Track 2

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■2 おはようございますお兄様♪ さぁ、おはようのキスをくださいませ……できれば頬にではなく、唇に♪ ……ふふっ、冗談です。そんなに困った顔をなさらないでください。 ……誰に見られるか分からない所ではしてはいけない、そう仰っていましたものね。 ですから私、お兄様のお部屋でしか口づけは求めませんわ。 ……え? 本当はそれも駄目ですって? あの夜の約束をお忘れですか? 私がいい子にしている分、ご褒美の口づけをくださる約束……昨日いただいたご褒美は、英語の小テストで満点を取ったものでしたね。ふふふっ。 今日は日直のお仕事があるのです。しっかりとこなしてきますから、またご褒美をくださいね? ……あ、お父様、お母様。おはようございます。はい、今日も元気です。 え? おはようのキスですか? いやだお父様ったら、私もうそんな子供ではありませんわ。 これからはちゃんと淑女として扱って……あら、何故お笑いになるのですか、んもう~! 失礼いたします、お兄様。ご褒美をいただきに参りました♪ あぁ、そのまま座っていてくださいませ。 背伸びをしてキスをするのも好きですが、今日は私の方から……んん、ちゅっ。ちゅ、んむ。 ちゅぷちゅぷ、ん~っぷはぁ♪ んはぁ、はぁはぁ……あぁ、お兄様の唇は今日もとっても熱いですわ……あら、私のも? それはそうですわ、私には熱い思いがありますもの。 お兄様を愛する心が、熱を持っているのです。 ほら、胸に触れてみれば分かりますよ……こんなにもドキドキして……え? そんなはしたないことはしてはいけない、ですか? いいえ、お兄様には私のすべてに触れていただきたいのです。 頬も、唇も、そして胸も。私の方はこうして……お兄様の胸に触れることができるではありませんか。ならば、お兄様も。 女性の胸は特別だから? えぇもちろん……ですから、その特別な胸に触れていいのはお兄様だけ。 ふふっ、鼓動を伝えたいだけですから、ほら……この谷間に手をどうぞ……ごくん。 どうですか? 私のドキドキ、伝わっていますか? ……そう、良かった。 このドキドキはキスの喜びからですよ。 それと、もっと触れたい、触れられたいという熱い思いから……。 たとえはしたないと思われようとお兄様に触れたいし、触れられたいのです。 何故って、愛しているからですわ。愛し合う者同士は、お互いを触れ合うものでしょう? 唇も……ちゅむ。んっふ、ちゅむ、ん~っちゅ、ちゅむん……はふぅ。 お兄様、私の唇に触れられて少しは嬉しく思っていただけていますよね? もちろん、ですか? あぁ、嬉しい……っちゅむ! ん~っぷはぁ、はぁ……んっふ。 ねぇお兄様? 私知っているんです。お兄様が切なげなお顔をする理由。 キスをしているせいで、熱くなっていらっしゃるんですよね……股間が。 お兄様の男性の部分が反応しているの、私知っています。 もう子供ではありませんからちゃんと知っているんです……ですからそんなに意固地になって隠さないでくださいませ。