わわっ! まずは『指を舐めましょう』だそうですよ、おねーちゃん!
「……まずは、『指を舐めましょう。指は神経が集中しているので思いのほか敏感です。貴女(あなた)への気持ちも盛り上がることでしょう』だそうです」
「……指を舐めると仲良くなれるなんて、モモは思ってもみませんでした。目からウロコです」
「それではおねーちゃんのお隣に失礼して、さっそく指を舐めてみることにします」
「……指を舐めるといっても、どの指を舐めたら良いのでしょうか。モモのお口には全部の指は入りません……」
「……とりあえず、おねーちゃんのお手てを拝借して……」
「おねーちゃん、寝起きだからでしょうか……お手てがやわらかでぽかぽかです」
「……こうやって触っているだけでも気持ちの良いお手てです。これだけでもっと仲良くなれてしまう気がします」
「……ふぅ……おねーちゃんのお手て……凄く、好きです……」
「こうやってぴたーって隙間が無くなるように手を繋ぐと……なんだかとっても嬉しい気持ちになってきます」
「あっ、おねーちゃんのお手て、ちょっとあつくなってきて、汗ばんで来ました」
「それでは……おねーちゃん、お手てを繋ぐのも凄く好きですが……最初は親指からいただいてみます」
「……なんだかモモもドキドキしてきてしまいました」
「……あむっ」
「(親指 指舐め 10秒程度)」
「……ふうっ、少し汗の味がしました。指を舐めるのは……柔らかくて硬くて、不思議な感触です」
「……それにしても……本当に、指を舐めると気持ちが盛り上がるんですね、おねーちゃん?」
「次は……順番に、人差し指を頂きます。すらっとしていてキレイな、人差し指……頂いてしまいます」
「……頂きます、おねーちゃん」
「(人差し指 指舐め 10秒程度)」
「んっ……ふぁっ……んっ……んーっ……」
//おねーちゃん、モモの口の中で指を動かす
「(人差し指 指舐め 5秒程度)」
「ふ、ふぁっ……お、おねーちゃん、途中で指を動かしてモモの舌をくにくにするので、ちょっとびっくりしました……」
「あ、え、えーっと、びっくりしましたが、凄く……嬉しい気持ちになりましたし、その……お口の中、凄く気持ちよかったです」
「……凄く……おいしくて気持ちよかったです……」
「では次は中指――」
「と見せかけて……次は、小指を頂きます」
「今のおねーちゃんの『あれっ?』ってお顔、モモは大好きです。心がぴょんってしました」
「では……いつも指きりする小指、頂きます」
「(小指舐め 10秒)」
「……ふぅ。おねーちゃん、今度は……モモの舌をくにくにしませんでした……」
「……わかりました。小指はあまり動かしてはいけないですね、おねーちゃん」
「あまり動かしたりくにくにしたりしてしまったら、おねーちゃんとモモを結ぶ運命の赤い糸が切れてしまいます。大変です」
「……それでは次は……中――薬指を舐めてみましょう」
「頂きます、おねーちゃん」
「(薬指舐め 10秒くらい)」
「……むぅっ、おねーちゃん、また指を動かしてくれませんでした」
「分かりました。おねーちゃんもモモに指をぺろぺろされて、気持ち良すぎて動かすのを忘れてしまったんですね。それなら仕方ありません」
「では、次は……中指を頂いてしまいます。これで全部の指を舐めたことになりますし、おねーちゃんの気持ちも盛り上がっているはずです」
「……おねーちゃんに負けないくらい、モモの気持ちも盛り上がっています」
「……それでは、中指――」
「えっ? 人差し指と中指、2本一緒に舐めてみて欲しい、ですか?」
「……2本も一緒にお口に入れたら、お口の中がおねーちゃんの指でいっぱいになってしまいそうです」
「でも、だいじょーぶです。おねーちゃんの指なら、2本お口に入ります」
「では、おねーちゃん、今度こそ……頂きます」
「(人差し指と中指舐め 10秒程度)」
「……おねーひゃんのゆひ……おいひい……」
(おねーちゃんのゆび、おいしい)
「……ふっ、ふぁっ……お、おねーひゃ……んっ……」
//おねーちゃんが口の中で指を動かし始める
「あっ……んんっ……おくひのなか……おねーひゃんに……」
(お口の中、おねーちゃんに)
「ふぁっ……あっ……ちゅっ……ちゅーっ」
//動かされてる指を吸う
「んっ……あっ……おねーひゃん……おいひい……」
「(強めの指舐め 10秒程度)」
//指舐め終わり
「……ふぅ。おねーちゃん……そんなに動かされたら、モモはびっくりしてしまいます」
「おねーちゃんの指、モモが全部舐めてしまいました。これできっと、モモへの気持ちも盛り上がったはずです」
「……モモはおねーちゃんの指を舐めていただけなのに、凄く気持ちが盛り上がってきました。すごく、ドキドキしています」
「……おねーちゃん、もっともっと、仲良ししたいです」
「ではおねーちゃん、仲良しになる次の方法は――」