ」) いやらしいかい?ふふ……これも研究の一環さ。 それに今、僕たちは本当のキスをしているんだよ? それに比べればそんなこと、瑣末なことさ。 さあ、次は君からだよ。 うん、そうやって唇を尖らせて…… んふ……ふ……ん………… ん……なんだかこうやって音を立てられると、途端に興奮度が増すように感じるね。 頬と同時に、耳まで感じているようだよ。不思議な事だね。 ああ、では次に進むとしようかな。 次に行うのはプレッシャーキスと呼ばれるものだね。 これは、そうだね…… 一般的に言われるキスの典型的なものじゃないかな? もちろん、君の中でのキスの常識がディープキス主体のものでなければ、だけど。 ドラマや、子供向けの少女漫画なんかでよく見られるキスだと思うよ。 (主「それって口同士のやつですよね?」) ああ、そうさ。ここからは唇同士のキスになってくる。 君、覚悟はいいかい? (主「望むところです」) ふふ、本当に頼もしいよ。 では、目を…………ん、よろしい。 ん……んぷ…………(口付ける) ……ぷぁ………………ふぅ…………(離す) これは……うん。キス、だね。 自分の手とするのなんかよりも、ずっとずっと良い…… うん、柔らかくて、ほんのり湿っていて、暖かくて…… ああ、キスとはなんて素敵なものなんだろうか。(うっとりと) …………ごほんっ(咳払い) そうだね。もっと……実験を続けよう。 言っておくけど、けしてこの快感の虜になっているわけではないからね? うん……次は、そうだね……スウィングキスというのをやってみようかな。 少しテクニカルな部類になると思うけど、僕も頑張るから、君も。 もし上手にできなくても、笑わないでほしいな。 では……はむ……(主人公の下唇を軽く噛む) (下唇を咥えたまま) どうだい?痛くはないかい? このキスは、相手の唇を甘噛みしたまま、少し頭を左右に振る…… 唇の感触を楽しむためのキス、なのかな? ん……んぅ…………(実行する) ……少々鼻が擦れるね。なんだか変な気持ちだよ。 (/下唇を咥えたまま) 普通に生きていたらあまり人と鼻をこすり合わせる、なんてこともないだろうしね。 そういえば、唇を使わないで鼻の頭で行うキスというのもあって、それはスメルキスと言うんだ。 お互いの匂いを感じるためのキスらしいけど、唇を使わないのにキスって名前が付いてるのはなんとも違和感を覚えるね。 っと、また脱線してしまったかな。 ほら、君からもどうぞ……(下唇を突き出すように) (下唇を咥えられたまま) ん、んふ……ふぁ…………ん…… き、君……それは少し激しすぎないかな…… うん、そう……そのくらいのほうが気持ちいいよ…… (/下唇を咥えられたまま) ……ふぅ。 うん、これはまだ僕達には難しかったかもしれないね。 でも、それがわかったのも研究の賜だと、僕は思うわけさ。 さあ、どんどん行こうか! じゃあ次のキスは……バインドキス、かな。 これは……少々言葉にしにくいなぁ。 相手の唇を食べてしまう、と形容するのもあながち間違いじゃないかもしれないけど…… うん、とりあえずさせてもらうね。 ぁ……はぷ。 (キスしながら) あぷ、あむ、んぷ……ちゅぷ、んぷ……ぁぷ、ちゅぷ…………(唇を唇で包むようなキス) どうかな?……あぷ、はむ……これは…………んぷ、ぁむ…… 君の唇の感触……んぷ、ぁむはぷ……ぷちゅ……すごくいいものだね…… はぷ、んぷ、んちゅ……ぁむ……あむぁむ……んりゅ、ちゅぴ…… (/キスしながら) ……んふふ。先程のに比べて、これはわかりやすくて良いね。 本当に、味わうような、食感を楽しむようなキスだ。 ふふ。君、なんだか表情が緩んでないかい? そんなに頬を赤らめて……かわいいなぁ。 ではこのまま、次の項目に行くとしよう。 