Track 3

おーっ、次は『首筋を攻めてみましょう』と書いてあります。

「ふむふむ、なるほどです。『首筋は動物の急所です。急所を愛撫されることは、相手に心を許し距離を縮めることに繋がります』だそうです」 「とても説得力のある言葉です。確かに、首は大事な血管があってとても大事だとモモも思います」 「そんなに大事な部分は、心を許した相手にしか触らせません」 「大丈夫です。安心してモモに心を許してください。モモはおねーちゃんに愛情たっぷりです」 「モモは、おねーちゃんのこと、大好きですから」 //耳元で囁く感じ 「ではおねーちゃん、首――首筋、なでなでしてみます」 「……改めてみるとおねーちゃんの首筋、細くて透き通るようで……なんだかとてもドキドキします」 「他の人の首筋を触ることも、他の人に首筋を触られることも、ありませんから、余計にドキドキします」 「ドキドキしながら……おねーちゃんの首に……お触り、です」 //おねーちゃんの首筋を指先で撫でる 「……おねーちゃんの首筋……凄く、やわらかです……ふにふにで、やわらかです……」 「やわらかいのにほんのりと筋(すじ)っぽい感じがして……」 「指先ですーっとおねーちゃんの首筋を撫でる感触と」 「爪の方ですーっとおねーちゃんの首筋を撫でる感触」 「どっちも違う感触なのに、どっちも凄くドキドキしてしまいます」 「むむっ、おねーちゃん……少し首筋、熱くなってきましたし、汗をかいてきました? 「……もしかしたら、モモがドキドキして身体がぽかぽかしてきて、お手てがじんわりしてきたのかもしれません」 「……モモはすごくドキドキしてきました。おねーちゃんと一緒だと、凄くドキドキします」 「……おねーちゃんは……ドキドキしてくれているでしょうか?」 「……おねーちゃんはたまに照れ屋さんなので、ドキドキしているかモモが直接確認してあげます」 //頚動脈に触れる 「えーっと……首の血管は……この辺だと授業で習いました」 「……おねーちゃん、結構ドキドキしてます。モモの指がぴくんぴくんって押されてしまうくらいです」 「……なんだか……おねーちゃんの首筋の血管のところを触っていると……とてもドキドキした気分になってきます」 「……とくんとくん、とくんとくん、おねーちゃんの鼓動を凄く凄く近くで感じます……」 「……とくんとくん、とくんとくん、とくんとくん、とくんとくん」 「……おねーちゃん? とくんとくんの場所……あむっってしたら……だめ、でしょうか?」 「なんだか触っていたら……あむってしたくなってしまったんです……」 「おねーちゃん、ダメ、ですか?」 「おねーちゃん、『良いよ』って言いながら、とくんとくんが早くなりましたよ?」 「それでは……おねーちゃん、頂きます……」 「(口唇で甘噛みする感じ 5秒くらい)あむっ、はむっ、あむあむっ……)」 //口唇を離す 「……ふはぁっ……おねーちゃんの首のお肉、柔らかくて気持ち良いです……」 「(口唇で甘噛みする感じ 5秒くらい)」 「……凄い……どきどきしてきました……おねーちゃん」 「あむあむしてると、おねーちゃんの首からとくんとくんが伝わってきて……」 「……もうちょっとだけ強く、あむあむするので痛かったら言ってください」 「(歯で甘噛み 5秒くらい)はむっ、あむっ、あむあむぅ……」 「……おねーちゃん……すごい、おいしいです……」 「(歯で甘噛み 10秒くらい)」 「……はぁ……はぁ……おねーちゃん……おねーちゃん、好き……です……」 「(首筋を吸う 5秒くらい)」 「……はぁ……おいしい……おねーちゃん……とってもおいしいです……」 「(首筋を吸う 5秒くらい?)」 「……はぁ……はぁっ……あっ、あああっ!!」 「お、おねーちゃん、ご、ごめんなさい……つい夢中になってしまいました……」 「あ、あの、おねーちゃん? 痛くありませんでした? だいじょーぶですか……?」 「……あわわっ……ちゅーちゅーしてしまったので首が赤くなってしまいました……」 「え、えーっと……い、痛くないですか、おねーちゃん?」 「こういうときは……そうです。こうすればきっと痛みも収まります」 //首筋舐め 「(舌で首筋を舐める ぺろぺろ)10秒くらい」 「……これでだいじょーぶです。痛いの痛いの、飛んで行ったはずです」 「……痕(あと)は残ってしまいましたが……きっとそのうち消えるからだいじょーぶです」 「……おねーちゃんの首、おいしかったですよ」 「(ぺろり ひと舐め程度)」 「……それではおねーちゃん、次は……きっともっと盛り上がりますよ」