Track 2

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■02 ん、ん~~、あれ。 もう1時? 兄貴どうしたかしら……ふわぁ~~きゃっ!? ちょっと、なんて格好で……寝てる!? あぁもう、お風呂上がりにそのまま寝ちゃったのね。 うぅ、バスタオルくらい巻いてなさいよね……こら、起きて。 風邪引くわよ? 朝風呂にすればいいのに、なんで今入るのよ……ごくんっ……ね、ねぇってば、起きてよ……うぅ……。 普通、こういうラッキースケベな展開は、兄貴が私のお風呂上がりを見ちゃったりするものじゃないかな。 なんで私が兄貴の素っ裸を見せられなくちゃいけないのよ……ごくんっ……。 ね、ねぇ、寝てるの? 起きなさいよ……ごくん……うわぁ、ちょっと、すごっ……兄貴、いつの間にこんなに育ってたわけ? これ、昔見たお父さんのよりもずっと大きい……っ! じゃなくて! 私はヘンタイかっ、兄貴の裸見て息飲んでる場合か! 家族の裸見て興奮するなんておかしいでしょうに……は、ははは、馬鹿ね。 そんなワケないじゃないの、ハハハ。 こほん……えーと、これは純粋な知的好奇心からであって、別に変態的な情動や性的な興奮を覚えているわけではアリマセン、こほん……お、おぉお、これが兄貴のペニスかぁ、ごくん。 うわぁ、グロぉ……先っぽデカぁ。 これって、皮は被ってないってことよね。 ふむふむ、兄貴はホーケーではない、と。 良かったわね~、子どもの頃はあんなに小さかったのにね~……そりゃそうよね。 私だって子どもの頃はオッパイ小さかったんだし……ごくん……い、今ではこの通り、でっかく育ったわよ? ほらほら、重くて大変なんだからね? ぼよんぼよ~ん。 ……って、変態の上にアホか私ぃー! それもこれも、兄貴が全裸でいるのが悪いのよーっ! コホン……というわけで、ほらっ、起きてよ。 起きなさい~! ヌーディスト気取りかコラ! ほら、布団敷いて寝なさいって言ってるのよ~~……っと、っとっと? ひゃっ、あんっ……いったたた……わわっ、こら! また抱きついて……ん、んん! キスは駄目っ……んっ、離してっ、こらぁ! あぁもう、力だけは男前で……まぁ顔も悪くないけど……体付きも……って、う、うわ、うわわわ!? たたっ、立ってる、勃起してる!? ちょ、ちょっと待った。 当たってるって、大っきくなったの押し当ててっ、んんっ、うわぁ、固い、けどグニグニしてるっ、キモッ、ああっ……起きてって、兄貴っ、起きてよっ、あぁっ。 ひ~~っ、大っきいぃ~~。 さっきのサイズとまるっきり違うじゃないのよ~~! あっ、こら。 押し付けるなって言ってるのっ……もう、起きろ! 起きろ起きろ起きろ~~っ。 はぁ、はぁ、はぁ……はぁ? なにしてるんだって……あ、兄貴が寝ぼけて抱きついてきたんでしょうが! 服着ろ変態っ、このヌーディストっ、欲求不満なら彼女でも作れ……って 。 あぁハイハイ、そんな暇ないわよね~……って、そんなの知るか! 私に抱きつくくらいならフーゾクでも行けこの変態馬鹿兄貴っ、酔っ払いっ、二度と面倒見てあげないんだからね!