次は、インサートキス。 もう、名前を聞くだけでもわかるかな。 ああ、ここからは舌も活用するキスの実験さ。 このキスはその中でも軽い方。 ディープキスの中のライトキスって感じかな? 舌を出して…… (舌を出したまま) こうやって……ん、れりゅ、れる……んちゅ、れる、れろ…… ……相手の口の中に軽く舌を入れて……れりゅ、れる……舌先で相手の舌にキスをするような…… りゅる、れろ……そんなイメージで行うといい…… (/舌を出したまま) ……のかな? では今度は君からも…… ……んりゅ……んれ、れる……んぁ……りゅふ……んりゅ……ぁふ…… ……うん、上出来だ。 でもこれは……少々もどかしいような心地を覚えるね。 君も、このままもっと深く繋がりたくはないかい? ふふ、正直ものだね、君は。 そんな気持ちにぴったりなキスがこの次、カクテルキスだよ。 これは、所謂ディープキスというものだね。 お互いがお互いの唇や舌を刺激しあい、感じ合うためのキス…… ……もう、方法はわかってるよね? ほら……早く…… [このあたりから徐々に興奮が隠せなくなってくる望愛] (キスしながら) ん…………ぁぷ……ちゅる、れりゅ、んちゅぷ、ぴちゅ……んぁ……はふ……はぷ、はむ、れりゅ…… 今までのが……愛を確かめ合うためのキスだとしたら……んちゅ、ぷぁ……れりゅ…… んちゅ……これは……お互いを求め合うための……ん……キス……とでも言えるだろうか…… れぷ、んりゅ……君も、この短時間で……んぷ、りゅる……結構キス、上達したんじゃ……ないかな? ぁぷ、ちゅる、れる……僕も……君がどこをどうすれば良い反応を見せてくれるのか……ちゅる、ちゅるる…… 色々と……試しながらやってみてるんだけど……ちゅる、じゅる……んふ……ぁ………… これは一つの研究題材となりうるだけの……んぷ、れりゅ……深みを、持っているね………… (/キスしながら) ……ぷは…………はぁ、はぁ……ん……ふぅ………… しかし、これにばかり没頭していては研究にならないかな……あはは。 ……ん、ふぅ……さて、それじゃあ次を…… 君、舌を出してくれるかい?……うん、そう。れぇーって。 ……今からするスロートキスは、相手の舌を吸うように愛撫するキスさ。 まずは僕からしてみるから……ん……タイミングを見計らって、君からもしてくれるかな? ……ん、では…… (望愛が主人公の舌を吸う) はぷ……ちゅる……んぷ……、ぢゅる、ちゅる……ちゅぷ、ちゅむ……んふ…… ぁぷ、はむ……ちゅるちゅる……じゅるる……ちゅる……れりゅ………… ……んふふ……ほら、君からも……れぇ…… (主人公が望愛の舌を吸う) ……えれ……んぁ……ぁっ…………はぇ……れりゅ……んぷ、れるりゅ……んちゅ…… んぅ!……ん……ぁえ……ぁふ…………れ……ぇれ…………ん…………んぅ……! ……ち、ちょっとまって。(舌を出したまま) 唾液が……んじゅる…… はぅ……ふぅ……ふぅ…………んふ…………ふぅ………… なんだか先程から……唾液の分泌量、普段より多くなった気がするね。 うん……お互いに……だよ。 これも一応記録しておかなくては……かな。 ……さて……次は………… ああ、次のキス……ん……オブラートキスと言うんだけど……ふぁ…… 今行ったものはどちらかと言うと……それに近かったかなと……思ってね。 これは相手の舌を……吸いながら、包むように…… (主「先輩、しましょう」) っ……そうだね……では、始めようか………… (キスしながら) れる……ぢゅる……んりゅ、りゅる……ちゅる、んぷ………… 先ほどのキスとの違いは……じゅる、ちゅ……吸うだけでなく…… 舐めたり、軽く噛んだりといった……ちゅる、んりゅ……刺激の手段が増えるところ……なのかな……? ぁぷ、はむ……ちゅる、ちゅるる……ちゅむ、ぢゅる、れりゅ……ん………… しかし……んちゅ、れる……この絡みつく感じ……痺れてしまうね……んぁ……ふ…………ちゅる…… (/キスしながら) ぷはぁ…………はぁ……はぁ………… ふぁ……は…………っ…………んふ…………はぁ……ふぅ………… えっと、そうだね……今日実験する予定だったキスは……ここまでなんだ……んぅ……ふ………… ……最後に……今日の復習をしようと思うんだけど……いいかな? ああ……では、これが本日の締めだね……ん…… 君から僕に……今日行ったことを活かして……好きにしてみてくれるかい……? ああ……僕はきちんと目を瞑っておくよ。 ん…………(目を瞑り、顎を上に上げる望愛) ……では、始めてくれ。 (初めは優しく唇へのキスを) ん……ちゅっ……ちゅ……ちゅ……ちゅぷ…………んふ……ちゅる…… ちゅ、ちゅ、ちゅる……んぷ、ちゅ…………ちゅる………… (次第に舌を使ったキスに) ん…………んむ…………んぁ……れる、んりゅ…………れぷ、んふ……ぁぷ………… じゅる……ちゅ、ちゅる…………んふふ……優しいキスだね…………ぁぷ……れる………… じわじわと……頭のなかが溶かされていくのを……ちゅむ……感じるよ…………れる、れりゅ……ちゅぷ……ちゅる………… ぁぷ……ちゅる、ちゅ、ちゅぷ……ぁふ……ふぁ…………れる、れるれりゅ………… (段々と激しく、責めるようなキスになっていき、少し苦しそうに感じる望愛) れりゅ……んぁ……ぁぷ……ん……れりゅ、れぅ……んりゅ、れる、れちゅ……ちゅる、ぢゅる…… れろ、れるれる…………っ……ぁ…………ぁぇ……れる……れぷ、ちゅる……りゅる…………ん……! んぷ、ちゅ……君、なかなか上手……んぷ、りゅ……だよね…………ん……ぁぷ…… この短期間でここまで理解するなんて……ちゅる、んぷ……ぢゅる………… んふふ……んちゅ、れりゅ……流石だよ…………ぁ……ぷゅ…… (執拗に舌を責めるようなキス。気持ちの高ぶりが抑えられない望愛) んじゅ、ぢゅる……ちゅぷ、ちゅる、んちゅ、ぢゅぷ……れりゅ、れる、れぷ、んりゅ、ちゅぷ…… ぢゅる……すごいね、君……んちゅ、ちゅる、んじゅ…… 僕の弱い所……僕でも理解してなかった弱点を……こんなに簡単に見つけるなんて…… 君は本当に……最高の助手くんさ……んちゅ、ぷぁ……れりゅる…… んりゅっ、れりゅ、んる、んぷ、ちゅぷ、ぢゅる、ちゅむ、ぢゅるる…… れりゅ、れる、んりゅ、ちゅる、んぷ………… ぁえ……!?ん……ひぅ…………ん……ぁ……んりゅ……っ………… ぷぁ……っ…………はぁ…………は……んふ………………ふゅ………… 君…………そこは…………ダメだよ………… ん…………ふ…………ぁ……ふゅ…………んぅ………… ……はぁ……ふぅ…………ん…………………… ん……ああ、ごめんね。……もう大丈夫、落ち着いたよ。 (主「なんかごめんなさい」) ふふ……これは好きにしていいといった僕の責任さ。君を責めるつもりはないよ。 それに……とても心地の良いものだったよ。……素敵だった。 しかし、僕の舌はこんなにも敏感だったんだね。これは大発見だ。 自分のことは自分が一番わかるとはよく言うものだけど、 それが自分以外の人間とか変わって初めて得られるものの場合はその限りじゃないということがよくわかったよ。 自ら触れた時はなにも感じないのに、それが君の唇や舌だとこんなにも…… うん、これはさらなる研究が必要だね。そうに違いない。 それに今回行ってない項目についても、また追加で検証して行きたいと思う。 ……えっと、今日の研究の成果をレポートに留めなくてはなんだけど……その前に、お花を摘みに行っても……いいかな?